こだわりは強い！？

農産物は、景気にあまり影響を受けない”商材”だと思います。
もともと食の分野は、”生きる礎”で節約にも限度のある分野。
食の世界で”不景気”なのは、確か外食産業だったかと思います。

でも外食が減っても、食べる量が減っているわけではなく”おうちご飯”が増えただけですよね。
だから、食材の消費は当然のごとくあるわけです。

消費者の二極化は確かにあると思います。
価格で購入を決めるグループと生産方法で購入を決めるグループ。
どちらが”賢い”消費者なのかは、価値観によって異なると思います。

いまお休みをしているうちの通販や直売を見ていると、
「安心できるものを口にしたい」という消費者の方の要望がすごく多く感じます。

土と栽培方法にこだわりを持つわが家のやり方は、すべての消費者を満足させることはできていません。
でも間違いなく、満足していただいている方も沢山いらっしゃる現実。

このような方たちに支えられて、わが家は直売を続けています。
こだわりのある”商材”は景気にあまり左右されないのかもしれません。

あまり実感が・・・

日銀３月短観によると、景況感が過去最悪の水準だそうです。

「だそうですとは何だ！」なんて、おしかりが聞こえてくるような気がしますが、
ごめんなさい、本当に実感が湧いていないのです。

わが家に関して言えることは、確かに収入の伸びは鈍っています。
でも、もともと”浪費”的な支出が少ないので、生活が窮屈になったとはほとんど感じません。

買い控えはというと、”あったら便利は無くても平気！”と考えているため
基本的に買い控えをしたことがありません。

レジャー面では、かつては年に２回海外へ出かけ、他に国内１回くらいの旅行を
していた時期もありましたが、
その後農業に取り組むようになったことと子供の成長により休みがそろえにくくなった（うちの長男は、毎日部活などもあるため学校へ行っている）ので、必然的に行けなくなりました。

さらに農業資材はというと、もともとほとんど購入していないので例え値上げがあっても
さほど影響がありません。
例えば農業機械に使うガソリンは、年間で１０㍑前後だし、軽油は２０㍑程度。
大きな機械もないし、機械を使う作業がそもそもそんなに無い。

収入は今のところ大きく変化していないのは、ありがたいことだと思います。
農業面の売り上げも毎年僅かながら伸びています。

だから、ニュースで報じられているほど実感が湧かないかも。

生活の仕方によって受け取り方が異なるという典型のようで、
ニースを見るたび不思議な感覚になっています。