ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.4.16 窓口で想い出すこと

2012-04-16 20:57:17 | 日記
 4月後半スタート。2週間すればゴールデン・ウィークに突入する。今年も3分の1が過ぎようとしている、ということだ。本当に早い。
 今日も相変わらずの花曇り。風が吹くと、花吹雪が凄い。歩いていても顔に花びらがあたってくる。遊歩道の上は花びらで一杯だが、踏むのを憚っていると、足をつく場所がない。なのに、いまだ寒さが残る感じ。
 家の中の春の話題と言えば、3月の訪れとともに花開いた、とこのブログでも書いたミニ胡蝶蘭が、先週末、9つあった蕾を全て、立派に花開かせた。何とも健気なことだ。

 大学では、今日も夕方からガイダンス。授業が開始して1週間。実際に授業に出てみた感触で正式な履修登録が始まる。
 自分が学生であった時には、こんなに長いこと大学職員をやっていようとは努々思わなかった。本当に不思議だ。

 学生時代、学部の事務室というところは「手」だけ出てくるところだった。小さな窓口から「手」だけ。さしずめ昔の映画のチケット売り場という感じで、証明書等のやりとりがあったことを記憶している。顔は見えなかった。
 事務室の職員とは、そのくらいしか繋がりがなかった。在籍中、何か特別なことをお願いしたわけでもなく、呼び出されたこともなく、淡々と学年末に成績表を受け取りに行ったり、学割をもらった程度だ。

 一方、私が勤務している大学の事務室では、普段は閉めている大きな窓ガラスを開けて対面する方式。今の時期は窓口が混んでいるから、事務室のドアから出て、複数人が廊下で対応することもある。
 かくいう私も、こうして窓口に出るようになったのは、休職が明けてからのこの数年のこと。それまでは、大学勤務といっても内部管理の仕事だったから、直接窓口で若い人たちと接することはなかった。言ってみれば、大学に勤めているとはいっても他の組織と同じような仕事なので、本来の大学勤務の醍醐味を知らなかったのだな、と思う。

 こうして息子の年齢と同じ年数、この職場に勤務しているのも何かのご縁だ。若いエネルギーをもらいながら日々、元気に過ごしていきたい。

 さて、体調。すっかり食欲も戻り、空腹感が戻ってきて本当に嬉しい。甘い物も欲しい。けれど、寒さのせいか気圧のせいか、また胸痛が嫌な感じで出てきてしまった。

 今日は、一昨日のアロマテラピー講習会で作ってきた、アロマの香りが楽しみなバスボムでゆっくり暖まってからベッドに入ろうと思う。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする