AクラスからDクラスまで分けられるインテリジェントワークス。
塾生は、ひとつでも上のクラスに行きたいと願っておりますが、上のクラスに行けば行くほど練習はキツくなります。
Dクラスは本当に基本から、ボールの握り方やグローブの出し方、正しい投げ方などを教える他、みんなで協力する野球の楽しさを教えるのが中心。
Cクラスはノックやスローイングなどの野球の基本動作を繰り返し教えます。
打球を捕る基本動作や、そこからスローイングに入る姿勢などは、このクラスでしっかりと覚えて貰わなくてはなりません。
現在、もっとも塾生が多いクラスでもあります。
Bクラスは応用動作、想定される厳しい打球の処理などが中心です。
同じノックでも右に左に大きく振られ、打球の速さもCクラスとは比較になりません。
Aクラスともなれば、それらを全て出来た上で正しいフォーメーション、一瞬の判断を要求される連携プレーが中心となります。
当然、上のクラスに行けば行くほど気を抜く事が許されませんが、それでも塾生にとってはAクラスは憧れの場所。
みんながAクラスを目指して頑張ります。
クラス分けでは必死に頑張りますが・・・・
今年度はAクラス不在で練習開始です。
午前中にBクラスとして選抜されたのはたったの4人。
ポワワン、秘密兵器、子旦那、それと・・・・なんとユウタが抜擢されました。
ここの所成長著しいユウタ。
果たしてBクラスの練習に付いて来れるでしょうか?
クラス毎に分かれたキャッチボールが終了し、午前中はバッティング練習に入ろうとした瞬間、またしても事件が勃発。
なんとバットを忘れて来た塾生がてんこ盛り。
バットを忘れて来た塾生の多さに指導陣も唖然。
教わる側が全ての準備を整えていないと言うのは何事か。
自分達で勝手に練習メニューを決めているのか?
と言う訳で、バットを持っているにも関わらず持って来なかった塾生はグラウンドを走る事になりました。
忘れて来た塾生全員がグラウンド5周、キャプテンは10周です。
これは凄く重要な事で、塾生は教わる立場の再認識、自分達の使う道具は自分で管理する、準備が整っていないのは全て自分の責任である事を植え付けるんですね。
この自覚が付いた時に、初めて道具を大切にするようになりますし、事前に全ての準備を整えておく習慣が身に付くのです。
たかが道具を忘れただけでと思ったら大間違い。
ここが塾生のターニングポイントのひとつでございます。
ところが・・・
グラウンドを1周走り終えた所でトボトボと歩き出す奴が・・・
え~ん
つい1ヶ月前までは幼稚園の園庭を走り回っていたカカオ。
あまりの厳しい処置に号泣でございます。
そんなカカオを横目で見ながらも、黙って追い抜いて行く上級生達。
怪我をしたとか、具合が悪いとかなら声もかけますが、ただ辛くて泣いているだけなら助けようも有りません。
その間、他のクラスでは黙々と練習が続けられます。
こちらはBクラスが行っているアドレナリン・ノック。
塾生を興奮状態に追い込んでから、弾丸のような速いノックを受けさせます。
え~ん
一向に泣きやまず、号泣しながらグラウンドをトボトボと周るカカオ。
Cクラスでノックを行うチョコパパの側を通る時には、一段と泣き声が大きくなってアピールします。
がっ!
チョコパパの口から出た言葉は非情にも「邪魔だ、どけ」。
びえ~んっ!
一段と泣き声が大きくなりますが、誰も救いの手を差し伸べてくれません。
泣きながらトボトボとグラウンドを何周も歩き続けます。
そうこうしている内に、4周目の終わりに塾長に呼ばれたカカオ。
既に顔はグチャグチャ。
泣いても泣いても誰も助けてくれない事を悟った表情です。
「良いか? カカオ」
「ここは幼稚園じゃ無い、お前が泣いても優しい先生が助けに来てはくれないんだ」
ぐすっ!
