散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

道みんの日(2)

2017年07月17日 10時54分46秒 | 食べ歩き
苫小牧市美術博物館から苫小牧駅へと向かう。雨が気になりながらも、途中の「K」で昼食。この後、数時間、列車に乗りっぱなしになるためやむを得ないのだ。

店に入ってメニューを見る。うーん、前回来た時のお得な朝食セット(11時まで)は無くなったのか…。やむを得ず、通常メニューからロースかつ定食を注文。まだ時間も早いし、ボリューム少な目の朝食で良かったのだが…



ということで、ロースかつに豚汁(かなり脂分多し)というヘヴィなメニューを何とか食べきった。

しかも具合の悪いことに、雨が本降りになって来たではないか。

 

しかもかなり大きな雷の音が聞こえる。

道みんの日(1)

2017年07月17日 10時31分15秒 | ART
7月17日は道みんの日なのだそうだ。何となく人を小馬鹿にした感じの名称だが、正式には「北海道みんなの日」というらしい。これまた、子供だましの名称に思えるが、まあ、それはどうでもいい。

この日を記念して、JR北海道が「道みんの日・日帰り周遊パス」を発売したのである。これは3000円でJR北海道と道南いさりび鉄道の普通列車(快速含む)普通車自由席が乗り放題になるというものだ。この切符は乗車可能な当日購入はできず、前売りに限る仕組みになっている。私はワクワクしながらこれを購入し、さてどこに行こうかと考えた。

しかし、しかしなのである。「行ったきりなら幸せになるがいい~」じゃなくて、行くだけならばかなりのところまで行けそうなのだが、札幌に戻ってくる前提だとすると、函館、釧路、北見、稚内などすべて無理なのである。それはおろか、バス代行になっているため帯広の往復すらできないのだ。いや、それは嘘だった。今調べると帯広に1時間17分滞在で、行って帰ってくることができる。しかし、それが何になるだろう。

ということで、少なくとも一日散歩きっぷの圏外には行ってみようということで、旭川に行くことにした。さすがに旭川に行くと、かなりの時間を有効に使うことができる。いや、こうなると、あそこにも行けるな…

ということで、早朝、恒例の琴似駅からスタート。



まず最初に到着したのは苫小牧駅である。



そう、今日は企画展「NITTAN ART FILE2:クロスオーバー」展の最終日だったのである。



■苫小牧市美術博物館「NITTAN ART FILE2:クロスオーバー」。
千代明「Work no.20 2016」:平面作品なのだが、奥行きの感じられる驚きの作品。ペイントの流れが龍にも見える。
佐竹真紀「Pivot」:王子製紙の煙突を中心に360度全方位から撮影した写真をビデオ作品にしたもの。横の小さめの煙突が回転して見えることから、いろいろな方向から撮影していることが分かる。また「≪Pivot≫制作のための撮影ポイント」という資料展示もあるので、こちらを見ても、ぐるっと周囲から撮影したことが分かる。苫小牧の街のシンボルが王子製紙の煙突ということを端的に表しているように思える。

中坪淳彦「都市の記憶」:映像資料「昭和40年代の苫小牧」を編集し、静かな音楽をつけた作品。不思議なリリカルさを感じながら見ることができるのだが、決してあの時代は美しいだけの時代ではなかった(と、昭和40年生まれの私は思う)。自動車の前後を無造作に人間が横断しているあたりが、昨今とは違った感覚を表現している。
加藤広貴「トマコマイ」:飛行機から見たような苫小牧の上空からの眺めを画にした作品。青い海がまぶしい。
加藤広貴「バべリング」:周囲はどことなく懐かしさを感じるような低層の都市なのだが、中央に細く高く伸びるビル。これがバベルの塔を暗示させるモチーフなのだろう。どこまでも高く伸びるのか、いや最初から限界があるのは分かっているのだ。

加藤広貴「10本足の舟」:これも舟の形に、余りにも細く崩壊を予感させる足がついた乗り物。滅びへの感覚だと思う。
松井紫朗「手に取る宇宙-アチラトコチラin苫小牧」:宇宙空間をイメージさせるオブジェの中に入り、また逆側の入口から入ってオブジェを外側から見ることができる作品。クラインの壺というか、世界の内と外を感じさせる作品だ。

最後に、前回来訪時も見た松井紫朗「Channel」。中庭にある3方向に向かった伝声管という感じの作品だが、ちょうどカラスがその上を歩いていた。もちろんの事、管を伝わって「カツカツ」というカラスの足音も聞こえる。当初の作品イメージを超えた一瞬であった。



