散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

天候が悪くなかった東京(11)

2018年07月07日 23時17分56秒 | 飲み歩き・東京
蒲田の東口に出て、居酒屋「S」にでも行こうかと思ったが、最近テレビに出たばかりのせいか、店内に待ち客がいる模様。並んで待つまではしたくなく、ここから迷走することになる。

またもや蒲田の西口にでて、バーボンロード付近をふらふら。よし、良くわからないが300円中華小皿料理の「S」に行ってみよう。何度か蒲田でこの手の店に行ったことはあるが、ここは初めてだ。

店内はあまり広くなく、カウンター席に座る。980円のちょい飲みセットがあるので、これにしよう。飲み物はウーロンハイ、つまみにピータン豆腐とレバニラを選択。

ウーロンハイを飲みながら待っていると、先にピータン豆腐が来た。真っ赤な見た目に驚いたが、そんなに辛いわけではない。ラー油に棒棒鶏のタレを合わせたような味で、結構旨味が感じられて、これはいい。


→しかし、タレを少々シャツに飛ばしてしまった…

続いてレバニラも到着。ちょっと油が強いが、多めのレバーに歯触り良く炒められた野菜、これが小皿(といっても、量はそこそこある)で出てくるのは実に嬉しいね。



飲み物は甕だし紹興酒を追加。できれば食べ物ももう一品と思ったが、腹一杯になってきた。ここは無駄な通しもないし、もっと腹の減っているときに本格的に来てみたいね。



店の人は中国の方のようだ。混雑前の時間帯は、親父さんとお手伝いの娘さん(小学校高学年くらい?)でやっている模様。土曜日とはいえ、家業の手伝いをするのは大変だな。

 

というところで、酒は飲めるがもう何も食べられない状況になり、夜に備えて買い物をしてから、ホテルに戻る。時間は何と17時、私も年老いたものだ。ということで、ここから満腹を抱えて、仮眠をとる。

19時過ぎに目を覚まし、シャワーを浴びるが、あまり腹が減らない。20時過ぎにそこそこの大きさの地震がある。ホテルの8階にいるので、ちょっと揺れも大きく感じられたかもしれないが、体感は震度3であった(ニュースを見ると、東京は震度3だった模様)。やはり地震は怖いね。

21時前になってから軽く一杯。つまみは豚しゃぶサラダと軽いものにしておいたが、なかなか箸が進まないなあ…。

 

ということで、ダラダラした後、24時頃に就寝。

天候が悪くなかった東京(10)

2018年07月07日 16時11分04秒 | 飲み歩き・東京
JR蒲田駅に到着し、時間は少々早いが1軒目は大衆居酒屋の「B」へ。カウンター一人客もかなりいるが、奥で宴会もスタートしている模様。1杯目はホッピーセット黒を注文。するとなぜか、氷だけの入ったグラスとホッピー黒が来る。セットというのは焼酎はついていないのだろうか…

流儀が分からず、「中をお願いします」と頼んだところ、「あれ? 焼酎入っていませんでしたか」とのこと。間違いだというのは分かってほっとしたが、しかし飲み屋で焼酎入れ忘れるかね?



つまみは鯵なめろうでスタート。まだ時間が早いので、いきなり沢山の注文は避けておこう。なめろうはすぐにやって来たが、作り置き感が強い。



焼酎のお代わりをして、カシラ、しろを注文。ちょっと時間はかかったが、こっちの焼物はまずまずいいね。



全体に今一つのところもあり、これで終了。蒲田にも有名立ち飲み店(初日に行った「D」、多店舗展開を進めている「V」など)がどんどん進出しているので、何か特徴が無いと危ないかも。


天候が悪くなかった東京(9)

2018年07月07日 14時06分30秒 | ART
■東京都美術館「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画」。私が入った時は待ち行列がほぼなかったが、帰りはチケット売り場に100人以上の人が並んでいたと思う。明日で会期が終了となるせいか。

ジャック・ド・ラジュー「狩猟後の休息」:ブランコに乗る女性が描かれており、ブーシェ的だ。
ウジェーヌ・ルイ・ガブリエル・イザベイ「ムーア式の入口」:建物の間にある馬蹄形の入口で、これは異国風味を醸し出している。
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー「夕暮れ」:夕日を浴びる二人が小さく描かれており、実にうまい。

ギュスターヴ・クールベ「水車小屋」:古典的な画を見てきて、ここにたどり着くとやはり驚かされる。これは須田国太郎ではあるまいか。
ギュスターヴ・クールベ「山の小屋」:今度は絵の具のテカりが、岸田劉生だ。
レオン=オーギュスタン・レルミット「刈り入れをする人」:今度はぐっと写実、いやリアル画に近づいてきた。

