ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.9.21 こんな筈じゃ・・・よりによっての鬼の霍乱!?

2023-09-21 22:35:04 | 日記

 昨夜は遅く帰宅した息子が先に入浴し、ウトウトしながら録画したドラマを視てから入浴。またしても日付が変わる。

 今日は、夫は休務日、息子だけ出勤だ。少し遅めに起きても大丈夫なので、いつもの時間にスマホアラームと目覚ましが時間差で鳴ったのを消してベッドでグズグズ。夫が起きたので私もノタノタとリビングに移動する。
 今日も朝からお腹が緩い。窓の外を見ると、なんとなくお天気がぱっとしない。天気予報では、雨のマークが出ている。朝の瞑想ヨーガを終え、息子を送り出して、夫と朝食を摂る。
 
 夫は昔の職場仲間の皆さんと昼食会。実に結束の固い集まりである。息子が小さかった頃、2人一緒におまけで参加させて頂いたことがあるが、さすがに今はご遠慮している。
 その後は3度目の正直(?)の夫誕生日イベントが控えている。今夏は、断捨離に励み、我が家としては珍しくどこにも旅行に出ず、地味に過ごした。遅い夏休みと気分転換も兼ねて、毎夏宿泊しているみなとみらい地区のホテルに宿泊予約をした。
 夕食は夫の誕生日祝いで、3年ぶりにホテル内フレンチレストランでフルコースディナー。

 2020年8月、当時、新薬エンハーツを開始、2クール目を終え、ようやく体調が戻ってきたタイミングだったか。副作用の強い吐き気とその後に続く酷い下痢であっという間に43kgまで体重が落ち(今はしっかり48kg近くある)、このまま体重がもどらなかったらまずい、美味しいものを、お肉を食べなくては、と予約した。
 結果としてお腹が小さくなってしまったのか、7品のハーフコースでも完食は出来なかったけれど、9品フルコースをペロリの夫とシェアしつつ、食べられる喜びを嚙み締めた記憶がある。それ以来である。

 簡単な旅支度をしてキャリーケースのパッキングは夫に任せ、私はヨガスタジオへ向かい、朝一番のクラスに初参加した。入会当時、朝一番のクラスが一番混むと聞いていたので避けてきた。が、その次は★2つのクラスが続くので、出られそうなのはこのビューティヨガのクラスのみ。N先生とは初めましてだ。
 古参の方がいらしたので聞いてみると、殆ど座ったままで半分寝ている感じ、とのことだったので、ちょっとほっとする。

 30名ほどの参加者でそれなりに混雑。右隣りには座られたが、左隣りが空いていたのでそちらにずれて何とか両手を伸ばせるスペースを確保。冒頭、立ちポーズで割と早い動きだったのでちょっと焦ったが、すぐに座りポーズになった。淀みなくガイドが続き、ちょっと静かな間(ま)が欲しいな、と思うほど元気一杯な先生だった。
 足ツボマッサージ等も含めて座りポーズ、四つん這い(昨日のパーソナルセッションを思い出しつつ)でキャット&カウ、うつ伏せでコブラのポーズから仰向けになってからのシャヴァーサナは少し長め。45分のショートクラスが5分延長した。
 シャワーを浴びて曇りがちな空を見ながら帰宅する。夫は既に昼食会に出かけている。

 あれこれ片付け、レンチンのお好み焼きをお腹に入れ、毬藻の水替えやごみ捨て等を済ませ、ホテル最寄り駅に向かう。昨日私鉄乗換えの様子が分かったので、JRで廻らず、私鉄乗換えルートを選んだら一番早い特急に乗れて、ドアツードアで2時間足らずでホテルに到着した。