「それよりも周りを見てみろ」
「お前がトボトボ歩いている間に、みんなが練習しているぞ」
ぐすっ ぐすっ
「お前がのんびり歩いている間に、奴らは何球も練習している」
「早く戻らないとみんなが先に上のクラスに行く事になるぞ」
ここでピタッと泣き止んだカカオ。
カカオの見つめる方向では・・・
Dクラスの塾生が懸命にグローブの使い方を教わっている最中でした。
「泣いていて良いのか?」
「駄目です」
そう叫ぶや否や、カカオは残した1周をダッシュで周り切り、走って練習に参加しました。
子供達がハードルを越えようとしている時には、ついつい無用の手を貸してしまいそうになりますが、そこで堪えなくては自力でハードルを越える事が出来ません。
その場限りの同情や優しさは、後々にツケとなって子供達に圧し掛かるのです。
この後、カカオはどんな厳しい練習でも一切涙を流さなくなりました。
塾生は、ひとつでも上のクラスに行きたいと願っておりますが、上のクラスに行けば行くほど練習はキツくなります。
Dクラスは本当に基本から、ボールの握り方やグローブの出し方、正しい投げ方などを教える他、みんなで協力する野球の楽しさを教えるのが中心。
Cクラスはノックやスローイングなどの野球の基本動作を繰り返し教えます。
打球を捕る基本動作や、そこからスローイングに入る姿勢などは、このクラスでしっかりと覚えて貰わなくてはなりません。
現在、もっとも塾生が多いクラスでもあります。
Bクラスは応用動作、想定される厳しい打球の処理などが中心です。
同じノックでも右に左に大きく振られ、打球の速さもCクラスとは比較になりません。
Aクラスともなれば、それらを全て出来た上で正しいフォーメーション、一瞬の判断を要求される連携プレーが中心となります。
当然、上のクラスに行けば行くほど気を抜く事が許されませんが、それでも塾生にとってはAクラスは憧れの場所。
みんながAクラスを目指して頑張ります。
クラス分けでは必死に頑張りますが・・・・
今年度はAクラス不在で練習開始です。
午前中にBクラスとして選抜されたのはたったの4人。
ポワワン、秘密兵器、子旦那、それと・・・・なんとユウタが抜擢されました。
ここの所成長著しいユウタ。
果たしてBクラスの練習に付いて来れるでしょうか?
クラス毎に分かれたキャッチボールが終了し、午前中はバッティング練習に入ろうとした瞬間、またしても事件が勃発。
なんとバットを忘れて来た塾生がてんこ盛り。
バットを忘れて来た塾生の多さに指導陣も唖然。
教わる側が全ての準備を整えていないと言うのは何事か。
自分達で勝手に練習メニューを決めているのか?
と言う訳で、バットを持っているにも関わらず持って来なかった塾生はグラウンドを走る事になりました。
忘れて来た塾生全員がグラウンド5周、キャプテンは10周です。
これは凄く重要な事で、塾生は教わる立場の再認識、自分達の使う道具は自分で管理する、準備が整っていないのは全て自分の責任である事を植え付けるんですね。
この自覚が付いた時に、初めて道具を大切にするようになりますし、事前に全ての準備を整えておく習慣が身に付くのです。
たかが道具を忘れただけでと思ったら大間違い。
ここが塾生のターニングポイントのひとつでございます。
ところが・・・
グラウンドを1周走り終えた所でトボトボと歩き出す奴が・・・
え~ん
つい1ヶ月前までは幼稚園の園庭を走り回っていたカカオ。
あまりの厳しい処置に号泣でございます。
そんなカカオを横目で見ながらも、黙って追い抜いて行く上級生達。
怪我をしたとか、具合が悪いとかなら声もかけますが、ただ辛くて泣いているだけなら助けようも有りません。
その間、他のクラスでは黙々と練習が続けられます。
こちらはBクラスが行っているアドレナリン・ノック。
塾生を興奮状態に追い込んでから、弾丸のような速いノックを受けさせます。
え~ん
一向に泣きやまず、号泣しながらグラウンドをトボトボと周るカカオ。
Cクラスでノックを行うチョコパパの側を通る時には、一段と泣き声が大きくなってアピールします。
がっ!
チョコパパの口から出た言葉は非情にも「邪魔だ、どけ」。
びえ~んっ!
一段と泣き声が大きくなりますが、誰も救いの手を差し伸べてくれません。
泣きながらトボトボとグラウンドを何周も歩き続けます。
そうこうしている内に、4周目の終わりに塾長に呼ばれたカカオ。
既に顔はグチャグチャ。
泣いても泣いても誰も助けてくれない事を悟った表情です。
「良いか? カカオ」
「ここは幼稚園じゃ無い、お前が泣いても優しい先生が助けに来てはくれないんだ」
ぐすっ!
「それよりも周りを見てみろ」
「お前がトボトボ歩いている間に、みんなが練習しているぞ」
ぐすっ ぐすっ
「お前がのんびり歩いている間に、奴らは何球も練習している」
「早く戻らないとみんなが先に上のクラスに行く事になるぞ」
ここでピタッと泣き止んだカカオ。
カカオの見つめる方向では・・・
Dクラスの塾生が懸命にグローブの使い方を教わっている最中でした。
「泣いていて良いのか?」
「駄目です」
そう叫ぶや否や、カカオは残した1周をダッシュで周り切り、走って練習に参加しました。
子供達がハードルを越えようとしている時には、ついつい無用の手を貸してしまいそうになりますが、そこで堪えなくては自力でハードルを越える事が出来ません。
その場限りの同情や優しさは、後々にツケとなって子供達に圧し掛かるのです。
この後、カカオはどんな厳しい練習でも一切涙を流さなくなりました。