保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

源八鮨(げんぱちすし)

2006-01-16 18:00:40 | シリーズ・京都を食う!
JR二条駅の前を通る千本通り沿いを北に上がると
東側に白抜きに黒文字で「源八鮨」と書かれた看板
が見えてきます。

このお店が昔からはっちん御用達の寿司屋さん「源八鮨」です。

週末や休日には満席状態が多く、京都でも人気のすし屋さん。

古い京都情緒ある木戸の門構えの上には「鉄火巻き」という
大きな電灯式の看板があり、この店「鉄火巻き」にかける
自信が窺えます。

店内はカウンター席が全15席で、こちらは地元の常連さん愛用の席らしく、
仕事帰りやなんと銭湯帰りの人まで気楽に立ち寄れる雰囲気です。

座敷席は1階に36席、2階には65席もある京都洛中でも大規模なお店です。
座敷席の充実は、お年寄りから子供まで家族で楽しく食事ができる雰囲気が
あり、小さな子供連れでもとても落ち着けて安心です。

2階には宴会用の座敷部屋もあり、周りを気にせず宴会できるのもいいです。


源八鮨の売りはすし一貫のボリュームと、それに比例しない
リーズナブルなお値段です。
といっても素材で妥協するこなく、自然の恵みを活かした
新鮮なネタで歯ごたえも十分です。


市バスのバス停案内放送でも「鉄火巻きの源八鮨前」といわれるだけあって、
源八の鉄火巻きは、太めに切ったあぶらののった鮪が
甘酢仕立てのシャリにすんなり溶け込み、上品な味わいがあります。

そして驚くのは一人前のボリュームです。
一巻きの鉄火が4本入っており、鮨桶いっぱいに広がります。



また、サイドメニューも充実しており、アサリの酒蒸しや鶏のから揚げなど
揚げ物から焼き物、酢の物、鍋もそろえてあり、
すしのほかの料理を楽しめるのも嬉しいところです。

京都の町衆に愛される庶民派のすし屋には違いないが、
その味付けとネタの新鮮さでは、高級すし店にも
ひけをとらない、人気店です。

住所 京都市中京区千本通出世稲荷下ル東側
TTel.075-841-2432 075-821-4948
車でお越しの方は、お店の斜め向かいの
100円パーキングを御利用下さい。

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源八鮨
営業時間 11:00 ~ 14:30 / 17:00 ~ 23:00
定休日 毎週木曜日(祝日と重なった場合第2水・木曜) 
席数 120名
座敷 有 105席
予約 ご連絡ください。
宴会 可

鉄火巻き 840円 盛り合わせ(10貫)900円、にぎり(10貫)1300円
かしわから揚げ450円、 串かつ400円 柳川鍋どじょう、はもなど800円~

シリーズ・京都を食う!

2006-01-16 15:25:48 | シリーズ・京都を食う!
私はっちんは無類のラーメン好きです。

京都に在住した27年間は、週に4~5回、また1日3食
ラーメン店を攻めまくる時もあり「京都のラーメン店で知らない店はない!」
と豪語したほどのフリークぶりでした。

そんなはっちんも亀岡で家庭を持って以来、ラーメン店めぐりから
遠退き、また近年の京都ラーメン店の乱立ぶりについていけない
感を強く抱くなどの理由から事実上引退したような形となっていました。

この現象はなにもラーメンに限られたことではなく、京料理やフレンチ、
スイーツなど、他の種類の料理店にも同じことがいえます。

久しぶりに京都の繁華街に出てみると、数年前に行き付けだった
お店がなくなっていたり、メニューを変えていたりして
食事のアテが外れ、戸惑うことが多くなったと感じます。

これは京都生まれ京都育ちの人間にとっては、
かなりのショックをともなう衝撃です!


京都は長きに渡り、独自の食文化を持ち、全国からお越しになる
観光客や京の町衆の舌に育てられてきました。

その分、伝統料理から庶民の味に至るまで、厳しい競争による
レベルの高い成熟度を確立しているとも言えるでしょう。

そんな日々進歩する京都のグルメを知らずに遅れをとっていては
‘もったいない!との気持ちの発露から、このカテゴリーを立ち上げた次第です。

自ら積極的に足を運び、自分の舌と感性で進歩する料理を味見し、
外食の楽しみを復活させようという試みが「シリーズ・京都を食う!」です。

なかなか、地理的、時間的、懐的な条件から、
歩みの遅いコーナーになる危険性をはらんでいる事を、
十分理解した上で、チャレンジしてみたいと思うので、
みなさん、暖かい目で見守ってくださいね~