ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.6.27 笑顔でくらすために・・・シンポジウム参加

2012-06-27 20:04:41 | 日記
 今日は午後から男女共同参画週間記念シンポジウム「笑顔でくらすために~仕事と子育て・介護の調和を考える~」 参加してきた。

 基調講演はNPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤哲也さんによる「笑っているパパ、す・て・き!」 。終始テンポの良い子育て本音トークで、保育園時代を懐かしく思い出しつつ、沢山笑わせて頂いた。
 休憩後、パネルディスカッション「仕事と子育て・介護の調和を考える」では、安藤さんがコーディネーターを務められた。パネリストは、一昨年、自治体の首長として初めて2週間の育児休暇をとって話題となった文京区長の成澤廣修さん、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(遠距離介護支援団体)理事長の太田差恵子さん 、三菱UFJリサーチ&コンサルティングで少子高齢化の調査研究をされている矢島洋子さん。
 紹介文を拝見するに、コーディネーターもパネリストも1960年代の生まれだから、私と年が近い人ばかり。子育てが一段落するかしないうちに介護が加わるお年頃である。

 前半の男性の話は子育て中心で笑い一杯だったが、後半の女性の話では介護がクローズアップされて、我が身に繋がる重たい話でもあった。介護は情報戦・長期戦であり、一人で抱え込まず自分を大切に、将来の自分の老後も見据えつつ(誰も介護のために仕事を辞めず)、働き続けながらチームを組んで乗り切ることが必要だ。育児も介護も情報は自分から取りに行くもの、孤独は人を鍛えるが、孤立は良い結果をもたらさない、という言葉が耳に残った。
 閉会後、ロビーで安藤さんの著書を購入、サインもして頂いてラッキーだった。

 仕事だけ頑張っていればよかった独身時代から、結婚して家事が加わり、子供が生まれて子育てが加わり、そして今は義母が要介護5で施設に入っている。この後、いつ実家の両親の介護が加わるかわからない。歳を重ねるにつれて、ワークライフバランスはライフの方が重さを増してくるものなのだな、と改めて思う。

 若い時は無理が利いたけれど、歳とともに体力に衰えが出てくるのは当然だ。そんな状況で、守備範囲が広く重くなってくるというのだから、冷静に考えれば手を抜けるところは手を抜いて、うまくバランスをとっていかなければ、スーパーマンでもない限り身体がいくつあっても足りない。あれもこれも完璧に、はとても無理な話だ。けれど、ライフの部分は仕事と違って自分の役割の代わりがいないから、どれも手を抜けないことばかり、となると、ライフが成り立つ前提となる財政面を獲得するためのワークを、いかに限られた時間内でうまく捌くかということ、つまるところタイムマネジメント力がものを言うということだろう。

 子供の頃から単純で、「文武両道」とか「○○と○○の両立」とかいう言葉に弱かった。そうか、よし、両方とも頑張らなくては、と。息子が小さかった頃、家事と育児の両立どころか共倒れ・・・と、下を向いて唇を噛んだことも一度や二度ではない。でも、これってもしかするとお尻叩きにうまく乗せられていたってこと?とも今更ながら気付いてしまう。

 その点、母に似ていない息子は結構冷めていて、実にマイペース。大したものだ。学校が「文武両道」を強く推奨しているから、どうもそういう生徒さんばかりがクローズアップされているのだけれど、そんなのは学校の情報操作以外の何物でもない、そうだ。なるほど、皆が皆文武両道を実践出来れば、学校としてはPRの上で怖いものなし、なのかもしれないけれど。

 今日も昨日に引き続き、梅雨の晴れ間のいいお天気。この時期にお天気の良い日が2日続くとなんだかとっても得をした気分だ。単純なお天気猫の私としては、何となくにこにこしてしまう。
 こんな小さな幸せを感じて、笑顔でいられることは素直に有難いことだと思う。
 久しぶりに都心に出かけた日が雨降りでなくて良かった。帰路はまたも私鉄の人身事故に遭遇し、出張先から迂回して帰宅した夫の方が先の帰宅になってしまった。
 平日に夕食の支度をしてくれているとは、これまた感謝。笑顔で暮らせて幸せである。

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