創作日記&作品集

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男の料理③

2006-06-11 06:04:55 | 男の料理
今日は5時過ぎに起きて茶がゆを作っています。昨日の反省は少し焦げたこと。炊く時間が長く、さらさら感がなくなったこと。中火でスタートした後ぶくぶく煮立ってきた時、匙で土鍋の底を触ってみると、怪しい感じが。そこで底を(おやじギャグ)軽く掻いてやりました。その時ほうじ茶のティーバック(伊藤園のおーいお茶)を放り込みます。10分ぐらい経っていい色になったのでティーバックを取り出しました。後は出来るのを待つだけです。今日は昼から仕事。それまで時間があるのでドキュメンタリーの企画を少しでも進めようと思っています。昔、夏休みになると奈良の本家によく預けられました。朝ご飯が「茶がゆ」だった。世の中にこれほど不味いものはないと思った。それが今は懐かしく、作ってみたのですが。やっぱり…。ただ一つ発見というか気づいたことがあります。朝の忙しい時間に、お茶を飲む時間も欲しかったのではないか。それと湯飲みを洗う手間もいらない。一人一人のお膳を前に、上座に伯父と祖母、その辺りに私達兄弟(一応客扱い)、女の人たちは土間の上がりかまちに腰をかけて茶がゆを流し込んでいました。四苦八苦して茶がゆを食べいる私。誰も喋らない。蝉は鳴いていたのだろうか。古いセピア色の写真のような記憶だけが残っています。