朝日新聞の医療・健康サイト「アピタル」で興味深い記事を見つけたので、以下転載させて頂く。
実際の記事には写真やグラフも掲載されているが、ここでは活字だけに留めている。筆者の守屋さんは株式会社メディエイド事業企画室室長。このブログでは、闘病体験活用型の医療サービスを中心に、国内外の医療×(かける)ネットサービスの最新動向を伝えておられる。
※ ※ ※(転載開始)
「薬の飲み忘れ」を防ぐ工夫 [12/04/16] 守屋充雄
痛風持ちの友人がいる。毎朝、薬を服用している。彼は、こうして毎日きちんと薬を服用し、尿酸をコントロールすることで、大好きなビールをまた飲み始めている。
ところが、薬を飲まないでも痛風が起きない時は起きないものだ。だから、薬の大切さをすぐに忘れる。そして、年に2~3回、痛風発作が起き、「ああ、飲んでおけばよかった」と後悔を繰り返す。
アピタルをご覧になっている方にも、似たような経験をされた方もいらっしゃるのではないだろうか。
そんな方に向けて、画期的な錠剤ケースが、米国で発売されている。この錠剤ケースは、服薬時刻が来ると、光る・音が鳴る機能が付いている。これだけであれば何てことはない。だが、この錠剤ケースはインターネットに接続されており、次のようなユニークなサービスが提供されている。
•リマインダー:服薬時刻が来ても錠剤ケースが開けられないと電話が鳴る・メールが飛ぶ
•ソーシャル・サポート:服薬状態データが、定期的に家族や友人にメール送付される
•調剤薬局通知:調剤薬局に薬がなくなりそうなことを通知する
•医師への服薬状態報告:かかりつけ医に定期的に服薬状態レポートが送付される
この錠剤ケースサービス“GlowCaps(意味は、「光るケース」)”を使用した効果のほどはいかがなものか?
この錠剤ケースサービスを提供している会社(VITALITY社)が、大学病院などとの共同研究で実験した結果によれば、GlowCaps未使用者が、約70%の服薬率(100回薬を飲む必要があったとして70回の服薬)であったのに対し、GlowCaps使用者は95% を超えたそうである。
みなさんは、薬の飲み忘れ防止策どうしてますか?
(転載終了)※ ※ ※
短期間に服薬する場合や対症療法として薬を飲む場合、「飲み忘れ」というトラブルはそうそう起きないと思うが、長期に服薬する場合、そうはいかない。実際飲み忘れの経験は私にもあった。
初発後、再発防止のために服薬したホルモン剤・ノルバデックスは、5年間の予定で飲み始めたもの。結局再発が分かるまで3年弱飲み続けることになったが、その間、何回か飲み忘れたことがあった。
注意書きには、もし飲み忘れても絶対に2回分飲んではいけないと明記されていたので、結局、次に飲む時間が迫っていると、その回は飲みとばすことになる。
朝食後に1回飲むはずの薬を、朝寝坊して朝食を取らなかったばかりに・・・というケースが多い。
海外出張等で時差があって・・・という時はどうするのだろう、と自分には直接関係のないことまで気になり始めると気になってしまう。それほど神経質にならなくてもよいのかどうか。それでもがんの再発防止がかかっている薬、となればやはり神経質にもなるだろう。
薬袋に日にちを書いたり、薬そのものに飲む日を書き込んだり、その日の分を小分けしてピルケースに入れたり・・・、人によっていろいろ飲み忘れ防止の工夫があるだろう。
今は点滴とその後の副作用対策の薬を服用するだけなので、常時内服薬のお世話になってはいない。けれど、今後、薬をチェンジすることになって内服薬に変わる可能性もある。こうしたグッズは需要があるからこそ生まれるものなのだな、と思う。
今日も肌寒い一日だった。午後は突然真っ暗になり雷雨の荒天となったが、帰宅するときには幸い青空だった。こうして気圧の変動が激しく、寒いと痛い、の悪循環が戻ってきそうで嫌な感じ。
夫は宴会、息子は部活なので、帰宅後、ダッシュで夕飯の支度をせずとも大丈夫そうなのが嬉しい。ゆっくりのんびりした気持ちのまま、明日の治療に備えたい。
