ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.6.3 旅行2日目、プチ・南仏の旅も満喫

2012-06-03 20:59:21 | 
 昨夜はリフレクソロジーで、沢山歩いて痺れが気になった足のケアをしてもらった後、「不老泉」という女性用浴室で温泉を愉しんでぐっすり眠った。無色無臭のお湯だけれど、お風呂上りはつるつるのすべすべだ。お風呂嫌いの夫は、せっかくの男性用浴室「太閤湯」に行かず、部屋でも温泉浴が出来るから、とのこと。温泉にやって来て大きなお風呂に入らないで済ませようとは、何とももったいないことではないか。

 今朝はお部屋で足湯だけでもしようかとお湯を貯め始めたのだが、時間があったので再度「不老泉」でさっと朝湯。その代わりに夫が足湯をしたというが、温泉の宿に宿泊しながら、いくら温泉のお湯が出るとはいっても、洗い場のないホテル仕様のバスタブに1度しか浸からずにチェックアウトするなんて、お風呂大好きの私には信じられないことだ。もっとも、夫は以前も温泉に行って一度もお風呂に入らずに帰ってきた人なので、全くの想定外ということでもないが、こういうことを言うと「余計なお世話!」と一言で片づけられてしまいそうだ。

 朝食は、皇室の御用邸として明治時代に建てられたという落ち着いた佇まいの別館で、和食を。数奇屋風書院造りの純日本建築と庭園がそのままの形で残っており、素敵な空間だ。朝からタイムスリップした気分で優雅に頂くことが出来、お腹ごなしに庭園も散策してとても満足な1日の滑り出しだ。

 チェックアウト後は、前から気になっていた “「星の王子さま」の物語とサン・テグジュペリの世界を巡る小さな旅へようこそ”というミュージアムに出かけた。生誕100年を記念して1999年にオープンした世界初のミュージアムだという。展示では彼の生涯が紹介され、映像ホールでは「星の王子さま」誕生の経緯が大型スクリーンで上映されていた。
 朝は天気予報のとおり今にも降り出しそうな雲行きだったが、到着してからは日差しが明るく、南仏を思わせる建物や街並みが緑豊かな環境の中に再現されており、どこでシャッターを押してもちょっと洒落た絵になる。庭園の花々も綺麗に手入れされており、見学の後はそのまま園内のビストロ風レストランで、物語に因んだ星の形をしたデザートがついたランチコースを楽しんだ。

 すっかり気分良くバスに乗ってホテルまで戻り、荷物をピックアップしてお土産を購入。「良く遊んだね。」と言いながら、バスに乗ってロマンスカーの始発駅まで戻った。帰りの途中、急に強い雨が降り出したが、本当にラッキーなことに、外に出ている時間には雨傘を広げることがなく、恵まれた2日間だった。

 昨日、家を出たのはいつも仕事に出かける時間だった。そして今日、帰宅したのは奇しくも定時で仕事が終わって帰宅する時間になった。夫と役割分担して片付けや家事をこなし、明日からまた新しい1週間が始まる。

 そして、明日には息子が帰国する。夕食は6日ぶりに3人の夕餉になる。賑やかに喋りまくるであろう姿が今から目に浮かぶ。
 体力温存のために今日は早く休むとしよう。


コメント (2)
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