ピエール=オーギュスト・ルノワール「庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」:雰囲気は傑作なんだが、これはちょっと描写が荒っぽい感じだ。
ルイジ・ロワール「パリ環状鉄道の煙(パリ郊外)」:横3メートル近い巨大な作品。全面、茶とグレーで描かれているのが、都市的であり、当時からすると未来的だっただろう。
エドゥアール=レオン・コルテス「夜のパリ」:都会の夜が描かれるようになったのも、照明ができてからの話である。

アルベール・マルケ「パリのサン=ミシェル橋」:ついに20世紀に突入。橋の上を走っているのは電車だろうか。
クロード・モネ「草上の朝食」:都市に住むからこそ、娯楽で田舎にピクニックに出かけるのである。遠見に上手いのだが、顔は意外と下手だね。



ポール・セザンヌ「ポントワーズの道」:描かれているものは普通の風景なのだが、セザンヌの画って、どっか変だよね。
アンリ・マティス「ブーローニュの森」:マチス、良いねえ。樹木を黒や灰緑色で描いているのだが、この人の色使いはなかなか思いつかない。
モーリス・ド・ヴラマンク「小川」:おや、セザンヌっぽいぞ。この人も若いときはいろいろ真似してると思う。

パブロ・ピカソ「庭の家(小屋と木々)」:家も塀も出ているのか引っ込んでいるのかわからない描き方。ピカソの作品としてはいい方だと思う。
ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め」:セザンヌのサント=ヴィクトワール山を描いたものは何点か見ているが、その中での最高傑作。力強さ、抽象といってもいい造形に圧倒される。最晩年の作品とのこと。
アンドレ・ドラン「岩の間の小道、ソセ=レ=パン」:ドランに風景画のイメージってなかった。岩と松が力強い。

モーリス・ドニ「ポリュフェモス」:この人の色使いも、ちょっと思いつかない。
アンリ・ルソー「馬を襲うジャガー」:馬の顔が見えているので、むしろ馬が勝っているかのように見える。



日本では多い、そんなにテーマ性があるとは言えないよなという展覧会だったが、いくつか素晴らしい作品を見ることができたので、満足した。この後、大物展覧会を見る気が薄くなり、東京都美術館で無料の展覧会をいくつか見る。

国立西洋美術館の「ミケランジェロ」はあまり見る気がしないしなあ。一応、上野の森美術館の前を通ったら、「ミラクル・エッシャー展」は入場まで30分待ちとのことで、迷いなく断念。上野から蒲田に移動する。ふー、疲れたよ。

天候が悪くなかった東京(8)

2018年07月07日 12時03分50秒 | 食べ歩き
さて、ちょっと腹が減ったので、食事に行こう。一応、東京藝大の学食を見るが、やはり土曜日は休み。その先へちょっと歩き、前回も来たファミリーレストラン「D」へ。

夜のことを考えて、量的には控えめに、ハイボールとローストビーフとケールの24品目彩りサラダを注文。しかし、こんなものを頼むとは、私も変わったものよ。



サラダはローストビーフはまあまあ。豆などが入っているため、食感に変化があり、まずまず満足した。





ここから戻り、「黒田記念館」に立ち寄ってから、東京都美術館へ。

天候が悪くなかった東京(7)

2018年07月07日 11時33分23秒 | ART
8時半になり、ホテルを出発。何となく今日は湿度が高く、少し暑くなりそうな予感だ。JRの蒲田駅に向かい、上野に移動。まずは東京国立博物館だ。

■東京国立博物館「縄文」。
「微隆起線文土器」:紀元前11000年~7000年頃の縄文時代(草創期)のものからスタート。
「漆塗彩文鉢形土器」:紀元前4000年~3000年にして、漆の文様がくっきり。
「磨製石斧」:これは石斧から想像されるものをはるかに上回る素晴らしい造形。「聖剣(by 風魔の小次郎)」といってもいいくらいかも。ちなみに実用品というよりは、威信財とか儀器らしい。

「硬玉製大珠」:胸飾りになったもの。ヒスイの緑の部分が光を通す出来栄え。
「火焔型土器・王冠型土器」:新潟県十日町市から出土したものだが、12個並んだ縄文土器は素晴らしい迫力だ。
「深鉢型土器」:1mはあろうかというド迫力の土器。このサイズのものが結構あった。