 車内のお供は志駕晃さんの「まだ出会っていないだけ」(中公文庫)。
 帯には「運命の人はきっといる。会員になれば3か月で結婚できると言われる相談所の噂は本当なのか。ベストセラー『スマホを落としただけなのに』の著者が送る婚活のリアル!」とある。
 「スマホを~」は映画で観たが、志駕さんは初めましての作家さんだ。
 コロナ禍の婚活はマッチングアプリが主流になったというが、実にイマドキの話で面白かった。いやはや、大変な時代である。

 22階のベイビュールームにチェックイン。いつもはパークビューだが、今日はグレードアップ。残念ながら雲行きが良くないので、目の前に広がる海が灰色。夫は30分遅い特急で無事到着した。
 お昼は宴会料理で、しっかりビールやらワインやらを飲んできた模様。ディナーにお腹を空けておけばよいのにと思うが、このままじゃ夕飯は入らない等と宣う。珈琲を淹れてあげて私は紅茶を頂く。
 その夫、あっという間にお夕寝してしまう。お腹を出していつもの転寝である。途中寒くなったのかお布団に潜り込んでいた。2時間以上眠っていたか。
 その間、私もちょっとウトウトしたが、無事読みかけだった文庫を読み終わる。

 母にMeet通話をしたら、今日はデイサービスから帰ってきて、コロナワクチン7回目の予約が出来たそうな。コールセンターがなかなか繋がらず、何度もかけてようやく最後に繋がったとのこと。自分で出来て良かったこと。ダメなら私がネット予約をする約束になっていた。

 さて、レストラン予約の時間である。ところが、夫がお手洗いに入り、「お腹の調子が絶不調だ」と言う。なんと・・・。何度もお手洗いを往復していたが、「大丈夫」というので階下のレストランに降りた。
 お願いしていた通り、窓側の奥の静かな半個室席に案内される。夫は全然元気がない。うーん、こんな筈では・・・、という感じ。お酒はやめておくどころか、である。ガス入りミネラルウオーターを頼み、前菜、温前菜、スープ、魚、メインディッシュをそれぞれ選ぶ。

 アミューズから始まり、すぐに夫がお手洗いに行く。口もききたくない様子だ。前菜を半分くらい口にしたところで、リタイア。レストランの方たちには本当に申し訳ないことをした。私までキャンセルして帰るわけにいかないので、夫の分はお支払いしますので、これでおしまいにして私だけ、とお願いする。夫のグラスやカトラリー等が下げられる。

 夫は部屋に戻り、その後1時間半は一人で次々に出てくるお料理を黙々と頂く。どれも目にも美しく、味も良く・・・、だけれどいかんせん一人で黙々と・・・、なのでいまいちテンションが上がらない。シェアする相手もいない。感想を言う相手もいない。
 一皿一皿はそれほどではないけれどお皿の数が多く、どんどんお腹が飽和状態になる。完食出来たのはスープとお魚料理だけだった。デザートも5種類から迷った挙句のチョイスだったが、メインデザートの前にプチデザート、最後にはプチケーキまで出てきて、ちょっと拷問状態。ハーブティを頂いて終了。

 「本当にこんな筈では・・・申し訳ありませんでした。」とお詫びをしたが、「お誕生日と伺っていたので、色々用意していました。残念でしたが、どうぞまたいらしてください。」と。「ハイ、リベンジしにまいります。」、「ご主人様どうぞお大事に」、「ご迷惑をおかけしました。」と言ってレストランを後にして、夫が欲しいというペットボトルのお茶等を買って部屋に戻った。

 それにしても、いつも「今日も元気だなんでも美味い」がキャッチフレーズの夫がこんな下痢をして、ムカムカして食べ物が入っていかないと言うなんて珍しい。記憶にあるのは7年前のインド旅行での酷い下痢だが、その時のような腹痛はないそうだ。今日はお昼の宴会で食べ過ぎたのか飲み過ぎたのか。はたまたうたた寝で冷えたのか。先に入浴して温まったら少し良くなったという。

 明日の朝には復活して、朝食ブッフェが摂れるとよいのだけれど・・・。
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