現代美術の展覧会でありながらも、苫小牧で開催するということの意義をきちんと持っている展覧会だったと思う。

それにしても、私の前に入って、撮影禁止の展示室内でフラッシュをつけてバンバン撮影していた子供の親は即座にこの世から消滅してほしいと思った(子供は単純に無知なだけだから仕方がないと思う)。私の願いがかなったせいか、そいつらはあっという間に展示室からいなくなっていたのが救いだと言えるだろう。

さて、見終わって外に出ると、雨が降ってきた。傘は持っているものの、駅へ急ごう。


突然の大雨

2017年07月16日 14時03分07秒 | 食べ歩き
今日は所用があるため出かけようと思っていたが、かなりの大雨がやまない。昼前になっても小降りにならないので、諦めて外出。まずは昼食をということで、ステーキ&ハンバーグの「M」へ。雨のせいか客が少ない。

ステーキは両手を使わないと食べられないので、ハンバーグにしよう。最初にサラダとスープを取ってくる。サラダにはオイル無しのオニオンソースをかける。スープは牛の端っこが沈んだ、牛すじのコンソメか。



メインのハンバーグが到着。写真写りが悪いが、左上のタラコのようなものは赤いパプリカ、右上の白い物体は白いコーンである。ハンバーグそのものはかなり熱々で、まずまずの味であった。



しかし残念ながら、食後のアイスコーヒーがいまいちの味だ。

外に出るも、まだ雨は降り続いている。この後、床屋さんに行って、終わったころになってやっと雨が上がる。



その後は図書館に立ち寄ってから帰宅。せっかくの連休だが、昨日、今日と大人しく過ごしているのだ。

20170715最近読んだ本

2017年07月15日 23時57分21秒 | 読書
■「エマは星の夢を見る」高浜寛、Emmanuelle Maisonneuve、Julia Paviowitch
ミシュラン調査員になった主人公の物語。分かりやすいし、面白い。当たり前だが、とても優雅にできる仕事ではない。

■「「ポスト真実」の時代」津田大介、日比嘉高

■「O.tone vol.105」
カレー以外の辛いもの特集。「創作の庭」では経塚真代の「本の窓から消えていく」がピックアップ。

■「酒場人vol.3」

■「アート×テクノロジーの時代」宮津大輔
継続的に作品を送り出すための”会社化”という手段はあると思う。

■「レモンハート32」古谷三敏

■「≪バジス≫の帰郷 ペリーローダン548」ヴルチェク、シドウ
悲しいまでのポルレイターの勘違いっぷり。本当の事に気がついたら、種族ごと自滅するのではあるまいか。それはさておき、ついにローダンがコスモクラートのリングを入手。人類側の反転攻勢か?

以下、図書館の2冊。
■「ぺトロ」今野敏

■「博士の本棚」小川洋子

20170715ギャラリー巡り

2017年07月15日 16時10分02秒 | ART
本日は三越→さいとう→スカイホール→4プラ→富士フイルム→大通→大丸→市民→HUG→コンチネンタルの11か所。暑さで力尽きた。

■さいとうギャラリー「花展」。かなりまともに花を描いている人が多かったように思う。
亀井由利「華」:青地に赤と緑の華。色彩のセンスがいつも光る。
澁谷美求「7月の花」:彼女の得意な紺色をベースに、黄色、オレンジ、赤の花が普段とは違った色彩を添えている。

■4丁目プラザ「DOCCHIRAKE!」。これはポルトギャラリーの「北翔大学美術作品展 芸術メディア学科 芸術学科」に出品していた人だな。作品を見て気がつくのだから、なかなか独創的なのかもしれぬ。

■市民ギャラリー「モダンアート協会北海道支部展」。
芦川洋「N42.6の道標」:草原に錆びた扉が斜めに落ちている風景を撮影した写真。これ、いいね。

■市民ギャラリー「『北の海』厚田アクアレール水彩画展 受賞作品特別展」。いずれも相当達者な描き手だと思う。
越智紀久張「光明射す」:海と空、雲に隠れた太陽の逆光が印象的な作品。
清水克美「いかつり船(知円別港にて)」:写実的に船と港を描いた作品。
湯藤美恵子「なにか……きっと……」:石狩の海岸と高い空。
福田隆義「冬枯」:朽ちた建物と馬橇を描いて、静かなる廃墟という感じ。

■HUG「淑明女子大学校・北海道教育大学 学生美術交流展2017」。
藤原千成「太陽の椅子」:2m弱の丸太状のものが配置され、その下部に卵形の穴が開き、そこから光が漏れている。中が見えそうで見えない、非常に気になる作品だ。
中村まり子「桃色の植物」:ピンク色で子供のように見えるが、これが植物なのか。マンドラゴラかもしれないね。

