創作日記&作品集

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男の料理⑤  カラシ漬け

2006-07-08 18:09:19 | 男の料理
広島は香川県丸亀市の北12.5kmの海上にある過疎の島です。亡父(妻の)の出生地(広島町茂浦)です。時間がゆっくりと過ぎて行きます。ここを舞台に私が書いた小説「再生」はライフワークだと思っています。埋もれてしまっていますが。先日(2006/7/4(火))、妻が亡父の姉の一周忌に帰りました。今日は朝から、妻が「カラシ漬け」を作っています。カラシ漬けは茂浦の家それぞれの味があります。島に帰るといろんな家からもらいます。食べ比べるのも楽しみの一つです。作り方を妻に聞くと、亡父の姉のレシピが出てきました。手書きで一生懸命書いたものです。ほぼ原文のまま書き写します。

○昆布一尺ぐらい小さくはさみでつむ
(1)こんぶと白砂糖500グラムと酢2合 しょうゆ2合をいれてとろ火で、味の素さかづき2はいいれて7、8分炊いて冷ます。
○なすび4Kにたいして
(2)なすび4K洗って皮を取り、小さく(食べやすい大きさに)切り、塩カップ4杯でよくまぜ押さえておく。
(3)カラシを2袋ねっておく。(70g~100g)→1袋の量は不明ですが。好みで加減して下さい。
(4)なすびを良くしぼる。
(5)しぼったなすびに砂糖をお茶わんにかるく一杯入れてなすびによく混ぜる。
(6)炊いたタレにカラシを混ぜてなすびと合わせる。

何とも言えない素朴な味です。胡瓜や瓜でも美味しくできます。カラシ漬けとお粥、優しかったおばさんの思い出。いつか挑戦してみたいですね。

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