「注口土器」:茨城県椎塚貝塚出土のもの。このかっちりした造形は、文化・文明の存在を認識せざるを得ない。
「火焔型土器」:新潟県笹山遺跡出土の国宝。いわゆる一番有名な火焔型土器である。しかし、沢山の土器を見ると、これが特別に個性的で洗練されていることがよくわかる。



「土偶縄文の女神」:「ゴッドバードチェンジ!」という造形。この他に国宝は「合掌土偶」「中空土偶」が出品されていた。



「土偶」:もっとも初期の土偶はトルソーというか頭も手足もなく、2~3センチくらいのサイズなのだ。
「板状土偶」:端の方に穴が4つ開いているのだが、これが顔の始まりらしい。
「ポーズ土偶」:左手を胸に当て、顔は何となくネコ顔。不思議な造形だ。

「しゃがむ土偶」:しゃがんで両腕のストレッチをしているかのようだ。
「土偶頭部」:耳が写実的なところから、仮面をかぶったものらしい。全体に土偶は仮面をかぶっていると思えば、普通の顔がないのも納得できるのかも。
「山形土偶」:手足を力んでそらせた、かわいらしい形。

「みみずく土偶」:みみずくというより、サザエさんのようなフォルムである。
「遮光器土偶」:つがる市出土の一番有名なもの。なぜ写実に行かなかったのか。魔術的な力を持たせるための造形なのだろうか。
「遮光器土偶」:宮城県大崎市出土の壊れた部分のない遮光器土偶。こんなのがあったのか。

「顔面付壺形土器」:弥生時代中期にして、縄文の名残。面白いなあ。
「土面」:岩手県一戸町出土の「鼻まがり」といわれるもの。苦悶か滑稽味を表していると想像されているもの。
「土面」:千歳市出土の北海道唯一の土面だとか。リアルな造形なので、デスマスクだと思われているとのこと。

「顔面把手付深鉢形土器」:深い鉢は豊穣さから、女性を象徴しているようだ。
「子抱き土偶」:横座りをして子供を抱いている、ごく自然な造形。
「手形・足形付土製品」:死んだ子供の形見という説もあるようだ。

「動物型装飾付浅鉢形土器」:矢印型が描かれているのは魚らしい。ここまで動物の形が全然なかったが、やっぱり作られているようだ。
「動物装飾付釣手土器」:猪かムササビ(かなり違うが…)と思われているらしいが、現在の目で見ると豚に見える。豚はこの時代まだいなかったのかな。
「猪形土製品」:親子の像が展示されていたが(出土は別)、子供の方は猪がいない函館から出土されているらしい。交易の存在が想像される。動物はこのほか、鳥・猿・熊などがあった。

「巻貝形土製品」:洗練された造形。これは美術品的である。

全体に「縄文」から思い浮かべるものより、はるかに幅広い展示がされていた。さすがに東博が開催する展覧会である。また、同じような「火焔形土器」といっても一つ一つ違いがあることが、大量に見ていく中で分かってきた。工業製品というより、作品という性格が強いようにも思ったが、果たしてどうだろうか。



ところで私は私服を持ってくるのが面倒だったので、ワイシャツを着ているのだが、この格好でモノキュラーを持ち、メモを取っていたところ、学芸員さんと間違われ、「この土器なんですが…」と質問されてしまった。何とか答えられればと聞いていたのだが、無理だったので「すみません、私、素人なんですが…」と白状することになった。先方からすると「早く言え!」という感じだったかもしれない。

■東京国立博物館「常設展」。いつもの通り、足早に本館常設展を見ていく。
伝菱川師宣「風俗図巻」:踊る女性達の姿が、何とも素敵だ。

 

「四天王立像」:文化庁所有、14世紀のもの。

 

 

国宝「和歌体十種」。


天候が悪くなかった東京(6)

2018年07月07日 08時03分04秒 | 食べ歩き
昨日はそれほど早く寝たわけでもないが、5時起床。今日の東京は、天気はあまり悪くないみたいだ。関西から九州にかけて大変なことになっているのに、個人的にはありがたいことだ。

朝食は昨日購入しておいたわかめラーメン(35周年なのでわかめ3.5倍)というもの。こんなの買うなんて、昨日は酔っていたんだなあ。





食べてみると、迷惑なくらいにわかめがあり、麺の食感が分からないくらいだ。途中からわかめをまとめて片付けてから麺を食べたが、ちょっとやりすぎ商品だな。


→わかめの下から麺を引っ張り出してみたが、そうでもしなければ一面わかめなのだ。