■コンチネンタルギャラリー「第58回北海道版画協会展」。
石川亨信「西郷」:文様はほぼなくなり、作品の純度が増したように見える。色彩のある長方形の上部だけが枠外に突き抜けているのが破調でいい。
藤林峰夫「炭鉱(やま)の記憶」:端島(軍艦島)を描いた作品はなかなかの風格。
ナカムラアリ「Shadow play(影絵遊び)NO.4」:ウサギと蛇だろうか、いや手と足そのものにも見える、面白い作品。
兼平浩一郎「窓からの眺め」:ワイパーで窓をぬぐったような見え方。

しかし、大丸画廊も月間の展示予定表を作るのをやめたのかな。経費節減、世知辛いですなあ。

やむを得ない

2017年07月15日 12時37分36秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は出かけるしかなかったので出かけてはみたものの、容赦のない暑さである。できる限り日陰を、なるべく急がずに歩いているのだが、日陰のないタイミングと通りもあるのだ。



今日はやむを得ないんじゃないかな。



完全に昼時なのだが、こんなことをしても。



くぅー、しみわたるね(水分補給にはなっていないが)。選べるつまみからは大物、鶏の醤油漬けを選択する。この4切れを、わさび、一味、山椒、海苔わさびで味の変化をつけながら食べるという、高度な技を駆使してみた。



甘辛で美味い。それにはこれ、日本酒飲み比べだよね。



いよいよ持って、脱水症状を進めているような気もするのだが、まあ今日は水分補給用に烏龍茶も持ち合わせているからね。

最後は当然のことながら、冷たい蕎麦でしめる。しかし、この蕎麦はちょっと短すぎて、食べにくかった。



また、ゴマの容器からゴマをこぼしてしまったのは痛恨のミスである。どうも申し訳ありませんでした。

連休突入

2017年07月14日 18時08分26秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日は午後からセミナーのため外出。私の本業からはちょっと外れたセミナーだったか。しかも、冷房が異常に効きすぎていて寒い。私は真夏でもスーツを着ていく意地っ張りさん(←誰だそれ)なのだが、他の人はほとんど半そでワイシャツ。かなりこたえたことだろう。

セミナー中は「終わったら熱燗かな?」くらいの気持ちだったのだが(本当に)、外に出てみたら、そんな訳がない。久しぶりに「BC」に行き、スパークリングワインとおつまみ3点のセット。



つまみはいわしと茄子の燻製、きのこのキッシュ、スパイス風味鶏だったかな。もう一杯爽やかな白ワインを飲んで終了。バスで帰ったが、立ち客も出るという満席状態で、ややげんなり。

今日は早く寝よう。

20170713最近読んだ本

2017年07月13日 23時15分57秒 | 読書
■「プロレスを見れば世の中がわかる」プチ鹿島
トランプはプロレスに学んだ、馬場さん=タモリ説、等。

■「漫画家接待ごはん1」瀬口たかひろ

■「白熱光」グレッグ・イーガン

以下、図書館の5冊。
■「上京十年」益田ミリ

■「ティファニーで昼食を」七尾与史

■「裏が、幸せ。」酒井順子
こうなると、あえて「裏日本」と堂々と言いたいね。私は、秋田、新潟、富山では1泊以上している。後、京都の舞鶴(京都市は何度もあり)、福井(敦賀)にフェリー利用のため行ったことがあるくらいか。

■「給食のおにいさん卒業」遠藤彩見

■「エチュード」今野敏

これまた一癖

2017年07月12日 20時54分27秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
2軒目はまだ明るい中、久々のバー「n」へ。1杯目は焼き肉の感じを洗い流す、アクアビットフィズでスタート。



2杯目はル・ジン+GET31+レモンのカクテル。ル・ジンというのはカルヴァドスの製造メーカーがリンゴから作ったというジン。なかなかの味わいの強さで、カクテル全体としても非常にいい味になった。

 

3杯目は流れでカルヴァドスを使ってもらい、カルヴァドス+バタースコッチキャラメル+リンゴ酒+アンティカフォーミュラのカクテル。こちらはぐっと大人びた、甘みのあるカクテルになった。バタースコッチの風味に少し遊びがあって楽しめる味だ。



相当に酔っぱらいつつ、久しぶりなので、狸小路のバー「K」に顔を出し、ジンビームライとメーカーズマークをストレートで飲む。さらにやられる…


早じまいで突撃

2017年07月12日 18時46分07秒 | 食べ歩き
今日は会議が早く終了し、じゃあもう終わりで良いですねということになった。割と皆でよく飲みに行く水曜日なのだが、今日はメンバーがそろわず、一人すすきのの焼肉店「K」へ。平日にここに来たんだから、「セット」を注文しよう。ということで、上ホルモンとハツ、小ビールでスタート。



