散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

麻痺して締める

2016年08月13日 20時30分30秒 | 食べ歩き
狸小路を歩くものの、どの店も結構な客入りで、手ごろなところがない。



そうしているうちに、酔いも回ってきて、締めのものを食べて帰る気分になってきた。



ということで、某店へ。ポークカレー並盛にサラダセット(サラダ、味噌汁)をつける。



うっ、野菜を取りたかったのは分かるが、今見ると食べすぎだな。ちなみに、カレーがぬるくて、今一つだった。

お盆進行

2016年08月13日 19時29分37秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
確かやっているはずだよなと、バー「N」へ。お盆期間中の土曜日だったが、幸いなことに営業してくれていた。



1杯目は涼し気にアクアビットフィズ。香りも良く、スッキリ爽やか。



2杯目はジン+キルシュワッサー+GET27+レモンのカクテル。キルシュワッサーの味で、何となくにぎやかな感じ。



3杯目はちょっと珍しいグレンリベットサイファーを飲んでみる。作り方非公開のグレンリベットらしいが、一番スタンダードな製品に比べると、ぐっと甘味があって、かつ複雑な味。これはモルト好きでも、十分楽しめるのではなかろうか。



1件目の日本酒が効いてきて、3杯で終了。

北海道大箱居酒屋(6)訳あってちょっと贅沢

2016年08月13日 18時23分17秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日はお盆日程ということもあり、個人店ではなく大箱居酒屋を目指す。ずいぶん昔に行ったことがあるような気がする居酒屋「Y」へ。開店早々の1番客になってしまい、カウンター席の端に座る。ちゃんとカウンター席もあるので、一人客でも大丈夫である。

今日の暑さだ。まず1杯目はビール。通しはイカ刺しのわさび漬け和え。わさび漬けの苦手な私だが、これは何とか食べられた。



まずは「本日のおすすめ」から、私には珍しい生本マグロ中トロを注文。私は普段、白身や貝類が好きだと言って、中トロなどを頼まないが、それは値段が高いからである(いや、白身や貝が好きというのも本当だが)。今日はまあいいかと思い切って注文だ。



おっと、これはなかなかよさそうな中トロだ。1切れ食べると、もちろん冷凍していない舌触りの良さ、程よい脂が口全体に広がる。脂があるので、山葵も醤油ももっと多くつけてもよさそうだ。と思いつつ、これをビールで食べるのはもったいない。

マグロをもう少し取っておくことにして、「手間ひまかけてます!」のキャッチコピーが嬉しい、牛すじ煮込みを注文。



おお、これは素晴らしいぞ。ねっとりした牛すじ、コクのあるスープ。途中で一味を投入するが、これはなかなか手が止まらない。「北海道に良い煮込みなし」という私だが、こういう店も含めて探せば、まだいろいろあるのではなかろうか。

私の目の前ではテレビで高校野球をやっており、1ヒットで守備陣がてんやわんやとなり、3点が入った。高校野球が好きな向きには、居酒屋で見るテレビがたまらないだろう(私は興味が無い)。



よし、ここでマグロに合わせて広島の酒、雨後の月だ。結構大きめのぐい飲みに、受け皿まであふれんばかりの雨後の月。過去、最高新記録と思われるほどの酒が注がれ、これでマグロを食べる。たっぷりの山葵も花にツンと来ず、爽やかな香りである。



さて、何かもう1品頼もうか。本日のかま焼きというメニューがあるので、内容を確認してもらったところ、鮭のかま焼きらしい。それを注文し、さらに龍勢備前雄町をハーフ注文。先ほどの1合に恐れをなしての5勺注文だが、何とか常識的な量がやってきた。味はというと味はしっかりしているが、酸味もかなり強めで、食事には合いそうだ。



かま焼きがどどーんと到着。



焼け具合も非常によろしく、あちこちから取れる身も結構な量がある。これは良いかま焼きだった。

大箱居酒屋シリーズの中でも、なかなかおすすめの店であると思う。


20160813ギャラリー巡り

2016年08月13日 16時56分20秒 | ART
本日は資料館→道新→時計台→赤れんが→東急→大丸→紀伊国屋→大通→富士フイルム→三越→スカイホール→さいとう→市民の13か所。途中から、炎天下を長時間歩くギャラリーは無理だと、あきらめモードに。



■道新ギャラリー「佐藤仁敬 挿絵原画展」。中野京子「橋をめぐる物語」の原画展である。文章を含め、結構見入ってしまった。

■時計台ギャラリー「サッポロ未来展」。見ごたえのある作品が多かったが、次の小品が一番印象的だった。
谷地元麗子「障子のぞき」:ここに登場する猫の緑の目が素晴らしかった。

■道庁赤れんが「サッポロ未来展」。サハリンの招待画家の出品があったが(時計台ギャラリーでも)、イメージ通りに(そこそこ)重々しいロシア風絵画もあれば、アニメやコミックに影響を受けた作品、そしていわゆる現代美術作品と、バリエーションがあった。

■道庁赤れんが「歴鉄! ほっかいどう~トロッコから新幹線まで~」。建物を出ようとしてふっと左手を見ると、珍しいことに1階5号会議室で鉄道に関する展示が行われていた。



