知床遊覧船の次は、半島をもう少し北上して、知床自然センターへ行く。
ここからはフレペの滝が望める展望台への散策路があるが、宿でいっしょになった
前日来た人の話では、熊出没のため通行止めになっていたとのことだった。
念のために散策路の入口まで行ってみたが、この日もまだ通行止めだった。
それで、知床五湖へ向かった。名前のとおり、湖は一湖から五湖まであるが、
全部めぐるにはガイドが引率するツアーに参加しないといけないし、時間も
2時間から2時間半もかかる。なので、わたしはひとりで回れる高架木道で
一湖まで行くことにした。こちらの所要時間は往復で40分。
とはいえ、北海道にしては暑い日で、風もかなり強く、往復したらぐったり。
高架木道はこんなふうに草原をうねって続いている。草原の部分はかつての開拓跡だ。
木道からも知床連山がよく見える。
木道の終点、知床一湖。
湖畔の展望台から見た一湖と知床連山。
レストハウスに戻って、名物こけももソフトを食べたあと、知床横断道路を走ってみる。
ここが最高地点の知床峠。
羅臼岳がすぐ近くに見える。雲が噴火煙みたいだ。
ここはまた斜里町と羅臼町の境界。
裏側は残念ながら逆光。
羅臼側の知床横断道路は、かなりくねくね曲がっていて斜里側より走りにくそうだ。
羅臼港は素朴な漁港風景が見られるとのことだが、今回はここで引き返すことにした。
この日の夜は晴れたが、空気中の水蒸気が多く、天の川はかすかに見える程度。
それに、風が暴風かってくらいに強いのだ。あらかじめ、宿のオーナーさんに
三脚が借りられることを確認してあったので、自分のより頑丈な三脚が使えたのだが、
それでもぐらつきそうな強風だった。
去年はきれいな星空の写真が撮れたので、今年も撮る気まんまんで、わざわざ
月のない日を選んで日程を決めたのだが、残念ながらいい写真は撮れなかった。
夜も暑くて、掛布団は蹴飛ばしてしまっていた。
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