草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

お花畑ではなく「幾世代にもわたる英知の蓄積」こそが保守だ!

2015年05月10日 | 思想家

我が国は大変な危機の時代を迎えている。多くの人たちはまだ認識していないかも知れないが、それは日本の平和と安全を脅かすものであり、とんでもないことが起きようとしているのだ。昨日あたりのNHKのニュースなどをみても、日本の報道機関かと目を疑いたくなるような偏向ぶりである。かつてのようにテレビや新聞しかない時代であれば、60年安保騒動のようなことになっていただろう。それをかろうじて食い止めているのは、ネットの力であり、日本人の声なき声なのである。多田真鋤が『政治・文化・歴史保守主義の世界観』でデヴィット・クラークの「われわれ保守党は現存の国民性のなかに、またわが国民の諸制度のなかに少数の人間の、または一、二世代の事業をみるのではなくして、イギリス国民の特殊性をなすところの、確かめられ、多くの試練を経た、常識の上にきずきあげられた、幾世代にもわたる英知の蓄積をみるのである」との言葉を引用している。保守主義はサヨクのイデオロギーとは真っ向から対立する。沖縄の反基地闘争は、口では平和とか言いながら暴力的であり、それが結果的に独裁国家中共を利しているのである。反対運動を行っている者たちは、中共が現在、チベットやウイグルで行っていることを不問にしている。香港や台湾の人たちが中共に抱いている恐れを、まったく理解しようとしない。彼らにとっては、現実とはお花畑の夢を見ることであり、賢明な選択から目をそむけることなのである。それと比べると、日本のネットはまともである。日本国民の有機的な統合を分断し、中共の思うつぼになることだけは、断じて避けなくてはならないのである。

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