キッチンを1ヵ月半ほど使ってみて、使い勝手の評価がほぼ決まったように思う。うちは、トステムのクレディア 2400x1800。それに、オーブンを置くための60cm幅の台を追加してもらった。L字タイプというのは、角の部分の調理スペースが余分についているようなもので、普通の調理には十分な広さだ。
ただ、角の部分の引き出しはななめに引き出すのだが、それを開けようと思うと、隣の引き出しや食洗機を完全に閉めないと、当たってしまうのは不便。
人大のカウンタートップは、熱い天板やなべを直接置けない点はステンレスより不便だが、見た目がスマートで不便さを補って余りある。
シンクはステンレスをファインセラミックでコーティングしたタイプ。汚れが全然つかないわけではないが、つきにくく、傷は絶対にステンレスよりつかない。カタログを見ると硬度はステンレスの4倍だそう。それにもかかわらず当たりがソフトで、食器を落としたときも、ステンレスより割れにくい気がする。
シンクで失敗したのは、水栓をハンドシャワータイプにしなかったこと。シンクの掃除をしたあとで水をかけて洗い流すのに、いちいちカップに水を汲んで掛けなくてはいけない。それだけが不便。
シンクがジャンボなので、作業スペースの補助になるように、ステンレスサポートプレートをつけてもらったが、ふだんは作業スペースが足りなくて困るようなことはまずないので、あまり使っていない。でも、たくさんの野菜や大きい物の水切りには便利。
非常に便利だったのは、中央のキャスター付アイランドカウンター。パンを作るときに重宝しそう(引っ越してからまだ焼いてない)だし、来客のときは配膳台になる。買いものから帰ったときは、ここに買ってきたものをいったん置いて、それぞれの収納場所に分けられる。それに、裏側のオープン収納には、コーヒーメーカーやミキサーといった調理器具だけでなく、よく使うけれど見えるところには置いておきたくないものを入れておける。たとえば、ラップ類、ティッシュ、ビニール袋、キッチンペーパーなどを。
ただ、このアイランドカウンターのキャスター、最初のはストッパーがうまく働かず、次につけてもらったのは、床に傷がつきすぎるという欠点があったため、見た目はあまりスマートではないがゴム製のキャスターに近々付け替えてもらう予定になっている。すでについてしまった傷については、残念だけどしかたがない。
最近多い対面タイプよりうちの配置がよかったと思う点は、料理などをダイニングテーブルに運ぶ場合、動線が短くなること。対面タイプだと、誰かもうひとりいて、キッチンごしに料理を受け取ってくれるならいいが、ひとりだといちいち大回りして反対側のテーブルまで運ばなければならなくなるだろう。
見えすぎるという点は、対面キッチンでも同じだが、わたしはもともとあまり外に物を出しておくのが好きでないので、整理整頓に気をつけなくてはいけないとしてもあまり気にならない。それより、来客がいても、台所へ引っ込んでしまったりすることなく、話しながら準備できるのがいい。