草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本の平和を守るのはお花畑の観念論ではなく軍事的抑止力だ!

2017年02月05日 | 安全保障

トランプ新大統領の意向を受けてマティス国防長官が来日して、安倍首相や稲田防衛相と会談し、日米同盟の絆を再確認した。尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲であることも、マティス国防長官は明言した。米軍の駐留経費の増額を求めてくるようなこともなく、逆に「日米の経費分担は他国のモデルになる」とまで述べたのだった▼アジアでの覇権を狙っている中共に対して、日米が共同で対処するようになれば、戦争の危機は確実に遠のくことになるだろう。ドン・キホーテよろしく、米軍普天間基地の辺野古移設を断念してもらおうと訪米した翁長雄志沖縄県知事は、有力者に面会することもかなわず、空振りに終わった。いつもは持ちあげてくれるはずの朝日新聞までもが、冷ややかに「翁長氏の周囲の状況は厳しさを増している」と記事にしている。自分を応援してくれていたマスコミからも、梯子を外されてしまったのである▼これまでのトランプの発言などから、何を要求してくるか見当が付かない不安が付きまとった。それが払拭されたことは、日本にとって歓迎すべきことだ。今後は日米がどのような役割分担をするかを協議すべきだろう。戦争を防止するのは軍事的な抑止力であり、何もしないお花畑はかえって危機を招くのである。今は亡き江畑謙介は「使わせないために軍備は存在する」(『日本の安全保障』)と書いていたが、それはまさしく正論なのである。

 

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右からの革命であるトランプの登場と日本も無縁ではない!

2017年02月04日 | 祖国日本を救う運動

トランプの登場が象徴しているのは、格差社会への右からの挑戦であるということだ。その影響が日本でも確実に出てくるに違いない。リベラルを叫ぶ者たちは、それを改革する術を持たなかった。だからこそ世界的な規模で右からの反乱が起きているのである。すでにマルクス主義は無効を宣言されており、それを担いでいた者たちも亡霊でしかない▼日本において年収が1千万を超えるのは、国民の三割程度である。高給をもらっている者たちの多くは、マスコミの関係者などである。彼らはリベラルを主張しながら、実際の生活では特権階級である。格差社会をぶち壊そうとするトランプのような政治家が日本に現れるのを、もっとも恐れているのである▼トランプがどこまで自覚しているかは問題だとしても、大統領選挙で勝利したのは、アメリカ国民の声なき声が押し上げたのである。日本でも持てる者と持たざる者の格差が拡大してきている。それが4倍を超えるようであれば、社会不安が増大すると指摘されている▼今の日本の政治の課題は、まさしくそこにあるのではないだろうか。トランプのように保護主義に舵を切れというのではない。国民が等しく政治の恩恵を受けられるようにするには、公務員におけるワークシェアリングの実施や、介護や保育などへの財政処置が講じられるべきだろう。トランプによる右からの革命を侮ってはならない。政治の混乱を回避する努力を怠ってはならないのである。

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反日勢力による日本人への言論弾圧を許すなかれ!

2017年02月03日 | 祖国日本を救う運動

反日国家の中共や韓国などに後押しされた言論弾圧を、私たちは断じて許してはならない。その手先となっているのは朝日新聞や毎日新聞、さらには東京新聞などである。アパホテルや東京MXの「ニュース女子」に対して加えられている攻撃は、あまりにも常軌を逸しており、全体主義国家の思想警察と一緒だ▼注目すべきはその急先鋒となっているのが在日の勢力であることだ。日本の社会の隅々にまで浸透した反日国家の謀略を黙って見過ごすわけにはいかない。彼らは決まって先の戦争における日本のことを問題にし、国家としての日本を否定しようとしている。反日国家はそれを口実にして、日本から搾り取れるだけ搾り取ろうとしているのだ。ようやく日本人も気付き始めている。日本と韓国は断交寸前なのである▼人類が進歩して温和になったとの見方は楽観論でしかない。ドストエフスキーは『地下室の手記』(江川卓訳)においてそうした理想論を一笑に付している。「いったい文明がわれわれのどこを温和にしてくれるというのだ?文明が人間のうちに作りあげてくれるのは、感覚の多面性だけであり…それ以外にはなにもありゃしない。ところで、この多面性が発達する結果は、あげく人間が流血のなかに快楽を発見するところまで行きつくかもしれない」。宗教的な寛容さの入り込む余地は現実の政治にはないのであり、日本の政治家は日本と日本人を守らなくてはならないのである。

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日本叩きをエスカレートさせる韓国に怒りの抗議を!

2017年02月02日 | 祖国日本を救う運動

自分たちが追い詰められているのに、それでも韓国は日本叩きをやめない。それでは仲良くできるわけがない。国定教科書に日本軍が韓国人慰安婦を集団殺害したという記述を書き加えるというのは、まさしく日本や日本人に対する宣戦布告である。日本を悪者にすることで、国家としてのまとまりを維持しようとする韓国のやり方は、あまりにも卑怯である▼朝鮮半島でいかなる事態が起きようとも、我が国は一切手出しをすべきではないだろう。このままでは民主化の名のもとに北朝鮮化してきた韓国は、金王朝の支配下に入るしかない。世界が暴力の海であるならば、それに抗して日本は舵取りをしなくてはならない。宗教的な寛容さではもはや乗り切ることはできないのである。いかにこちらが手を差し伸べようとしても、相手がその手を払いのけるのである。国家として身構える以外にないのである▼「慰安婦像」なるのものも、当初はアメリカ軍の装甲車にひき殺された女子中学生がモデルであったというのは、今では多くの人の知るところである。それがいつの間にやら反日に利用されるようになったのである。日本のマスコミはそうした事実を一切伝えてこなかった。かえって韓国の主張に加担することで、日本を貶めてきた。いよいよこれからは、日本人が反撃を開始しなくてはならない。現状を放置することは将来の日本へ禍根を残すことになる。もはや黙っているべきではないのである。

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議会主義の問題点を鋭く指摘したカール・シュミット!

2017年02月01日 | 思想家

一昨日の民進党代表の蓮舫の参議院予算委員会での質問は、単に安倍首相や稲田防衛相をこきおろしただけであった。アメリカの大統領にトランプが就任したことで世界は混迷を深めているのに、蓮舫はそんなことはまったくお構いなしである▼カール・シュミットは「議会主義と現代の大衆民主主義との対立」(樋口陽一訳)において「討論には、前提としての共通の確信、よろこんで自ら説得される覚悟、党派の拘束からの独立、利己的な利害にとらわれないこと、が必要である。今日では、たいていの人びとは、かような公平無私さを可能だとはほとんど見ないだろう」と述べることで、議会主義が危機に直面していることを指摘した▼シュミットは「政党は、今日ではもはや討論をする意見としてではなく、社会的あるいは経済的な勢力集団として対抗しあい、おたがいの利害と権力可能性を計算し、そのような事実的な基礎の上に妥協と提携をとりむすぶ。大衆は宣伝機構によって獲得されるが、その最大の効果は、手近な利害と激情へのよびかけにもとづくのである」とリアルに分析したのだった▼相手を説得する本来の目的が失われ「多数を獲得しそれによって支配することが問題」なのである。全世界的な規模で議会主義は行き詰まってきている。それ以外によりベターな制度が見当たらないにもかかわらず、閉塞感が漂っている。私たちはその現実から目をそむけてはならないのである。

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