海の精あらしおのモニターに応募したら、当選して塩が送られてきた。
この塩は伊豆大島で昔ながらの製法で作られている。
この塩で塩むすびを作って、ブログに載せるというのがモニターの課題だ。
まず最初に、塩をなめて味見してみた。塩売り場で一番よく見かける精製塩は
舌にのせるとただ塩辛いだけ。がまんできなくて、すぐに口をすすいだ。
次に海の精あらしおを舌にのせてみたら、その違いにびっくりしてしまった。
えもいわれぬ旨みがあるのだ。しかもその旨みはすごく強い。
これほど違うとは思わなかった。
ついでに、北海道で買ってきて、このところ調味に使っている笹塩も比べてみた。
この塩は熊笹エキスと昆布だしが添加された塩で、味も香りも気に入っていたのだが、
舌にのせてみたところ、やっぱり辛いだけだったので、これは意外だった。
でも、原材料を見たら食塩とあったので、エキスを除いたらふつうの塩だったのだなあ。
ということで、お約束の塩むすび。
ごはんは、発芽玄米と発芽十六雑穀のブレンド。いつも食べているお米だ。
塩味が薄かったので、もっと塩を入れてもよかったかも。
塩むすびより違いがよくわかったのは、とろろ昆布で作ったすまし汁だった。
椀にとろろ昆布と海の精あらしおを1グラム入れて、お湯を注いだだけ。
これがとってもおいしいのだ。塩だけとはとても思えない味!
袋の裏には汁物には塩は1%と書いてあった。椀に入れたお湯は180gだったので
ほんとうなら1.8g入れることになるが、量ってみたら1gでもかなりあったので
入れすぎじゃないかという気がして、とりあえず1gで味を見たのだ。
でも、追加しなくてちょうどいい塩加減だった。
おいしい塩があると、つい取り過ぎてしまうのが心配になるが、
塩といっしょに送られてきた冊子を読むと、塩化ナトリウムだけを過剰摂取するのが
よくないのであって、カルシウム、マグネシウム、カリウムも含まれた自然海塩なら
高血圧の原因にはならないそう。
もうひとつこの本ではじめて知ったことがある。それは岩塩について。
岩塩は海水が自然に干上がってできた自然の塩だから、自然海塩と同じように
ミネラルが豊富だと、ずっと思っていた。ところが、それは大間違いだった。
塩類はそれぞれ析出する塩分濃度が異なるので、岩塩層はカルシウム塩、
ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩と、層を作っているのだ。
岩塩はその中でもっとも厚い塩化ナトリウムの層を掘りだしたものだった!
つまりぜんぜんミネラル豊富なんかじゃなく、精製塩とあまり変わらないってこと。
モニターに応募したときは、ためしに使ってみようというくらいの軽い気持ちだったが、
もうほかの塩は使えない気分に……。すっかり敵の思うつぼ(笑)
自然海塩につていもっとくわしく知りたい方はこちらをどうぞ。
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余談:時代小説で、びんぼう暮らしで酒の肴がないとき、
塩をなめて酒を飲むという場面があったが、こういう塩ならわかる!