実際の記事には写真やグラフも掲載されているが、ここでは活字だけに留めている。筆者の守屋さんは株式会社メディエイド事業企画室室長。このブログでは、闘病体験活用型の医療サービスを中心に、国内外の医療×(かける)ネットサービスの最新動向を伝えておられる。
※ ※ ※(転載開始)
「薬の飲み忘れ」を防ぐ工夫 [12/04/16] 守屋充雄
痛風持ちの友人がいる。毎朝、薬を服用している。彼は、こうして毎日きちんと薬を服用し、尿酸をコントロールすることで、大好きなビールをまた飲み始めている。
ところが、薬を飲まないでも痛風が起きない時は起きないものだ。だから、薬の大切さをすぐに忘れる。そして、年に2~3回、痛風発作が起き、「ああ、飲んでおけばよかった」と後悔を繰り返す。
アピタルをご覧になっている方にも、似たような経験をされた方もいらっしゃるのではないだろうか。
そんな方に向けて、画期的な錠剤ケースが、米国で発売されている。この錠剤ケースは、服薬時刻が来ると、光る・音が鳴る機能が付いている。これだけであれば何てことはない。だが、この錠剤ケースはインターネットに接続されており、次のようなユニークなサービスが提供されている。
•リマインダー:服薬時刻が来ても錠剤ケースが開けられないと電話が鳴る・メールが飛ぶ
•ソーシャル・サポート:服薬状態データが、定期的に家族や友人にメール送付される
•調剤薬局通知:調剤薬局に薬がなくなりそうなことを通知する
•医師への服薬状態報告:かかりつけ医に定期的に服薬状態レポートが送付される
この錠剤ケースサービス“GlowCaps(意味は、「光るケース」)”を使用した効果のほどはいかがなものか?
この錠剤ケースサービスを提供している会社(VITALITY社)が、大学病院などとの共同研究で実験した結果によれば、GlowCaps未使用者が、約70%の服薬率(100回薬を飲む必要があったとして70回の服薬)であったのに対し、GlowCaps使用者は95% を超えたそうである。
みなさんは、薬の飲み忘れ防止策どうしてますか?
(転載終了)※ ※ ※
短期間に服薬する場合や対症療法として薬を飲む場合、「飲み忘れ」というトラブルはそうそう起きないと思うが、長期に服薬する場合、そうはいかない。実際飲み忘れの経験は私にもあった。
初発後、再発防止のために服薬したホルモン剤・ノルバデックスは、5年間の予定で飲み始めたもの。結局再発が分かるまで3年弱飲み続けることになったが、その間、何回か飲み忘れたことがあった。
注意書きには、もし飲み忘れても絶対に2回分飲んではいけないと明記されていたので、結局、次に飲む時間が迫っていると、その回は飲みとばすことになる。
朝食後に1回飲むはずの薬を、朝寝坊して朝食を取らなかったばかりに・・・というケースが多い。
海外出張等で時差があって・・・という時はどうするのだろう、と自分には直接関係のないことまで気になり始めると気になってしまう。それほど神経質にならなくてもよいのかどうか。それでもがんの再発防止がかかっている薬、となればやはり神経質にもなるだろう。
薬袋に日にちを書いたり、薬そのものに飲む日を書き込んだり、その日の分を小分けしてピルケースに入れたり・・・、人によっていろいろ飲み忘れ防止の工夫があるだろう。
今は点滴とその後の副作用対策の薬を服用するだけなので、常時内服薬のお世話になってはいない。けれど、今後、薬をチェンジすることになって内服薬に変わる可能性もある。こうしたグッズは需要があるからこそ生まれるものなのだな、と思う。
今日も肌寒い一日だった。午後は突然真っ暗になり雷雨の荒天となったが、帰宅するときには幸い青空だった。こうして気圧の変動が激しく、寒いと痛い、の悪循環が戻ってきそうで嫌な感じ。
夫は宴会、息子は部活なので、帰宅後、ダッシュで夕飯の支度をせずとも大丈夫そうなのが嬉しい。ゆっくりのんびりした気持ちのまま、明日の治療に備えたい。