今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

倉渕「相間川温泉」から浅間隠温泉「旅籠」、そして四万温泉「積善館」 

2015年04月16日 | 秘湯で露天

 春の恒例(高齢?)の温泉旅行。早すぎる桜の満開情報、11日(土)まで持ってくれよと祈る日々。土曜の朝、何時ものように小雨降る秋葉原中央口からワゴンで出発。高速の途中から雨も止み、心配した渋滞もなくスムースに高崎ICに到着。

 最初の目的地は、高崎の倉渕町の「相間川温泉」、塩分と鉄分が多くくみ上げて暫くすると茶色に変色する特色のある温泉だ。昼の時間も近く昼食兼立ち寄り湯とする。塩分が多いためか体が浮く珍しい湯である。

 食事も済ませ、次の立ち寄り地は江戸時代終焉時の偉人「小栗上野介」の菩提寺「東善寺」。明治維新の歴史に寄ってたかって封印された「小栗上野介」についての薀蓄を述べなければこの先進めない。暫し、ご静聴あれ・・

 そもそも、小栗上野介とは、江戸時代の終焉の勘定奉行、江戸町奉行、軍艦奉行を歴任、横須賀に日本初の近代的製鉄所を建造、軍艦製造を幕府内の反対にも関わらず進めた。財政立て直しの才にも優れ、海外渡航の実績から日本に江戸時代にも関わらず三井財閥などの株式会社の原型も創設させた。

 海外渡航では、日米通商条約の締結、日本から流出し続けている金の兌換レートの不平等条約の解消交渉など、明治政府でも困難な交渉も彼が中心で行ってきた。

 江戸城開城の評議の中で、主戦論を展開するも開城に決定。その後、将軍が官軍に恭順を決め水戸に隠遁した後は、上野の山での彰義隊の隊長に推挙されるも、大義(将軍)のない戦はするべきでないと知行地の現高崎市の山奥(倉渕町)に隠居。しかし、徳川埋蔵金を狙った近隣の武士や土豪数千人が襲いかかるも、優れた戦術で僅か200名の手勢で撃退。官軍を恐怖させる。時折、蒸し返させられている徳川埋蔵金伝説のその人である。

 その後、官軍の前に抵抗する気はない旨の申し開きに赴くが、その場で拘束、官軍によって十分な詮議もされずに翌日には相間川の川原で斬首された。申し開きに高崎に出向いた息子も斬首された。明治政府の元勲達が如何に彼の能力を恐れていたかを物語っている。しかし、僅かの部下に守られて身重の婦人は会津に逃れ、その後、娘は遠戚にあった大隈重信に保護されたと聞く。

 その後、彼の功績は歴史的に封殺され、西南戦争で明治政府に対立した西郷隆盛などの復権はあっても、小栗上野介が未だ義務教育の教科書に記されることが無い。長州出身の世襲代議士が総理になっている限り期待はできないだろう。

 寺から5分ほどの本堂裏山中腹の墓に参拝した後、本堂の資料館で小栗の業績の資料を拝観する。小栗上野介の復権にご住職の熱い思いが感じられた。オジンも然り!!

 参拝後、本来の温泉旅行に復帰。旧草津街道沿いの権田の分岐から少し走って牧野酒造に寄る。女将さんの推奨する「大盃 袋絞り馥露酣」を二本購入。山の仕事で泊まる時はいつも大盃を仕入れて宿に向う。今回、仲間の人数から少々少ない気がしたが、旅館の食事時に注文する日本酒やビール、その他の酒も大分仕入れてあるので十分だろう。

 暫く走ると上州を代表するの義侠の親分「国定忠治の墓」に立ち寄る。「赤城の山も今宵限り・・」の名セリフは有名だ。小栗の後で、国定忠治も語らなければ片手落ち。そこで一節。

 時は江戸後期、上州は国定村(現伊勢崎市)に生を発した忠治は、持ち前の度量と剣術の腕で地元の親分「大前田栄五郎」に見込まれ跡目を継いだ。以降、上州と信州の一部に勢力を広げ、天保の飢饉の際には農民に銭や米を分け与え義侠として人気を集める。しかし、無法者の重要人物として幕府から追われ続け、追求の手が厳しくなり、とうとう一家を解散せざるを得なくなった。その時の言葉が先の「赤城の・・・」である。その後、流浪の旅に出て、江戸では千葉周作に真剣勝負を挑むなど剣の腕前は、切った博徒の数からも相当な剣士であったと推測されている。流浪の旅先で清水の次郎長とも親交があったという。

 信州から「大戸の関」を何度も破り上州に出没したため、幕府も忠治の追及の手を緩めなかった。忠治は捕縛され小伝馬町の牢に送られ関所破りに対して死罪としての判決を受け、「大戸の関」で磔の刑を受ける。ほぼ同じ時期に子分12人も同じ場所で処断されたと聞く。木枯らし紋次郎など、上州人と博打好きを結びつける人物でもある。なるほどとも思える輩もいるが、交誼のある多くの人は真面目な人であることを申し添える。

   温川温泉郷に入り、「薬師温泉」の「旅籠」の長屋門に到着。茅葺の古民家の里を復元、立ち寄り温泉施設と宿泊施設を併設。蒐集した古民具の数々、箪笥、人形、焼き物、武具等の収集品が半端な博物館のそれを上回る。宿の雰囲気も古民家そのものである。黒光りした引太い梁に、引き出し階段、テレビも冷蔵庫も木の扉の裏に収まる構造になっている。掘りごたつのある板敷きの奥座敷はオンドルである。ひとつひとつに拘りを感じ入る。

 到着し部屋に案内されると、旅館の知り合いからウェルカムドリンクの氷付けシャンパンボトルが二本が届いていた。乾いた喉に大変旨い。温泉は、宿泊者専用のかけ流しの「滝見の湯」の他は、沸かし湯の薬湯である。貸切が2湯あるが、全部で7つの風呂がある。

