先週末買ってきた北海道産1個18円の洋なしが追熟したので、食べてみたところ、
甘くて柔らかくて、ふつうサイズのものと比べても味はまったく遜色なし!
洋なしは切り口から痛みやすいので、いったん切ったら早く食べないといけないが、
食べきりサイズのこれって、食後にちょっと食べたいときなどすごく便利。
1個の重さが110g~130gていど。継続して入荷してくれないかな。
最近、本の話題が多いけど……
ジャケ買いとか、表紙買いとかあるけど、『俳優・亀岡拓次』という小説は
表紙を見たら読むのをやめそうな装幀だ。わたしは図書館のサイトで予約したため
受け取るまで表紙を見なかったからよかったが、図書館の棚で手に取っていたら
すぐに棚に戻して借りるのをやめてしまいそうな表紙イラストである。
そもそもが、新聞の書評を読んでいちおう切り取っておいたものの、
地味そうな内容ですぐには手が出なかった。今回も何を借りようか考えていたとき
貸出中でなくいつでも借りられる状態だったので、予約ボタンを押しただけ。
今年読んだ本の中では「舟を編む」もけっこう笑わせてくれた本だったけど、
これはそれ以上。そばにだれもいなかったのをさいわい、もうほんとに何度も
わっはっはーって感じで大笑いしてしまった。主人公は10歳くらい老けて見える
37歳の脇役俳優で、泥棒だったりチンピラだったり、すぐに殺されてしまう端役が
ほとんどなんだけど、名バイプレーヤーとして多くの監督に一目置かれていて、
ついにはハリウッドからも出演オファーが来ちゃったりする。
各編はそれぞれ異なる映画の撮影現場を舞台にした連作短編という体裁で、
はでな事件が起きるわけではないが、とにかく笑えてほのぼのしちゃうのだ。
書評のライターは亀岡拓次を演じるとしたら温水洋一を推していたが、
読んでいるときわたしの頭に浮かんだのは若いころの川谷拓三だった。