散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

年内最後の買い物など

2019年12月30日 14時30分14秒 | 食べ歩き
今日は所用があり、午前中から外出する。

まずは普段来ているのがヨレヨレになってきたので、コートを購入。東京出張の事も考えて、インナーが外せる3WAYコートである。洋服店のチラシはがきを持っていったら、いきなり半額になったので、ちょっと驚いた。服の値段ってあって無いようなところが好きではない。

その後は年内最後の外食ということで、イタリアンの「TI」へ。今日は昼から一杯やるかと思っていたのだが、どうも適切な店が思い浮かばなかった。蕎麦屋さんは忙しそうだし、最後の砦、サイゼリヤ(無くなったので名前を書いてしまおう)も無くなったし。で、何となく思いついたのがこの店なのである。

普段はランチメニューがあるが、今日は無いとのこと。それはそれで自由なオーダーが考えられるな、と前向きにとらえてメニューを見る。よし、単品・おつまみ的な注文が決まった。最初はなみなみグラスワイン(赤)にしよう。飲み放題もあったのだが、さすがにそれはいかがなものかと…。



1品目はアフェッタートミストという、モルタデラソーセージ(ピスタチオ入り)、生ハム、ミラノサラミの盛り合わせから。これだけの量があれば、つまみには十分。赤ワインとの相性も良い。



続いて、ローストビーフの山盛りサラダ。これハーフサイズがあったのでそれを注文したのだが、持って来た皿を見て「あれ、ハーフって言ったのにフルサイズ持ってきちゃった?」と思ってしまった。写真で見るとそうでもないが、ローストビーフも7~8切れと食べごたえがある。つい、なみなみワインをお代わり…。



前菜的な2品を食べ、もしまだ余裕があればと思っていたが、腹一杯になってしまい勘定をしてもらった。



この後、年末スペシャルでマッサージに行き、全身もみほぐしをしてもらう。少々ぐんにゃりして帰宅。後は終日読書をして過ごす。あ、通帳の記帳をしようと思ったのをすっかり忘れてしまった。

2019年のアート(作品部門)

2019年12月30日 08時35分57秒 | ART
続いて、2019年で気になった作品を列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が見た時期が後になっているはず。

生頼範義「HOPE MY WAY」
橋本宣彩他「鳥取池田家11代図」
島根県立古代出雲歴史博物館「日本最多358本の銅剣」
島根県立古代出雲歴史博物館「銅鐸」
島根県立古代出雲歴史博物館「日本最多16本の銅矛」

エドゥアール・マネ「フォリー=ベルジェールのバー」
カラヴァッジョ「聖アガピトゥスの殉教」
「孔雀明王像」
「婦女遊楽図屏風(松浦屏風)」
塩田千春「集積・目的地を求めて」

TAKASHI「湖上の山脈」
東山魁夷「唐招提寺御影堂障壁画 山雲」
東山魁夷「唐招提寺御影堂障壁画 濤声」
ナイジェル・コーク「セイレーン」
伴百合野「拘束の歴史II」

ジョン・エヴァレット・ミレイ「滝」
エドワード・バーン=ジョーンズ「赦しの樹」
東寺「降三世明王立像」
岩佐又兵衛「小栗判官絵巻」
伝土佐光則「源氏物語図画帖」

鈴木隆「雪の風」
ムンク「絶望」
千葉蒼玄「鎮魂と復活 オーロラ(昇天)」

さて、この中から、今年のベスト5は以下に決定。

■エドゥアール・マネ「フォリー=ベルジェールのバー」
バー好きの私にはたまらない作品。この画を正面先頭で見るために並んでいる間、バーカウンターで順番待ちをしているような気になって来た。そして、つまらなそうに酒を作っているこの女性をどうにかして笑わせたい。そんな妄想の浮かぶ名作。

■カラヴァッジョ「聖アガピトゥスの殉教」
西洋の「慧可断臂図」か! 衝撃のシーンを画にとどめた。

■塩田千春「集積・目的地を求めて」
素晴らしい展覧会の中でも、最も気にいった作品。私の中で「旅」(いや、それを含めた人生なのか)と言えば、この作品になるだろう。

■ジョン・エヴァレット・ミレイ「滝」
ラファエル前派展から、宝物のような精密な小品を選定。

■エドワード・バーン=ジョーンズ「赦しの樹」
こちらもラファエル前派展から、悪夢のような大作を選定。いやー、恐怖映画のエンディングだってば。

2019年のアート(展覧会部門)

2019年12月30日 08時16分00秒 | ART
さて、恒例の1年を振り返るアート関係の記事。まずは2019年で気になった展覧会を列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が時期が後になっているはず。