義経号、大勝号のヘッドマークなど(レプリカ)。



「国有記念写真帖」。鉄道が国有化されたときに、駅ごとに記念に撮影されたもの。写真は倶知安停車場だそうだ。



「車両表示板」「タブレット・キャリアー」「改札鋏」。「からまつ」は釧路―小樽間を走る夜行「普通」寝台列車、「北海」は函館―旭川間を小樽経由で走る特急(食堂車付き)、「天都」は興部から網走まで走るマニアック路線だった模様。しかし、カラマツトレインって、ここから取った名前なのか。



次は言わずと知れた「北斗星」のヘッドマーク。レプリカとは書いていなかったような気がする。



そして1970年(昭和45年)の新幹線鉄道網計画案。1970年って、結構、最近のような気がするのだが、函館―札幌―旭川―稚内、旭川―網走、札幌―釧路まで新幹線の計画があったとは! まあ、オイルショック前の話だからなあ。



なかなか、面白かった。

■東急催物場「東京写真月間2016特別企画展 矢野直美「人あかりの路」」。鉄道にまつわるものを明確に撮影するわけではないが、旅情を感じさせられる写真展だ。

■東急催物場「東京写真月間2016特別企画展 「青春18きっぷ」ポスター紀行」。駅や風景をまさにポスター向けに撮影したものより、旅をする女性の旅日記風に何十点かの写真をちりばめたものが、良かった。色々な街に行ってみたくなる。何のために旅に出たくなるかというと、私の場合「まだ見ぬものがそこにあるから」というのが強いと思う。



同じ催物場で古書販売(鉄道もの多し)と鉄道グッズ販売をやっていたのだが、鉄道好きって幅広くいるんだな。どう見てもそうは見えないお婆ちゃんらしき人が、グッズを必死に選別していた。

■さいとうギャラリー「夏まつり「虫展」」。気になる作家をメモ書き。
佐藤麗子「はるひ」:アゲハチョウか?
亀井由利「蚊柱」:赤地にかすかな緑の点。
阿地信美智「カフカか。」:虫に変身した男が。
水戸麻記子「異種格闘技」:子供とカブトムシが同サイズで対決。こうしてみると、人間の体はひ弱だ。

■市民ギャラリー「第62回高文連石狩支部美術展」。
佐藤楓華「ゆめ」:二人の女子高生の顔を描いた作品。立体感が妙に上手い。
北上彩恵「フルーツ山」:私はフルーツケーキが好き! と叫ぶ作品。こういう「山の日」もあるか。
吉野萌美「帆立貝の網焼き」:それに対抗して、私は帆立貝が好き!

寺山留菜「フルーツペンギンパラダイス」:スイカ、メロン、イチゴの模様をしたペンギン。ありそうであまりない発想。
高橋瑠衣「牛舎跡地」:手前に農機具、背を向けて歩く父。
鈴木沙弥「静観」:レストランの天井にある煉瓦と木材。視線の角度がいい。

佐藤里奈「晩夏」:夏空と手前の道路にしゃがみ込む子供。
西谷彩乃「左折」:現実世界と、サイドミラーの中に見える世界。札幌国際情報高校の作風はいずれも1画面内に2面性を持ち込んでいるところが上手いのか。
桑田佳凛「criticize」:中央に女性の顔、その上に虎と羊を配し、普通に「上手い」と言えるレベル。

高橋亮子「ライン」:円形の針金で形作った羊。体の中にもぐるぐる巻いた針金の物体が入っているのがなんかいい。
川島萌「至福」:音楽を聴く至福のシーンだが、体形と顔が少しデフォルメされているのは、マンガの技法と思える。
竹山玲太「勇姿」:木の歯車のようなものを集めた2本の脚。すっくと立っている。

ふう、燃え尽きた。

すかしてる

2016年08月13日 11時35分36秒 | 食べ歩き
この暑い中、本日の昼食はワンタンメンである(最近3食目)。開店早々の某店に行ってみる(イニシャルでも店名が分かってしまうので、特に秘す)。階段を下りていくと、こんな時間から結構な客入りである。しかも、開店直後のため、みんな待ち状態のようである。

さて、注文だが入口前に券売機があるので、それで購入する。しかし、券売機って本当にわかりにくいよね(年のせい?)。味は縦並び、具の変化は横並びとか、法律で決めてほしいものである(もちろん冗談だが)。

ということで、本日は清湯塩・ワンタンメンを注文。通常は清湯醤油、白湯塩とスープと味の組み合わせが決まっているらしいのだが、本日は入れ替えているらしい。ま、こういうのも後で分かったのだが、まあ、お疲れさまという感じか。

予定通りしばらく待った後に、ワンタンメンが到着。なるほど澄んだスープにかなり細い麺、器が丸っこいやつだな。具はワンタン(多分2種)、青梗菜、メンマ、鶏チャーシュー、豚バラ(柔らかボイル?)、揚げ葱、ゆず1片、というところか。



食べた感想だが、まずかなり脂っぽい。ラードではなくて、鶏油だろうから、口にべったりという感じでもないのだが。それからかなり塩気がキツイ。このくらいパンチのある方が後を引くという意見もあるだろうが、それにしても少しショッパイな。

私の座っているテーブルは全面ガラスで、ガラスを通して緑(天然じゃないと思うが)が見える。こういうすかした店にはもう合わない、年寄りの戯言としての感想であった。しかし、「次、○○」とか店員さんの打ち合わせの声が多すぎだよね、というのと、常連なのか業界人なのか知らないが、それらしい人とのベッタリ挨拶もどうかと思うけどね。