散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか北九州(16) 門司へ

2015年09月20日 10時49分16秒 | ART
今回の旅行も4日目。シルバーウィークに突入したため、突然ホテルの宿泊客数が増えた。前日は落ち着いて食事が取れたのだが、本日は大混雑である。それでも、奥の方の座敷席が空いていたため、そちらで新聞を読みながら朝食。



内容は昨日とさほど変わらず、きのこご飯、豚汁あたりが入れ替わったところか。そういえば今回、フルーツビネガードリンクというのを毎朝飲んだが、なかなか朝食には悪くないものであった。

さて、今日は門司方面へと向かう。



電車に乗ることわずか、門司港駅へ到着。



門司と言ったら、美術に関心のある人にとっては、まず出光美術館(門司)だよね。

 

ところで、現在、出光美術館(門司)は改装工事中で、旧大阪商船2階に間借りしているのである。なので、本来の出光美術館(門司)は見ることができず残念。間借りした部屋もあまり広くはなく、見通しの効く一室の展示であった。

さて、現在やっているのは「やまと絵と水墨画」と題した展覧会である。

狩野守供「四季花鳥図屏風」:厳しい寒さと新緑を表現した六曲一双の屏風。緑と赤の色彩が非常に良く残っている。
作者不詳「酒呑童子絵巻(下巻)」:鬼が酒を飲みすぎたオジサンのような顔になっている。女性の着物が奇麗。
古伊万里「色絵縞文角徳利」:茶色、緑色、朱色など斬新な色使いで斜めに縞模様を入れた徳利。
古伊万里「色絵菊花文輪花鉢」:4種の紋様を4回つないで花の形を作り出しており、賑やかだが下品ではない。

私が見に行った時、ちょうどカメラ(TV?)が入り、展示作品の撮影をしていた。「日曜美術館」のアートシーンに私の後ろ姿が登場したりしないものだろうか。



ところで、わたせせいぞうも北九州出身だったようで、同じ建物に展示コーナーがあった。このお方の作品「ハートカクテル」だが、ちょうど私の学生時代と連載時期が重なっていたのだが、あまりにも縁遠い世界だったので完璧に無視していた記憶がある(当時の私は恐ろしいほどマンガを読んでいたのだが)。



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