今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

極太「鴨すきうどん」で一杯

2007年01月29日 | お酒

 JR本八幡駅の千葉寄り出口からすぐの「一茶庵」。蕎麦屋の名店である。ガード沿いには立ち食いの「一茶庵」、すぐ横には木柵の奥に古民家を店にした「一茶庵」がある。ここで「鴨すきうどん」が食べたいというメンバーの一言で席を予約。Ichikawaissa017_1

 打ち水も爽やかな木の引き戸をあけ、玄関で靴を脱ぐ。磨かれた木の廊下を一番奥の部屋に案内された。そこには東京での会議帰りのメンバーがビールを飲みながら我々を待っていた。

 「鴨すきうどん」は予約が必要とのことで2~3日前に5人前を予約。うどん、鴨肉、野菜や魚貝のザルと三つに分かれて運ばれてくる。その「うどん」たるや見たこともない極太の麺。四角い断面で一辺2cm近くはある。切り口鮮やかな極太麺である。予約の意味を了解。

 「山葵菜の三杯酢」、「鴨スモーク」、「卵焼き」など酒の肴を注文する。うどんが到着。仲居さんに「うどんは最初に入れて、最後に食べるのよ」と鍋に入れる順番(うどん、肉、野菜)を教わる。

 昔から蕎麦屋の酒は上酒と決まってる。名店と言われる蕎麦屋の酒は当時の名残で地酒はあまり見かけない。「菊正」「大関」「白鷹」などメジャーな酒が多い。この店の酒は「白鹿」である。最初は燗で頼むが、燗よりも常温のほうがこの酒はよいとの皆の評価。以降、常温で注文。

 「鴨すきうどん」の具を肴に、常温の大徳利を何本お変わりしたか判らなくなった頃、極太うどんも食べ頃になってきた。鴨のダシも十分にしみ込みこんだ歯ごたえのあるうどんも無くなる頃にはお酒はお終い。

 デザート代わりに「せいろそば」を食し、一人約7千円でした。古民家作りでの久しぶりの蕎麦居酒は楽しくもあり美味でもあった。