(想い出)林家正楽師匠(前列中)と天野屋さん一家
神田明神前に天野屋さんがあります。神社の大鳥居の脇で店の構いは昔の風情を醸し出している。
明神甘酒をはじめ伝統の風味を生かす食品を数々販売している。創業は弘化三年というから、170年もの歴史がある。店頭には「神輿」が展示してある。二年に一度行われる神田祭の本祭りでは、この神輿を女性だけで担いで宮入をする。「天野屋の美人神輿」として評判となっている。神田祭本祭でも、多くの町会神輿の宮入のトリを「天野屋美人神輿」が担当することとなっている。
明神甘酒をはじめ伝統の風味を生かす食品を数々販売している。創業は弘化三年というから、170年もの歴史がある。店頭には「神輿」が展示してある。二年に一度行われる神田祭の本祭りでは、この神輿を女性だけで担いで宮入をする。「天野屋の美人神輿」として評判となっている。神田祭本祭でも、多くの町会神輿の宮入のトリを「天野屋美人神輿」が担当することとなっている。
販売店の隣は、古美術を展示している喫茶部となっている。入り口の雰囲気がまたいい。江戸時代の茶店の雰囲気が味わえる。中に入ると、大都会の喧騒を忘れ、大正ロマン、明治のノスタルジック、江戸の美を観賞しながら、心休まる異次元の空間が存在する。客はいつも混んでいる。名物の甘酒が400円。その他甘味のメニューも揃っている。
その天野屋さんへ、紙切り芸の第一人者である林家正楽師匠を案内しました。私が主宰している「豊島文化研修会」の講師として林家正楽師匠が担当してくれたときに、6代目店主の天野博光さんと奥さんのさかえさんが出席していたことが、縁となってお連れしたもの。
天野屋の和風の特別応接室では、6代目ご夫妻をはじめ、5代目天野彌一会長と寿美子奥さんとご家族が集まり、林家正楽師匠を囲んでの懇談のひとときがありました。
正楽師匠はハサミと紙を出すと機嫌よく紙切りを始めた。身体が左右上下に動かしながら、紙のなかをハサミが進んでいく感じ。出来上がったものは会長が午年ということで「疾走している馬」を見事に切り抜いてくれました。更に男と女がひとつの傘に入っている「相合傘」もあっという間に出来上がりました。二つの作品とも紙の途中で切り離していないものだから、切り抜いたところと同じように、周りの残った紙を切り抜いたところが、左右対称に全く同じ切り絵が出来上がっていた。
となりの明神前の蕎麦屋「きやり」にて食事をすることとなって、皆で移動しました。個室に家族が集まると、天野彌一会長が昔の思い出話を始めました。日本語の美しさを伝えていかなければいけないと話す。会長さんのお話は、とても含蓄のある内容であり、昔のよさを私達に諭してくれます。大人が子供のことをよく観察していて指導もしていた。
きやりの女将さんは和服姿でとても艶っぽい人である。天野屋さんとは日頃から親交のある店でもあり、特別に私達に純米にごり酒「さゆり」を振舞ってくれました。
林家正楽師匠は、意気に感じたのか、女将さんに紙切りで「線香花火をする女の子」を作ってくれた。また、この場を大いに盛り上げてくれた由佳子さんには「ミッキーマウス」をプレゼントしてくれました。楽しい懇談のひとときでした。天野彌一会長もとてもご機嫌に酔っていたようです。
きやりの女将さんは和服姿でとても艶っぽい人である。天野屋さんとは日頃から親交のある店でもあり、特別に私達に純米にごり酒「さゆり」を振舞ってくれました。
林家正楽師匠は、意気に感じたのか、女将さんに紙切りで「線香花火をする女の子」を作ってくれた。また、この場を大いに盛り上げてくれた由佳子さんには「ミッキーマウス」をプレゼントしてくれました。楽しい懇談のひとときでした。天野彌一会長もとてもご機嫌に酔っていたようです。
「神田祭にはまた来ますよ」と言って天野屋さん一家と約束して別れました。帰える途中、林家正楽師匠は「天野屋さんは老舗のお店であるのでとても堅い人たちと思った。しかし、皆さんと会っているととても感じがよくざっくばらんに接してくれたのでとても気分がよくなった」と話しておりました。(2007年1月30日)
天野屋さんへよくお出かけになるのですね。
柴崎納豆は大粒で本当に美味しいですね。
神田明神はいつ行っても気持ちが新たになります。
人を変えさせてくれる雰囲気が境内に醸し出させれております。
2月3日は節分で神田明神にはたくさんの人が来ますよね。また賑わいを増すことでしょう。
こんばんは。
この度は色々とまたお世話になりました。
昼頃、写真のお礼の℡をしましたが、留守電に成っていたのでメッセージを入れました。改めてBログで御礼申し上げます。明日は節分で私も豆撒きをします。その様子はまたBログに掲載いたしますのでお時間が有りましたらご笑覧下さい。
神田明神の「豆まき」をしたのですね。
2年前に年男として神田神社の「豆まき」に参加しました。神社から渡される豆ではすぐ無くなってしまうということで天野屋さんの女将さん・寿美子さんから袋に入った豆を沢山頂きました。そのお陰で、多くの人たちに豆やミカンをお分けする事が出来ました。その節分の豆まきのことが昨日のように思い出されます。いつも有難うございます。