 食事処は、別棟の囲炉裏の個室。専任の仲居さんが付いて炉端焼きの世話をしてくれる。お酒は持ち込みの「大盃」と宿の酒「純米大吟醸 旅籠」、川場村の地酒に宿の名前を冠して販売しているとのこと。てきぱきとと料理が出てくる。旨い料理に旨い酒、ビールを4本、四合瓶を4本をあっという間に空けてしまった。食事処を後にして、あとは部屋で飲み会の続きへ。

  温泉は露天風呂の温川の広い堰堤から落ちる水を眺めながら入る「滝見乃湯」。堰堤がチト寂しいが開放感はある。薬師温泉は約200余年前に旅の行者が見つけ開湯をしたそうだ。旅館は古民家はもとより、蒐集した家具や陶器、武具、時代人形などをそれぞれの棟に、何時でも鑑賞できるように陳列してある。古民家の梁や柱は時代を感じさせるが、時代と共に丈夫になってきたような感さえ抱かせる。

 翌朝は時代宿に別れを告げて旧草津街道を草津方面に走る。須賀尾峠を越えると向かいの草津方面の山の中腹以上には残雪が多く青空に映えて美しい。峠道の途中、道の真ん中で日本カモシカが佇み車を見つめている。昨年春の長野は七味温泉でも道でカモシカに遭遇した。やはり、餌を求めて巷で言う里近くに下りてきているのだろう。

 二日目の立ち寄り湯は、中之条の奥の「四万温泉」。草津温泉を上回るとも言える群馬を代表する名湯である。泉質は草津の硫黄泉と違い、無色透明の炭酸硫酸泉で肌に柔らかい。国民保養地第一号の温泉でもある。四万温泉では「積善館」の重要文化財の風呂に入るのが目的だ。重要文化財の風呂はジブリ作品の「千と千尋の神隠し」の温泉宿のモデルとも言われている。赤い橋を渡った1階がその風呂である。

 当時はモダンな浴室だったろう、タイル貼りクラッシックな風呂が6ツ。蛇口周りに石灰の結晶がこびり付き歴史を感じさせる。風呂の入り口を開けると直ぐに脱衣所、風呂場も丸見えである。しかし、泉質は柔らかく、体の芯まで優しく暖める。「いい湯」とは四万温泉を言うのだろう。

 積善館を後にし、四万温泉の起源といわれている「日向見薬師」の共同浴場「虚無想の湯」に行くが先客で一杯。3人入れば一杯の風呂、致し方ない。直ぐ近くの四万ダムの公園でダムの堂々とした景観に見とれる。ダムサイトの駐車場では、本日二回目のカモシカに出会う。近くの急な崖の擁壁の上で草を啄ばんでいた。

 寄る年波に車の旅行は疲れるが、交代しながらの運転で無事に秋葉原に到着。運転で禁酒状態のオジン、運転の相方と地元で一杯となったのは当然の成り行きである。

 

 

  


御茶ノ水で小田原「魚国」

2015年04月15日 | お仕事

 先月の半ば、地元仲間からの声掛かりで久しぶりの飲み会。御茶ノ水に新しくできたビジネス、商業複合ビルの「ワテラス」二階の「魚国」で飲るとの連絡。聞いたような名前だなと思いつつ、丸の内の会社から歩いて御茶ノ水まで歩いてワテラス到着。

 1階は時折買い物に利用しているスーパーマーケット。二階へエスカレーターで上がり案内板を見るうちに2~3ヶ月前にランチのシラス丼で利用したことを思い出す。和の雰囲気の割りに手ごろで落ち着いた店だった。

 勤め先の東京駅から歩いて30分、途中、神田の食味新道の先だってに焼けて建て直した「神田 藪そば」を横目で眺めワテラスに到着。店に入ると仲間はビールで乾杯済み。早速、ビールを注文し東京駅から歩いてきた乾いた喉をお洒落なグラスを一気に潤す。「くぅ~~うんめぃ」と思わず声がでる。 小田原の魚料理の「魚国」の出店だそうな。今回はコース料理、メニューも魚料理がメイン。追加ビールの出は少々遅いが、仲居さんのコース料理の説明も丁寧で、中にはバイトの女子大生もいるが愛想も良く教育されている。日本酒も「鶴齢」、「麒麟山」などオジンの好きな新潟の酒があり嬉しい。店のワインも美味しかった。

 はるばる小田原からの進出、頑張ってもらいたい店である。

 


東京「桜」の名所、三万歩

2015年04月01日 | まち歩き

 お江戸は開花宣言から一挙に春爛漫とくりゃあ、咲くのも早けりゃ散るのも早え。腰も落ち着かずに東京下町中心に桜の名所を一挙に見物がてらの三万歩ウォーキング。

  まずは、多少のフライングの3月22日の日曜日、観光客でにぎわう上野公園入口の八重桜と枝垂れ桜を見物。ピンク色が鮮やかさ際立つ。公園内のソメイヨシノは全くの蕾で未だの感。それでもブルーシートの花見酒で賑わっている。

3/29日の日曜日、開花宣言に間髪入れずに初夏の陽気。一挙に咲きだす気配にいてもたってもいられずにウォーキング開始。

 地元アキバの三井記念病院前の公園の桜は、新しい木で10数本だが満開一歩手前でも見どころ十分。

 浅草橋の柳北小学校横の公園は、20~30本で樹齢は壮年期で満開状態。咲いたばかりか風に吹かれても持ちこたえている。

   上野に行こうか、浅草 に行こうか迷うが、えいゃあとばかりに秋葉原駅から総武線で市ヶ谷へ。一雨振ったことの人払いのおかげで市ヶ谷から飯田橋の神田川沿いの土手をゆっくりと歩いて見物。見事な古木が土手沿いを桜の花で埋め尽くす。総武線と中央線が行きかう土手下は桜見物のテッチャンの絶の好撮影スポット。静かな雨上がりの夕暮れ時、満開の桜を独り占めに大満足。

 飯田橋から法政大学の横を抜け靖国神社へと向かう。裏口は閉鎖され靖国通り沿いの本殿近くの門から入る。さしも人は多い。桜の開花宣言の標本木で撮影。八分咲きである。

    靖国神社を通り抜け千鳥ヶ淵へ。インド大使館の庭ではインドフェスティバル。カレー、串ものなどインド料理の屋台が並び、奥の舞台ではベリーダンスを踊っている。インド大使館を通り抜けると、そこは千鳥ヶ淵。

    千鳥ヶ淵の桜は今が満開とばかりに咲き誇る。今にも降り出しそうな天気のためか人は少ない。ライトアップの準備もあり夕暮れを待ちたいのだか、友人と銭湯へ行く約束がある。

 千鳥ヶ淵の堀の水面近くに枝を広げる桜を見ながら、北の丸公園前を通り抜け竹橋から地下鉄に乗る。

  3月30日の火曜日、仕事で月島へ行った帰り道、佃島の土手の桜を見物。ウォーターフロントのマンション群と隅田川、絵になっているネ。

    その足で門前仲町へと向かう。・・堀をわたる黒船橋の前後も毎年桜祭りを開催している名所である。祭りの時期には船からの桜見物もリーズナブルに可能とのこと。ここも満開、水面に映る桜は素晴らしい。

  翌31日は年度の終い。仕事終わりも早々に友人と九段下で待ち合わせ。昭和館の中から見る武道館を背景の土手の桜は、気のせいか堂々としている。

 靖国神社でガソリンの補給、神社大鳥居のすぐ脇の屋台村に入り、ビールで喉湿し。それにしても高い、つまみも高い。神社の所場代が高いとしたら問題だ。早々と切り上げインド大使館のタンドリーチキン250円、インドのラガービールで乾杯。

      いよいよお目当ての千鳥ヶ淵のライトアップに突入。人々、日曜日の静かさが嘘のような人の波。行列で堀側の道は遅々として進まない。それでも艶やかな桜には敬服する。堀の反対側の北の丸の桜が正面からのライトアップで一層引き立って見える。

  千鳥ヶ淵からは靖国通りを市ヶ谷方面に落ち着き場所を探しつつ歩く。しかし、どこも予約客で満席。ついたところは日テレ通りのいつもの「ニュー浅草」。やっぱり落ち着ける。

 

 平成27年度の初日、東京駅の近くの会社の昼飯時、八重洲桜通りに早めのランチに。12時少し前を狙ったせいか八重洲の勤め人も案外と少ない。チラホラ聞こえる言葉は、外人さんが多い。花見の見頃でも日本人は律儀で真面目なもんだと感心。交通の便がいい手軽な桜の名所になるのも近い。3日にも昼飯に訪れたが桜吹雪の真っ最中。今年の桜は短いと実感する。

 夕方には、桜通りのすぐ近くの海鮮料理が豊富な「小樽」へ。料理はボリュームが満点で腹いっぱいになる。


囲碁とボケ防止の因果関係は?

2015年02月02日 | 囲碁

 長い間、黒白の石を握ることなかった久々の囲碁会。対戦不足を補うために、前週のヒマを見つけてP/Cソフトを相手に付け刃。さて、当日の土曜の昼、いまさら定石書を見たところで、対戦相手は、その通り打っててはくれない。アキバからの総武線、iPadで最強ナンプレで頭の体操しながら県庁前の「菜の花プラザ」に集合。多少の役に立ったのか、スイス方式での16人勝ち抜き戦で、結果はフロック続きの四戦全勝で優勝。気分も良く、プラザの二階「」で成田の地酒の「仁勇」の燗酒で大いに盛り上がる。

 さて、今月末には業界団体の囲碁大会に参加予定だが、前々回の優勝でクラスがアップしている。今回は業界最強メンバーとの対戦もありそうだ。昨年五月からの新しい会社での出場、惨めな結果だけは避けなければならないとのプレッシャーはあるが、1勝できればまあまあとの気楽な気持ちで望むほかないだろう。

それよりも、囲碁をやることで、アルコール原因のボケを防止してくれることを期待して、とにかく頑張って出場しようか。

 


秋葉原のホークス居酒屋「ちどり亭」

2015年01月24日 | 居酒屋

 御用はじめの翌日、地元の仲間と新年飲み始め。秋葉原東口の佐久間町三丁目で新規開店の居酒屋「ぢどり亭佐久間店」。モツが売との看板に扉を開く。まだ早いと見えて客はひと組だけ。窓きわのテーブルに座り、店内を眺め渡すとソフトバンクのユニホームがズラリ壁に掛けてある。焼き鳥は薩摩のバラ焼きスタイルでボリュームもある。ホークスのテレビ放映があれば、ワイワイ騒ぎながら飲むというスポーツバー的な店らしい。

 飲み物は生ビールの後、ホッピー黒、黒霧島とオーソドックスなながれ。肴は、店の女性お薦めの名物「もも炭火焼き」と「せせり身焼き」。もも焼きは歯が丈夫なのが必要要件か。ホークス勝てばポイント倍というが、何に使えるポイントかは理解がイマイチであった。薩摩を売りなので日本酒はアリバイ的に少ない。鹿児島には日本酒の醸造所はないので、さもありなん。

 黒霧島の一升瓶をキープして、仲間とコースで盛り上がる店が似合う店のようだ。ガードの反対側には、阪神タイガースファンの集う「串揚げ」の店がある。最近のアキバには、ジャイアンツファンは肩身が狭い。しかし、直ぐそばには、半世紀前の大昔にオジンの親父が通っていた「真澄酒造」があり、今ではジャイアンツの試合をCATVで流してくれる嬉しい店もある。


両国はちゃんこ「巴潟」

2015年01月24日 | 居酒屋

 いつもの仲間との新年会、久しぶりに「ちゃんこ鍋」でいこうと両国駅から2~3分の「巴潟」でとのこと。数年前の忘年会、駅前の「霧島」で板敷の座敷の薄い座布団で辛い思いをしたことを思い出す。ちゃんこでの集まりは、土俵の脇での10年位前の「吉葉」と「霧島」、そして今回は「巴潟」。「巴潟」では昼のランチでは、たまに寄っていた。

 今回は、飲み会メインなので牛肉ベースの醤油味であっさりとしたちゃんこ料理を注文。牛肉は霜降り肉で煮込みすぎるには勿体ないのでしゃぶしゃぶ風で食する。しゃれたグラスの生ビールではいかにもハカがいかない。日本酒を注文するがお燗は「大関金冠」、冷酒は「辛丹波」のみで少し寂しいが、まずは「辛丹波」。焼酎は芋の「さつま司」のボトルで注文。料理はコースとなっており、付け出しから刺身と順々に出てくる。最後はうどんで〆る。

 そもそも「ちゃんこ鍋」の意味はというと数説あるそうだ。東北出身の力士が多く、国では親父のことを「チャン」と愛称の「こ」をつけて「ちゃんこ」となった説、中国を指す「ちゃん」と「鍋」ことを「コ(クォ)」が組み合わさり「中華鍋」のことを「ちゃんこ」といった説などあるそうだ。「ちゃんこ」が相撲部屋では食事総体のことを言っているので東北期限説が正しいのだろうと思う。

 場所の14日目(土)とあって、結びの一番終了後の予約が満席。二時間ぴったりで飲み物オーダーは30分前締め切り、時間延長は駄目との縛り。予想通りに七時近くから満席になってきた。勘定を済ませて次の河岸を求めて、冷たい風で酔ったほてりを冷ましながらブラブラと両国橋を日本橋方面へとわたる。

 「二次会」のあて探しつつ、前にも何度か暖簾をくぐったことのある浅草橋駅隣のガード沿いの「住吉」へと入る。「住吉」では名前のごとく山形の樽平酒造の酒「住吉」を中心に出している昔ながらの居酒屋である。店に入ると元気な女将の声がする。久しぶりだが、変わらないなと安心。この酒、琥珀色をしている特徴がある。、搾り後のろ過をしていないことによるもので、日本酒独特の旨みが凝縮されている。住吉では注文するとコップ酒で出てくるスタイルである。肴は野菜炒めなどの家庭料理風も多くボリュームがある。さっきまでの「ちゃんこ」がきついが二合ばかり吞んでお開きとした。。


やったぞウッジョ (Wood Job)! ! ! 杉と檜の品評会で受賞

2014年12月29日 | 水と水源林

                                                    聞き慣れない言葉とは思う。ここで言う「優良素材」とは林業で生産する、森林から切り出す木材のことである。主にスギヒノキが主であるが、たまにはカラ松なども出荷する。アキバオジンの東京での仕事の一つが、林業経営の補佐ということもあり山との関係は結構強いのである。

  さて、毎年恒例の優良素材展示会が12月の初めに開催された。出品には優良材の目利き、切り出す技量は勿論、大径木であるために作業道や搬出経費などの相応の苦労はいる。毎年出品している会社では、今年も地元の県などの要請もあり頑張ることとした。

  会社の山林に従事する職員の平均年齢は約30才であり、業界平均約50~55才よりも大幅に若い社員により運営されている。都市の青年の林業体験をコメディタッチで映画化した「ウッジョ!!」の後押しもあり踏ん張ってくれたと思う。

  その結果、昨年は最優秀賞は逃して第二位の「知事賞」、今年はスギは最優秀賞「林野庁長官賞」と第一位で一昨年以来の返り咲き。ヒノキは優秀賞で「関東森林局長賞」を受賞し最高の成果を得ることができた。山の若い連中の努力と研究に大いに敬意を払いたい。

    表彰式の前日、東京の会社の幹部と作業場の視察の後、「はまゆう山荘」で本社と山の連中とで、ささやかな祝勝会を行ったことは言うまでもない。当然に地元の「純米 大盃」で乾杯、部屋でも個人の土産用にと別に買っていた「純米吟醸 大盃」の四合瓶を空けてしまった。旨い酒である。

  話は変わって森林の深刻な現状について少々。今の日本の森林は世界に類のない森林大国になっている。しかしながら、林業に携わる職員の減少が続き、木材価格は一時の5分の1まで低迷している。一方、森林所有者が相続のたびに分散、小口化し林業経営の母体の脆弱化が進行し手いる。そのため、間伐時期を失した森が増え続け、森は暗く、日が射さず下草も生えない環境となり山肌は荒れ放題、集中豪雨のたびに土砂災害が頻発している。土砂災害のたびに地球温暖化を原因とする気象変動に責任を擦り付けてはいるが、実は土を繋ぎ止める力が森に無くなりつつあるのが現状である。

 森の再生は急務である!!。国産木材の需要回帰のため、建築基準法改正や税制優遇の手は打たれつつあるが。構造的な問題もあり施策は不足している。また、資源の活用以外にも多くの効果がある。CO2吸収対策として、緑のダムとしての水源涵養機能、洪水対策としての森の保全、そして生物多様性の確保などが適正に評価されれば、経済的評価上も森林をマテリアルとしての価値よりも遥かに大きな価値があると見ることができる。

 青年を林業に回帰させる環境作りは、とりもなおさず過疎化の防止と地域の活性化にもつながるはずと信じている。地域創生大臣の大きな役割である。また、木質バイオマス発電は、増え続けつつある木材を安定的なベース電源として活用可能であり、木材の利用の新たな活用方法として大手製紙会社が積極的に拡大している。中小林業経営者にとっては多くの課題はあるが、国や自治体がどう応援するか問われている。近々に森に目が向いてくれるものと信じている。

 話は変わるが、映画「ウッジョ」は、残念ながら「アナと雪の女王」と封切りが重なり不発だった。勿論、オジンは前売り券を買って家族全員で「ウッジョ」を鑑賞した。この映画により林業は捨てたものではない思ってくれると期待し、林業を目指す青年が増えてくれることを願う。ところで「アナと雪の女王」は見ていない。また、DVDで見る気もないのは言うまでもない。しかし、家族は見たそうな~~~

 


名古屋の研究発表会と飲み会

2014年11月16日 | 居酒屋

  毎年開催している産・官・学の水関連の研究発表会と業界の展示会。今年は10月後半の三日間で、あおなみ線の終点「金城ふとう駅」の名古屋のポートメッセ名古屋で開催された。業界の技術製品の展示会との同時開催、今年の会社の展示ブースは、会社合併により展示物も多く広くなる。準備のために前日乗り込み組も多いが、こちらは前日夜に虎ノ門「おみっちゃん」で10年前の同僚で現在は霞ヶ関勤務のお役人との邂逅。ホッピー中心に積もる話に夜も更ける。

 翌日、寝ぼけ眼で早朝の新幹線で名古屋へ。名古屋に着くなり駅前のホテルへチェックインの後、フロントに荷物を預け会場へと向かう。会場では、担当エリア以外も含めてのお客さんへの対応の合間に、発表会の各会場で行われている発表の聴講。広い会場をアチコチと走り回る。

 初日の夜は、ホテルの近くの居酒屋で職場での飲み会開催。 全国から集まってきた合併前の職場のメンバー中心の飲み会である。懐かしい顔も多い。飲み屋は大型居酒屋「???」。ワイワイ騒いで、店名や何を飲んだか忘れてしまった。あまりにも普通だったためか、相当時間がたったので忘れてしまった。

 翌日は、前日と同じに展示会場と研究発表会の会場をアチコチと走り回り夕刻近くに市内でのOB会へと向かう。近くにある神社の由来から「まぐろ神社」と命名したそうだ。駅から徒歩15分近く、地下鉄桜通り線「国際センター駅」そばの木挽町通り沿いのこじんまりとした店である。細長い店で20数人も入れば一杯だろう。三つのテーブル席を付けて12-3人の席を作る。マグロの料理中心のようだが一品づづの量が少ない感、いまいち迫力に欠ける。飲み物はビールと焼酎が中心。しかしながら、旅先での飲み会は、いつものメンバーとはいえ盛り上がる。

 最終日は夕方近く、相棒二人と名古屋駅地下街のエスカの中の「海老どて」で、時間も無いので密やかに晩酌セットプラスアルファの打ち上げ乾杯。ふと見ると隣のテーブルに見知った顔がある。業界新聞記者さんのグループである。同じように晩酌セットのようだ。短い時間で日本酒「麒麟山」のお変わりし充実して店を出る。店の前は味噌煮込みうどんの店だ。店の前には入店待ちの客の列。どぞと思えば名古屋名物の味噌煮込みうどんの店。生煮えのような硬い麺、トッピングが別注文、関東の鍋焼きうどんのほうが最初から賑やかで安くてよろしい。

 店を出で新幹線口へ。相棒は奥方と豊橋で待ち合わせとのこと。一人「ノゾミ」の車内でビールを飲みながら「数独」に没頭。あっという間の東京駅だった。


塩原温泉「塩の湯」と紅葉の吊橋

2014年11月12日 | 温泉

 

   山では晩秋に近い11月初旬の土曜朝9時前、秋葉原中央口ロータリーで集合。リース期限が今年限りの何時ものワンボックスに七人の侍ならぬ七人の「のんだくれ親父」が乗り込む。塩原温泉にレッツゴー!!車の中ではビールを飲みながら「あーでもない、こーでもない」と賑やかにしているうちにあっという間に那須塩原ICに到着。紅葉シーズン盛りで懸念されていた渋滞もない。

 地元の酒蔵に立ち寄り地酒の仕入れに、昔から主自身が杜氏をこなしている「池錦酒造」に電話する。ご家族によると休みだが生憎外出するとのこと、販売している地元の酒店を丁寧に教えてもらう。店のラインナップは揃っている。その昔、秋葉原で店を出していた「天鷹酒造」の酒もある。少し足りないと思ったが、缶ビール1ダースと純米酒、吟醸酒の四合瓶を二本づつを購入。天鷹酒造の五百万石の「純米 国造(くにつみやつこ)」、池錦酒造の「純米吟醸 酒聖」、「特別純米 和心(なごみ)」など。

昼を寄り道して蕎麦屋「高林房」に入る。味も量もよし。いつものように天麩羅を刺身に運転者は除き酒を注文して前哨戦。しっかり満腹となる。

塩原温泉への途中に、塩原10大名瀑の「竜化の滝」に寄る。駐車場から15分ばかり歩いて吊橋を渡ると落差のある三段の滝が現れる。どうどうとした立派な滝である。駐車場で歩きたがらない仲間に申し訳ないが滝見見物となる。

  

    道はあまり紅葉の盛りとは言えないが遅い紅葉の盛りのようだ。塩原温泉郷の手前から塩の湯に入ると歴史を感じる温泉旅館が二~三軒。その内の一軒、創業300年の「明賀屋本館」に宿泊。入り組んだ廊下の先に渓流に開けた角部屋に案内される。川岸露天風呂(混浴)が有名だが、現在は広い女性専用露天風呂ができ、純粋に目の前の渓流を真近の川岸露天を落ち着いて堪能できる。夕食は歴史ある旧館での個室で仲居さんがあれこれと世話を焼いてくれる。地酒を楽しむ会なので断りを入れて昼に買った地酒を飲む。勿論、食事にビールと宿の自慢のお酒もいただくのがルールである。

    翌朝は今にも振り出しそうな曇り空。歴史が香る宿を背景に集合写真を撮り、取り立てて定めの無い帰路へ。先ずは紅葉が綺麗な塩原ものがたり館近くの箒側沿いの「紅の吊橋」

見物へと街中の館駐車場へと。「紅の吊」周辺の紅葉は赤が際立っている。吊橋を渡ると川原に脱衣所も男女共用の混浴露天風呂、古町温泉「もみじの湯」がある。対岸からは囲いがあるが遊歩道からは丸見えだ。観光客が多いシーズン、散策路脇でもあり入るには勇気がいる。ところが中にポニーテールの姿がある。ナンじゃと見てみれば裸の男に囲まれてハイっているではないか。こりゃあ、のぼせるなと人のこととは言え心配になる。

  その次に向ったのは、以前にこの仲間と泊まった奥塩原の共同浴場の「寺の湯」、「中の湯」。奥塩原の唯一の混浴は「寺の湯」は、噴気孔の崖の真下に町営露天風呂が位置している。しかし満員とのこと。奥塩原の旅館の泉質と同じ「中の湯」へと300円を入り口の箱に収め入浴。少々熱いが、「むじなの湯」と比べれば柔らかいほうだ。4人も入れば満員で既に地元の常連さんが二人入っている。湯への入り方を常連さんから細かく指示されながら「はいはい」と大人しく入る。入浴後、日塩スカイラインの入り口からすぐの野菜販売所で味噌田楽ときのこ汁を食べた後、もと来た道、塩の湯まで戻り「道の駅たかはら」経由で矢板インターまで行くことにする。

 すっかりの雨模様の中、一台通るのがギリギリの山道、ほとんど対向車が無い中なんとか「山の駅たかはら」に到着。山上できのこ汁を食べたためか腹がすいていないが渋滞を予測し、山の駅のお勧めの「アップルカレー」や「そば」でめいめいに食事を摂る。

 後はひたすら思いのほか空いている東北道を東京へ。アキバに付く頃は、飲み屋の開店時間に丁度いい時間帯。反省会は秋葉原東口すぐのガード下に開店したての「まぐろ道場」で乾杯となった。


OB会は恐竜橋と両国チャンコ

2014年10月30日 | まち歩き

 

 

11月下旬の週末、総勢20数名が新木場駅に集合。都バスで終点のキャンプ場で下車。東京湾の沖合、中央埠頭へとつながるゲートブリッジへ徒歩で向かう。晴天に恵まれ一行の足は軽い。ブリッジの中央までは約1キロ、往復2キロのハイキング。遠く虎ノ門ヒルズやスカイツリーを望み、埋立地と内海の狭間をひたすら歩く。大型車がメインの通行車、横を通過する度に揺れる。強風時は通行止めだそうだ。キャンプ場の周辺の岸壁には釣り人が鈴なり、何が釣れるやらハゼかボラか。

   一行は新木場でめいめいに昼食をとる。これから長い道程、早くもビールで喉を潤す不埒者、勿論、オジンも不埒者の一人。有楽町線から月島で都営大江戸線で乗り換え清澄白河駅に到着。下町の街を再現した江戸深川博物館、享保の改革で徳川幕府の建て直しの立役者「松平定信」の眠る霊岸寺、江戸六地蔵のひとつの大仏がある。その後、今は東京都迎賓館候補のひとつ「清澄庭園」へ、総勢シニア割引の70円/人で入場。関宿城主の屋敷後を紀伊国屋文左衛門が買い、その後、岩崎弥太郎により三菱財閥の所有となる。海に近いせいかカモメなど水鳥も多く、白鷺や鴨、亀や大きな金糸銀糸の彩り鮮やかな鯉も多く、美しい回遊式庭園である。

   シニア達の庭園徘徊も終わり都営地下鉄で両国へと向かう。両国の震災記念堂を拝観。大改修中ではあったが、参加者の多くは始めて訪れる人が多く、中では震災と大空襲の写真、当時の映像など改めてその悲惨さを認識したようだ。夕方近く、国技館のとなりの「花の舞」に入る。チャンコ鍋などをつつきながら、ここから元気になるのがシニア世代の底力。大徳利やビール、焼酎などテーブル一杯の倒れた空き徳利越しに、ワイワイガヤガヤと昔話やら政治談議そして孫談義などに花が咲く。最後は記念の集合写真を撮って駅前で解散。

  来年の探訪場所探しも、また楽しくもあり勉強にもなる。


釧路の地魚で地酒を!!

2014年10月26日 | 居酒屋

 最近、宿泊出張が多く、三週連続の出張。前々週は群馬で二日間、前週は帯広・釧路で三日間。今週は名古屋で三日間。 何れも仕事の内容が違うので持ち歩く資料の入れ替えで苦労する。間違えて資料がなく慌てるときもある。

 昨年の札幌以来の北海道。今回は帯広での会議と翌日には釧路と十勝、釧路地域の三日間。初日は友人の自宅にお邪魔する。毛蟹と地酒のもてなしを受け、夜更けまで久しぶりに語り合う。翌日は帯広市内での会議の後、市内のすし屋「すし富」で会議メンバーとの意見交換会。

 翌日、地元のメンバーに車で道東道「音更帯広IC」から釧路へ。道東道から眺める紅葉の鮮やかな赤が目に眩しい。関東ではなかなかにこの赤にはお目にかかれない。帯広から釧路への高速道路は全線開通していない。1/3ほどが開通しているので、残りは一般道を走ることになる。釧路と帯広の道東の二大都市が高速で繋がっていなかったとは驚きである。本別ICを降り国道274、途中から392線を山道を海辺の白糠に向かって走る。白糠からは根室本線に沿って国道38号線をメガソーラーと海を横見ながら釧路へ。

  

 約三時間の丁度昼時に釧路に到着、人気のラーメン店、米町の「いわまつ」に入る。食後釧路振興曲の駐車場に車を置き、会議の会場である「まなぽっと幣舞」に向かう。16時に会議が終了、釧路駅まで送ってもらいバスの時刻表を見ると、釧路駅からの釧路空港行きのバスが20時とのこと。さて、何処かで時間を潰さなければならない。地元に精通している会議メンバーにいいところはないかと聞くと、ただちに駅前の「だいこう」がお勧めとのサジェスト。

 「和商市場」を尻目に 17時になるのを待ち構え、駅ロータリー前の「だいこうビル」とわかりやすい店先で開店準備している板さんの後ろ姿に「入ってもいいかい?」と声を掛ける。10~15人くらいのカウンター席と奥には座敷がいくつかあるらしい。メニューが見渡せるカウンターの中ほどに座る。直ぐに奥の座敷の予約客も入ってきた。

 まずは生ビールで喉を潤しつつ、目の前のお勧めの品書きから「羅臼産メヌケの刺身」を注文。あっさりしているが適当にアブラも乗っていて旨い。肴に合う酒を目の前の品書きで探すと釧路・根室の地酒「北の勝」、「福司」がある。もともとこの地域には酒蔵が旭川や札幌ほど無く二軒だけである。今では酒造好適米を本州から仕入れてはいるが歴史的に米の生産が少なかったせいだろう。「福司」は純米大吟醸のみだという。「北の勝」は純米だそうだ。当然に純米党のオジンには北の勝である。

 まだまだバスには時間があるので、増毛の酒の「国稀」をぬる燗で注文。あわせて、釧路産「北釧産鯖刺し」を注文。生きがいいと鯖も酢で〆なくとも刺身で食せる。北国に来たありがたさを燗酒で流し込む。入るときに声を掛けたのが、「だいこう」のご主人であった。夫婦で10年ばかり前に店を譲りうけたとのこと。ご主人とも気さくで一生懸命に店を切り盛りしていて、なかなか居心地がいい店である。

 


越後湯沢の花火と苗場の湯

2014年08月31日 | お酒

 猛暑の夏も愈々仕舞に近ずいたお盆休みの真っ盛り、各地で花火大会が催されている。 ご他聞に漏れず越後湯沢でも、恒例の花火大会が開催された。長岡や燕三条と比較するまでもないが、祭と併せて地元の気持ちのこもった花火大会である。

  Img_5143 今回の旅行は、お盆ということもあり、いつものメンバーの予定が付かずに四名で道行きとなる。まずはゆったりワンボックスでアキバを出て混雑予想に反し、湯沢まで一直線で3時前には到着。友人のマンション駐車場に車を停め、廊下続きのホテルニューオータニで一風呂浴びる。早速に祭りで賑わう駅前までブラブラと歩く。駅前は出店やらステージでのショーで賑わっている。

 5時から予約の「どん呑」へ。駅前からロープウェイ方向に歩いて2~3分のところだ。一番乗り、昨秋も食事がてらに寄った店である。亀戸から移住してきた来たという若い夫婦二人でやっている。食べ物メニューも豊富だ。時間がかかるということで事前にお造りだけは用意してもらう。予約の五時きっかりに入るのが爺さん達の倣いである。

 ビールで乾杯の後、皆それぞれに焼酎や日本酒を注文。越後の地酒のほか、旨そうな日本酒が飲んでくれとばかりに傍のクーラーの中で主張している。馬刺しや炒め物などを肴に、地元の「八海山」、「鶴齢」のほか他県の酒を?む。マンションの前で打ち上げられる花火の時間もそろそろなので、いま少し飲みたいところで切り上げる。

値段も手ごろでメニューも多く、家族連れも気安く入れるいい店である。下町から移住し一生懸命な姿はに地元に根を下ろすのもまじかと確信する。がんばれ!!

 Img_5149 マンションからの花火は、大会早々に尾根から降りてくる霧様の雲に霞あるいは上半分が隠され始める。その内、音ばかりの世界で雲中でほんのりと光る花火と雲の下に零れ落ちる花火の鑑賞となる。それでも十分にビールのツマミにはなった。

 翌日は小雨の中、苗場の「雪笹の湯」に入るために三国国道を走る。昨秋のロープウェイの錦秋の鮮やかな記憶が横切る。またも小雨かの感もある。

 「雪笹の湯」。アキバの地元の後輩が、冬、夏などの季節になると手伝っている立ち寄り湯である。鉄系の茶色の濁り湯でアトピーなど皮膚炎に特に効くという。オープン時間の10時前に到着したが、快く受け付けてくれた。

 風呂は室内の大きめの浴場と木の香りも新鮮な広い露天風呂。茶色の濃さが鉄系の成分の多さを物語っている。榛名山の周りの伊香保や倉渕よりも濃く、鉄の匂いも強くタオルが洗っても茶色に変わるほどだ。露天の景色は国道を経てホテルが並んでいるので開放的とはいえないが、温度も適温でよく温まるいい温泉である。

テーブル席の休憩室で牛乳を飲んでクールダウン。玄関前の流水の盥に浸してあった冷たいキュウリ(自由持帰り)をもらって一路アキバへ。お盆帰りの渋滞が予想される中、多少の事故渋滞はあったが、昼食を高速と決めて月夜野ICから高速に乗ったためか4時前にはアキバへ無事帰着。


猛暑と津田沼駅前、またもシンデレラ

2014年08月09日 | お酒

  最近の猛暑は明らかに異常である。地球の長期気候変動周期の一環であり、CO2との因果関係には疑問を持っていた。しかしながら、2~3千年間の記録的にも、数万年単位の考古学的にも明らかに短期間での気温上昇は説明できない。

 ここ数年、水とは別に林業(Wood Job)活性化のために積極的にバイオマス活用すべきと活動してきた。そんな訳ではないが、所論はある中CO2排出、環境破壊は大きな要因との結論に達し、個人的に長い間のわだかまりも解消することとした。

  さて、猛暑の夕暮れ時、千葉での仕事帰りに昔の職場仲間を呼び出し、津田沼で暑気払いをすることになった。駅前近くのすし居酒屋「丸鮮」、仲間が使っているという。一貫100円からの寿司メニューがあるが、酒の肴も豊富である。?み仲間が逐次到着するごとに生ビールで乾杯。まずは大皿の刺身の盛り合わせと、最近の人事(ひとごと)事情を肴にビールお替り。日本酒は、天狗舞や八海山などの各地の銘酒のほか、腰古井や聖泉などの千葉の銘酒も豊富にそろっている。「純米聖泉」を飲みながら別注のひらまさ、イサキなどの刺身を突っつきながら話が弾む。〆には、しじみ汁、寿司を注文。シジミ汁は皆のハラワタに沁みるわたる。

 八時頃には満席になっている。刺身のボリュームは多少難があり、近隣他店と比較しても特別リーズナブルではないとの印象だ。ただ肴と酒の品揃えと寿司があるのが、日本酒呑みには嬉しい。

 久しぶりのメンバーとの飲み会に時間を忘れ、店を出て時間を見ると早10時近く。歌名人の仲間の一人と久しぶりに一声行こうかと、皆と別れ直ぐ近くのスナックへ。相棒は数回のようだが、オジンは始めての店。看板では1時間4千円とあった。二階の店に入り、ソファに座るなり二本後堪能な美しいアジアン女性に囲まれ乾杯。一曲200円で二人で10曲ばかり歌って、一時間と決めていたので翌日は勤務日でもあり、11時頃に1階までのお見送りの中、帰途に着く。

  なんとか12時直前にアキバの自宅へ到着。オジンのシンデレラ伝説はいまだ守られているのだ。

 


本八幡駅前の寿司居酒屋

2014年07月06日 | 居酒屋

 千葉での仕事が終わったのが丁度夕暮れ時。五時を半ば回り、そこそこに喉が渇いてきた。相棒と元職場近くの本八幡で一杯ということになった。

 市役所近くの馴染みの「とちぎや」にしようか考えたたが、珠には贅沢もよかろうと東京メトロ本八幡近くの国道沿いのすし居酒屋「すし藤乃」に入る。ビル二階の店は、職人さんとの対面メインの一般的なすし屋とは違い、仕切られたテーブル席もあり、海鮮居酒屋に近い雰囲気だ。刺身の盛り合わせを肴に、生ビールで乾杯の後、鹿児島の芋焼酎「赤兎馬」のボトルを注文。種類も豊富で見たからに旨そうだ。賑やかな大衆居酒屋とは違い、他の客の会話も届かない適度な音楽が流れている。肴の鮮度と落ち着いた雰囲気で、すし居酒屋と銘打っているだけはある。

 ボトルが空いた頃、さて次はと駅前のバス通りから市川市役所への飲み屋のメインストリートである路地へと入る。何処にしようか迷いながらも串焼きなど多彩な肴が売りの「(店名忘れる??)」に入る。10時も半ば過ぎて閉店間際でになろうか、お客はだいぶ少ない。「純米八海山」の冷酒を注文、一合枡の中のグラスにたっぷりと注いでくれる。話し好きの若い店長(店主?)が気持ちよく相手してくれる。比較的新しく開店したようだ。後日、再訪して店名記載予定。

久しぶりの本八幡、ますます大型チェーン店に侵食されていく中、頑張っている店もあり嬉しい気分である。

 


錦糸町の立ち飲み「酌」

2014年06月29日 | 囲碁

千葉での久しぶりの囲碁会で2勝2敗。遠ざかっている割には「まあまあ」のところか。恒例のアフターは、本千葉のモノレール県庁横の「総」。 久しぶりの囲碁仲間との話しも弾み、飲み放題の日本酒も相当量飲んでしまったか。8時もまわりオフ会もお開きになり、「やっぺい」にも寄らずに本千葉駅から大人しく電車の人となる。

久里浜行きの快速電車で市川を越えたあたりで、社の同僚からのお誘いの電話。新橋で夫婦で飲んでいるとのこと。それではと、彼らの千葉への帰り道の錦糸町で待ち合わせ。楽天地映画館の切符売り場前で落ち合い、京葉道路を渡りすぐの立ち飲み「酌(くう)」へ。狭い店内にメニューが処狭しと書いてある。それも値段は90円チケットの枚数表示。串ものが一枚(90円)、オジンの注文したホッピーセットが4枚、同僚の奥さんはハイボール濃い目(ダブル)で6枚。折りたたみ椅子に座りたければ1枚(90円)腰が痛い年寄りには1枚でも有難い。

小一時間ほど店で飲んでいる間、若い三人組の先客や店長と会話が盛り上がる。いい雰囲気の立ち飲みスペースだ。おかげで、翌朝に予定している屋上の高置水槽の清掃のことを、すっかり忘れてしまった。