保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

絵本・「あかちゃん∞のうまれるひ」‘いのち’のお話

2005-06-16 02:30:49 | 京都情報
今の理論物理学の世界の推定では、
この壮大な宇宙にただ一つ、地球にのみ‘いのち’が
あるといわれています。
故に‘いのち’の観点に立てば、地球は宇宙の一部では
なく、地球は宇宙の存在目的だといえ‘いのち’も
宇宙の一部ではなく‘いのち’こそが宇宙の創造の
意志ともいえるでしょう。

この宇宙でただ一つの私達の‘いのち’とは、一体
何処から来て、どの様に生まれてきたのでしょうか?
この生命の起源と進化を辿ることは、人間有史以来の
最高のロマンです。

その‘いのち’を見つめ、描き続けてきた、
一人の女性が昨日、‘いのち’をテーマにした
絵本「あかちゃん∞のうまれるひ」を出版されました。

ペンネームは「たんぽぽ」。

亀岡市在住のその方は、生命がどのように
生まれ、どの様に進化して行くのかを
子どもにもわかり易い絵本で表現されて
おられます。

その題名が示す通り‘いのち’の誕生ともいえる
母体での有性生殖から話は始まり、生まれた小さな細胞が
幾多の分裂を起こし自らを進化させながら、ヒトに成長する
プロセスを、可愛いくやさしいタッチの絵で描かれています。

ヒトは最初、小さな小さな‘いのち’の誕生から
始まるが、凄い潜在的な力を秘めている存在なのです。
それが母体という大きな懐に抱かれて、進化することで
細胞が一人のヒトに成長し、母体から光を目指して
生まれ出してくる。

ヒトとは本来、生まれながらにして神秘とも
いえる進化の体験を経ており、誰もが無限の可能性を
秘めた‘存在’なのだという
ことをこの絵本は教えてくています。



私達は日頃、生まれてきた事や生きている事を
至極当たり前の事として、その神秘に深い目を
向けることを怠りがちです。

しかし、いくら近代科学技術が進歩しても
人間はこの‘いのち’を創ることは絶対に
不可能です。
近年流行りの遺伝子操作にしても、元から
ある‘細胞’の操作に過ぎず、決して
細胞を無の状態から創り出した訳では
ないのです。

ヒトにまで成長するこの遺伝子細胞は、
原始地球に‘いのち’が誕生する為、
全宇宙のあらゆる条件の一切が余す所なく
整い、必然的に誕生してきたといわれています。

まさに‘いのち’とは生まれるべくして生まれたのです。

そしてそれは単に原始地球の話ではなく
‘いま、ここ’に
私達の姿として実在しているのです。

9億年前の有性生殖以来、単細胞生物から多細胞生物へ
進化し、原始魚類から虫、鳥、畜類、サルからヒトへと
生物進化の絢爛たる‘いのち’の舞台。
その一つ一つのいのちに、創造の意志、宇宙の意志が
自己実現している姿が、ヒトを頂点にするこの地球上に
生きる‘いのち’の本真実だと思われます。

この絵本を見ながら、そんな壮大な‘いのち’の
ロマンにまで気を馳せてしまうはっちんです。


今回紹介した「あかちゃん∞のうまれるひ」という
絵本は新風舎から出版され、6月15日より
全国書店にて発売しております。

定価は1,050円(税込み)

書店にない場合は店頭にてご注文下されば
「お取りよせ」も出来ます。

*「あかちゃん∞のうまれるひ」の出版を記念して
  作者たんぽぽさんが描いた原画展を開催します。
  場所は亀岡市ガレリア・カメオカ子ども図書館横
  日時は7月22日(金)~26日(火)
     10時~18時まで。
  当日は絵本の紙芝居も行われます。
  ①11:00  ②2:00
  入場無料です。