道新ギャラリー「王朝継ぎ紙研究会 北海道初作品展 よみがえる平安の和紙装飾」
北のモンパルナス「松本五郎・菱谷良一 無二の親友展」
松涛美術館「日本・東洋 美のたからばこ」
プラニスホール「生頼範義展」
鳥取県立博物館「殿様の愛した禅 黄檗文化とその名宝」

島根県立古代出雲歴史博物館「常設展」
東京国立博物館「文化財よ、永遠に」
北海道立近代美術館「カラヴァッジョ展」
αプラザ札幌「写真家 北山輝泰 作品展 TRAVELLER ~世界の星~」
東京都現代美術館「MOTコレクション ただいま/はじめまして 第2期」

東京都美術館「コートールド美術館展」
SCARTS「鈴木康広 雪の消息|残像の庭」
東京都美術館「伊庭靖子展 まなざしのあわい」
札幌芸術の森美術館「テオ・ヤンセン展」
北海道大学総合博物館「SPレコード鑑賞会」

横浜美術館「原三渓の美術 伝説の大コレクション」
サントリー美術館「遊びの流儀 遊楽図の系譜」
森美術館「塩田千春展 魂がふるえる」
東京ステーションギャラリー「メスキータ」
東京国立博物館「奈良大和四寺のみほとけ」

市立小樽文学館「いまプロレタリア芸術が面白い! 知られざる昭和の大衆文化運動」
小樽市民ギャラリー「小樽写真研究会 堂堂展Vol.28 企画展Deep 張碓 銭函 見晴 星野 桂岡 春香」
江別セラミックアートセンター「小森忍・河井寛次郎・濱田庄司-陶磁器研究とそれぞれの開花-」
北海道立近代美術館「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」
北海道立帯広美術館「タグチ・アートコレクション 球体のパレット」

大丸美術画廊「野原邦彦空想スイマー」
札幌芸術の森美術館「砂澤ビッキ 風」
小樽芸術村「浮世絵コレクション展第1期 小林清親「光線画」を中心に」
ギャラリーエッセ「大嶋美樹絵自選展~其処は此処ですII~」
MOAアートホール北海道「藤林峰夫 木版画作品展」

パナソニック汐留美術館「ギュスターヴ・モロー展」
三菱一号館美術館「ラファエル前派の軌跡」
東京国立近代美術館「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」
東京国立博物館「国宝東寺 空海と仏像曼荼羅」
東京国立博物館「両陛下と文化交流 日本美を伝える」

SCARTSスタジオ「川上りえ個展 Landscape Will 2019」
SCARTSコート+スタジオ「Nameless landscape」
ギャラリーレタラ「鈴木隆展」
北海道立近代美術館「生誕70年・没後40年記念 深井克美展」
CAI02「伊藤隆介ゴーストワールド」

MOA美術館「リニューアル3周年記念名品展第1部 国宝「紅白梅図屏風」」
ヴァンジ彫刻庭園美術館「常設展」
静岡市立芹沢銈介美術館「芹沢銈介の収集ー世界の仮面と衣装ー」
札幌市資料館「李征穆 The reflection of Naked Face」
SCARTSコート「ワビサビはどこから来たのか? ワビサビは何者か? ワビサビはどこへ行くのか?」

大通美術館「大地/開墾2019 楢原武正展」
東京都美術館「ムンク展」
三菱一号館美術館「フィリップス・コレクション展 A MODERN VISION」

さて、これらの中から、今年のベスト5を選定してみた。

■島根県立古代出雲歴史博物館「常設展」
銅剣、銅鐸、銅矛と圧倒的な物量。衝撃の大量国宝に遥か昔の出雲を思うのであった。

■東京都美術館「伊庭靖子展 まなざしのあわい」
絵画の何たるかを考えさせる展覧会。動画で立体視をさせる映像は非常に興味深かった。

■森美術館「塩田千春展 魂がふるえる」
何と言っても今年のナンバーワンと言ってしまって良いだろう。緻密な構成力と鑑賞者の様々な感情をかき立てる情緒的な部分が両立している展覧会である。正直な所、作者の方をよく知らずに何となく行ったので、幸運だったと思う。

■東京国立博物館「国宝東寺 空海と仏像曼荼羅」
東寺で曼荼羅勢ぞろいを見たことがあるのだが、明るくて、仏像を全方向から見られるというありがたみ(と同時に少し感じる味気無さ)がある。

■静岡市立芹沢銈介美術館「芹沢銈介の収集ー世界の仮面と衣装ー」
展覧会というか、美術館として素晴らしかった。コレクションの物量もあるし、芹沢のデザインセンスはかなり好きだ。