つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

早速ノック、古葉監督が始動する

2008年02月06日 | スポーツ
                古葉竹識監督を中心に気勢をあげる野球部員たち
          =埼玉県坂戸市の東京国際大学総合グラウンドで(東京中日スポーツ)

佑ちゃん倒して、川越で日本一パレードだ! 
東京国際大学(埼玉県川越市)硬式野球部の監督に就任した古葉竹識氏(71)のお披露目会見が4日、東京・新宿区の東京国際大サテライトで行われた。
真新しいユニホームにそでを通した殿堂指揮官は「斎藤(佑樹)君を倒して日本一になりたい」と、いきなりワセダに挑戦状をたたきつけた。

かつてプロ球界で3度も日本一に輝いた名将が、いきなりどデカい目標をブチ挙げた。
「斎藤君と対戦して日本一になりたい」。
大学日本一の早大を倒す-それも遠い将来の夢ではない。
「今年できたらいい。常に選手たちもそういう気持ちでいる」。
古葉監督は一番の目標に、今年の全日本大学野球選手権での打倒・早稲田、打倒・斎藤佑樹を掲げた。

寝耳に水の監督就任要請から約1年半。
真新しいユニホームに身を包んだ古葉監督の決意は固まっていた。
「最初は何でだろうと思ったが、そこまで信頼していただけるなら、精いっぱい学校、子どもたちのために頑張ろう」。
理想の野球は機動力野球。
生涯現役の事実上の“終身監督”として、赤ヘル野球の再現を目指す。

会見後に立った埼玉県坂戸市の新グラウンドでも、ナインに「頑張って選手権に出て、佑ちゃんをたたこう。
早く日本一になれるチームをつくろうじゃないか」と呼びかけた。
この日は早速ノックバットを振るなど、意欲は十分。
31年間のプロ生活で得た経験のすべてを注ぎ込むつもりだ。

古葉監督にはもう1つ、目標がある。
「ぜひ優勝して、埼玉とこの街でもパレードをしたい」。
この街とは会見を行った早稲田。
早大のおひざ元で凱旋(がいせん)というおおいなる野望を抱いている。
初めてセ・リーグを制した1975年、広島市内で行った優勝パレードを思い出すと、今でも感動がよみがえって涙を流すという。
その歓喜を教え子と再び味わうために、71歳の新たな挑戦が始まった。

     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

いよいよ古葉監督丸が出帆した。
写真からみると、学生部員ともども意気込みが感じられる。
早速ノックバットを持って練習のスタートをした。
優勝までは厳しい道を進まなければならない。
スポーツマン精神と野球道の技術を諭してほしいと思う。

(2月6日記 池内和彦)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする