ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.4.18 ナベルビン29クール2回目、ゾメタ69回目

2012-04-18 20:55:06 | 治療日記
 朝、ずいぶん明るくなり、そして暖かくなった。寒く暗かった頃よりも、ベッドから起き出すハードルが低いように思う。
 今朝も2人を送り出してから、いつもの通り家を出た。途中、乗換駅の混雑でスムーズに歩けず、あわや1台乗り過ごしそうだった。何とか間に合い、半分ほど行った辺りで座席に座ることも出来、いつも通りの時間に病院に入れてほっとした。朝の10分の遅れが、次から次へと効いてきて、最後には小一時間遅くなることはざらにある。
 今日は診察前に何も検査がないので、売店でお水を買い、自動血圧測定器で測定した後は「中待合にどうぞ」の番号ランプが点くまで読書を楽しむ。今日の血圧は96-52、脈拍は95。

 小一時間待って、中待合に入り、さらに15分ほどで診察室に入った。
 「さて(どうでしたか)・・・」と先生がこちらを窺う。「おかげさまで思いのほか大丈夫でした。土曜日も出かけることが出来、ナウゼリンの力は借りましたが、日曜日からは食欲も戻りました。怠さや胸痛もありましたが、それほど酷くはありません。当日と翌日は眠れず、早朝覚醒してしまうということはありますが・・」とお話する。「じゃあ、(デカドロン)1錠にしてみますか。」ということで、デカドロンをまたも減らすことになった。ナウゼリンの力も借りながら、吐き気が酷くなようならまた2錠に戻すということも視野に入れての対応。デカドロンを止めれば不眠も解消されるだろう。診察室での検温は36度6分。
 次週は嬉しい休薬。2週間後、診察前に心エコーと採血。レントゲンはその翌週回し、ということで予約が入り、イメンドとデカドロンが処方され診察室を後にした。

 化学療法室へ移動。10分ほどで窓際の一番端の席に案内された。その後、看護師KWさんの前でイメンド125mgを飲む。そして、10分ほどで針刺し名人看護師Oさんからベッドへどうぞ、と案内され、ニューフェイスの看護師さんに、私のポートの様子やテープにかぶれること等を説明しながら、針刺。いつもながら痛みがなくお見事。
 席に戻って「私のノート」をKWさんにお渡しした。「(投与後の昼から数日間)マグラックスは飲んでいても、便秘が辛そうですね。」と言われる。確かに食欲不振もあってなかなかすんなりお通じがなく、治療日前日にようやく復調し、水曜日にまた投与、というのがいつものパターンだ。「ステロイドにも便秘の副作用があるので、これから減らせるといいですね。」とお話があった。
 薬が届き、イメンドが効き始める時間を見計らってから点滴開始。今日はグラニセトロン+デキサート、ナベルビン、生理食塩水、ゾメタ、生理食塩水の5本。

 点滴前半はそれほど眠さが酷くなく、順調に本が読めた。が、後半はやはり眠さに耐えかねて本も眼も閉じる羽目に。2時間ほどで無事終了。今日は、一番新しく化学療法室にいらした看護師KRさんが血圧測定と抜針。血圧は101-59、脈拍は74。KRさんに抜いて頂くのは初めてなので、ちょっと緊張したが、殆ど衝撃もなく、無事終了。今日は針のラッキー・デーだった。

 会計に移動し、待つこと30分ほど。病院を出ると、風が暖かい。先週満開だった桜は殆ど散ってしまって葉桜だ。次回は若葉が綺麗なことだろう。
 薬局に移動して、ここでは待つこと15分ほどで、いつになくスムーズだった。7年間使ったお薬手帳が一杯になり、新しいものになった。

 今日の病院と薬局滞在時間は4時間半。きわめて順調だった。
 ランチタイムにはゆっくり時間をかけて食事をし、たっぷり水分を摂れた。抗がん剤投与の日は少しでも沢山水分を摂って、腎臓に薬が留まる時間を少なくしたいところだ。マグラックスも飲み、切りの良い所まで読書もして、満足に過ごした。今日は2冊読めた。先月からずっと読書日記が更新出来ていないのが気になる。読むそばから忘れていくので、書き留めておきたいと思っているのだが…。

 帰宅すると今月第2回目のお花が届いていた。ピンクのスターチス2本と白、オレンジ、ローズのアルストロメリアが2本ずつ。それぞれ「上品」と「凛々しさ」だそうだ。暖かくなり、お花が開くのも早くなってきた。少しでも長く楽しむために、水切りをして花瓶の水もこまめに交換してあげないといけない時期がやってきた。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする