ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.6.19 落ち込んでいても・・・

2012-06-19 19:01:01 | 日記
 昨日、このブログで書いたように、職場の方の訃報を受けて、「あまりに急なことでショックです。」と落ち込んでいた私に、昨春同じ病気でご主人を亡くした方から次のようなメールを頂いた。

 「人は、ある日突然、余命○か月と言われたり、帰ってくるつもりで出かけたはずが冷たい氷の中に閉じ込められて、いつ帰れるのかさえわからなくなったり、はたまた理由もなく刺し殺されたり、理不尽極まりない運命なのですよ。
 健康であってもただ忘れているフリをしているだけで、皆そうした不確実な命なのですよ。
 だから一緒に支え合って、泣いたり笑ったりしながら生きているのだと思います。」

 本当にそうなのだ、と思う。
 同じ病気の方が旅立つたびに落ち込んでいても、何も始まらないし、事態は好転しない。
 だからこそ、今日も前を向いて生きていくのだ、と思う。
 生かされているうちはきちんと生き切らなければ。何があろうと、人は死ぬまで生きなければならないのだから。
 病気であろうとなかろうと、もっと生きたいと思っていても、おそらく自分ではどうすることも出来ない力が加わって、呼吸を止めなければならない時がいずれはやって来る。
 そして人として生まれてきたら、必ず誰にも平等にやって来る、旅立たなければならなくなった時、人は、色々な未練やら何やらを全て断ち切って、やはり逝かなければならないのだろう。

 昨日、義母は予定通り、無事義妹宅近くの施設に転所した。
 義妹からの電話によると、環境が変わってまた食事が摂れなくなっているとのこと。確かに自宅に帰れたわけではないし、1カ月強のショートステイでようやく施設に慣れたところで、また新しい場所への引っ越しだから、ストレスも溜まっているのだろう。
 けれど、これからはここが義母にとって終の棲家になるのだから、どうか一日も早く新しい環境に慣れて、心穏やかに過ごしてほしい、と願うばかりだ。

 6月の台風が上陸した。こちらでも「午後から強い雨」という予報より早く、午前中から雨が降り始めた。各地の被害が心配だ。
 私は定時で帰宅したが、僅か20分歩いただけで上から下までびしょ濡れになった。夫はいつもより早く帰宅した。一方、息子は部活の日。台風で中止になるわけでもなさそうで、いまだに帰宅せず。風が強くならないうちに帰宅するのを祈るばかりである。
コメント (5)
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