つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

林家正楽師匠のクリスマス公演

2010年12月27日 | 芸能
                         紙切り芸人の林家正楽師匠

12月25日はクリスマスです。
毎年この日に池袋演芸場では「林家正楽のラストクリスマス公演」が開催される。
今年はもう11回目を迎えた。
紙切り芸では日本の最高峰に君臨している林家正楽師匠。
小正楽の時代から高座で紙切り芸を見てきた。
以前、豊島区で研修会を主宰していたときにも、講師として林家正楽師匠を招聘して開催したことがある。
大学の同窓会主催の新春の集いの宴席でも、ゲストとしてお招きしたこともあった。
三代目林家正楽襲名の時には、立派な挨拶状と扇子を頂いた。

ラストクリスマス パート11(~あばれんぼうのサンタクロース~)
最初は林家正楽師匠がサンタクロース姿で登場。
来年の干支であるウサギをモチーフにしたクリスマスバージョンの紙切りを披露。
二度目の出演は、常設の演芸場でやっているように来場のお客様からのリクエストに応えて紙切りを行う。
その日にリクエストは、「だるま」、「忠臣蔵」、「芝浜」、「小惑星探査機はやぶさ」、「ジョンレノン」、「ゲゲゲの鬼太郎」などが出ていた。持ち時間もいつもより長くあったので、受けるリクエストも多くなっていた。
だいたい1分位で紙切りを完成をさせてしまう。
お囃子の三味線の担当者は、リクエストのテーマに馴染んだ曲を演奏していた。
その日の昼間には泉岳寺の赤穂四十七士の墓に行ってきたので、林家正楽師匠には「忠臣蔵」をリクエストした。
吉良邸討ち入りの大石内蔵助と大石主税に陣太鼓が上手く切ってあった。

最後の出演は、お馴染みのシルエットでの表現。
音楽の曲に合わせた切り絵をスライドで投影していく。
素晴らしいアイディアの中にもウイットに飛んだシルエットが出てくるので観客も大笑いと拍手の連続である。
最後は美空ひばりの「川の流れのように」の曲に合わせた人気バージョンであった。

今回のゲストは、鏡味仙三郎社中の神楽曲芸とギター漫談のペペ桜井さんでした。
また、来年の林家正楽師匠のラストクリスマスが楽しみである。
毎年頂く林家正楽師匠の年賀状には、その年の干支の切り絵が描かれてあり、一年間にリクエストのあったランキング10が記されているものである。

(12月27日記)
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