くう~、久々に来たので、また美味いね。



もう何度目になるのか分からないくらいの「巨人の星」の再放送を見ながら、一人でカウンター焼肉。たまらない。ちなみに今日の放送は、日高美奈さんが死んだ直後のため、グタグダになっている星が30分悩むという、どうしようもない回である。

続いて、サガリ、鶏もも、レモンサワーとしよう(飲み物はサワー類は1杯。焼酎・酒だと2杯だが、今日はこれでいい)。



暑さをものともせず、バクバク食べて終了。外はまだ明るい。もう1軒行こう。

 

久しぶりのヤツ

2017年07月11日 19時40分16秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日はずいぶん人と話をしてしまって、耐えきれずにすすきのに移動。いつものバー「N」で一杯やっていこう。

1杯目はさっぱり、ジンソニック。爽快である。



2杯目はウォッカ+キルシュワッサー+トリプルセック+GET31+レモン+グレナディンのカクテル。ほんのりと甘く、ピンク色の爽やかなカクテルだが、底味にキルシュ独特の癖がある。前回のグラッパに続いて、大変良い仕上がりだ。



3杯目はレダイグがあったので、久々にやってみた。アクアビットスモーキーマティーニ(レダイグクーパーズチョイス2002)である。レダイグは美味しいウイスキーなのだが、私には主にカクテル用途として扱われているのが不憫である。



これは強くてキリッとしている。レダイグの味もちゃんとするね。しかし、最近はこれを飲むと沈没する傾向にあるからなあ。ということで、これで帰宅して、早めに就寝。

20170709最近読んだ本

2017年07月09日 21時18分30秒 | 読書
■「女王陛下の航宙艦」クリストファー・ナトール
謎の異星人艦隊の攻撃を受け、人類の最新鋭航宙艦は破壊される。旧式だが装甲が厚いのが取り柄の旧式艦に乗った主人公たちは特性を生かして異星人に立ち向かう。最近も旧式な航宙艦の方が勝利するSFを読んだのだが、もしかするとこれは「宇宙戦艦ヤマト」オマージュなのか? 他の船は一瞬にして爆発してしまうのに、ヤマトだけが生き残り(第3艦橋が消滅しても大丈夫)、またヤマトの攻撃だけが敵に通用するという(「さらば宇宙戦艦ヤマト」にでてくるアンドロメダの拡散波動砲を見よ)のを思い浮かべてしまう。

■「忘却のサチコ10」阿部潤
札幌出張編では、ラムしゃぶとタラバガニサンド(デパート近くの地下の店だ)が登場。

■「コロンビア・ゼロ」谷甲州

■「流浪のグルメ 東北めしII」土山しげる
立て続けに岩手のメシを食う、東北編第2弾。ちょっと行ってみたくなる。

■「発送電分離は切り札か」山田光

以下、図書館の3冊。
■「身の上話」佐藤正午

■「漱石先生大いに悩む」清水義範

■「しあわせなミステリー」伊坂幸太郎他

今日も暑い札幌

2017年07月09日 12時09分42秒 | 食べ歩き
今日も札幌は暑い。こんな日の昼食はどうしようかと思ったが、看板を見て吸い込まれるようにカレー「P」に入ってしまった。そんな私を引き付けたメニュー、冷やしカレー担々麺を注文。



ゴマの風味も感じるカレースープに具材を混ぜ込んで食べる。途中でちょっとスパイスを追加。辛くはあるものの、スッキリと食べやすい味。やはり今日はこれが正解だった。



この後、区民センターの図書室に立ち寄り、ほぼ頭上から照らす日光を浴びながら帰宅。すこし体が火照っているようだ。

明るい札幌

2017年07月08日 20時56分26秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
19時近くになってもまだまだ明るい札幌。少し気温も下がってきて、快適な感じになってきた。日差しもかなり強いから、日中は大変なのである。



今日は車も人も大勢でているようだった。



少し歩いて、すすきののバー「N」へ。こんな日の1杯目は爽やかにアクアビットカンカン。但しアルコールが強いので、結果として後で撃沈。



2杯目はグラッパ+GET31+ホワイトキュラソー+レモンのカクテル。これはグラッパの香りがドンとでた、素晴らしいカクテルになった。今年のホワイトミントシリーズでも出色のできだ。



3杯目は方向を変えたくて、オールドプルトニーのロブロイ。これまたかなり強め。



ちょっとやられて、タクシーでの帰宅。普段、帰る方向を説明するときに「西28丁目の北洋銀行さんのところを…」というのだが、その建物が取り壊しになっていた。この先どうやって説明するのか。「元北洋銀行さんがあったところを…」というのだろうか。