一瞬にして33人もの尊い命が失われた。昨日起きた京都アニメーション放火事件はあまりにも衝撃的であった。日本のアニメ文化を担っていた人たちの命が奪われたのである。容疑者の41歳の男は、誰でもが簡単に手に入れられるガソリンを撒いたのだった。これから犯行の動機について解明されなくてはならないが、火傷を負って重体のその男が死ねば、死人に口なしである▼平和だといわれてきた我が国においても、近年になって、予想も付かない凶悪事件が相次いでいる。国民の命をどのように守っていくかは、政治の大きな課題である。爆弾や拳銃を用いなくても、その辺にあるものでも凶器になる。文明が発達すればするほど、テロに対しては脆弱である。防ぐことが難しくなるのだ。誰でも自由に出入りが可能な建物であれば、ガードマンを常駐させる以外に手はない▼平和や安全を当然のごとく思ってきたのが戦後の日本人ではないだろうか。しかし、世の中はそこまで甘くはない。自分の身を守るためには、それ相応の努力が求められるのだ。個人も身構えなくてはならない。今後どんどん移民が入ってくることになれば、文明の衝突を招きかねない。トラブルは増加し、治安が乱れるのは必至である。参議院選挙は残りわずかである。政治の責任をどう果たしていくかも、政治家は語るべきなのである。
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