今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

正月の箱根で初詣

2008年01月08日 | お酒

 正月の二日、愛娘二人と共に強羅温泉で2泊の旅である。10時にアキバを立ってひたすら東名高速を西へ。いい天気に加えて正月の澄みきった空気のためか、渋谷を抜けたあたりから富士山が鮮やかに見える。駅伝で盛り上がる箱根、渋滞を避けて乙女峠から入る。御殿場ではアウトレットへ向かう車の列を尻目に乙女峠道へ。娘達、その混雑を見てアウトレットへ行こうと言わない。いい娘だ。あっという間に峠、峠の茶屋では御殿場の街を従えた圧倒的な富士の姿を暫し楽しむ。

 寄り道せず2時過ぎには強羅の宿に到着。去年の秋にも囲碁仲間と泊まり、勝手知ったるところ、すぐさま浴衣に着替えタオルを肩に風呂へと向かう。温泉は大涌谷から源泉を引き込んでいる。硫黄の匂いの少ない透明な硫酸塩・硫化物泉である。関節のこわばりに効くという。頭のこわばりにも効いて欲しいものだ。夕食、宿の正月料理を肴にちょっと多めのお屠蘇、酒は「箱根山」の冷酒を注文。ちょっと甘めではあるがしっかりした酒だ。Cimg5662_2

 翌朝、駅伝見物客がまだ動きださない頃合いを見計らい大涌谷に車で到着。駐車場はガラガラ。富士山には雲ひとつない。

 南アルプスの北岳、農鳥岳などの稜線も彼方に見える。素晴らしい景色を目に焼き付けて、一個食べるとで7年寿命が延びると言う黒卵を買って下山。駐車場は小一時間で満車。駐車を待つ車の長い列、読みは当たった。

 まだ昼前、今は立ち寄り湯を休止中の早雲山最乗寺別院初詣。お風呂の受付をしていたお大国(住職の奥方?)の体が大変なのだろうか?お元気ならば良いが。

 Cimg5693_2 ケーブルカーの終点から狭い山道を暫く行くと別院がある。強羅の街と山並みを一望できる境内の静寂な佇まいに我々一組だけ。ゆっくりと参拝し、今年1年の幸運を祈る。おみくじ、娘は大吉である。今年はいいことがありそうだ。

 車を宿に置き、強羅駅そばの蕎麦処「喜楽荘」に。。辛味大根のつゆに漬けて食べる名物「おしぼりせいろ」1260円、「おしぼりせいろ」に蕎麦味噌や蕎麦の包み揚げ等が付いた「箱根御前」2310円を頼む。車も宿に置いてあるので追加の蕎麦味噌と板わさを肴に、ここの酒「箱根山」を注文。やや甘口は前夜と変わらない。大根の辛味が不思議に蕎麦にマッチする。胃にも優しい。「喜楽荘」の駐車場に駅伝の「日本大学」の幟がはためいていた。ご主人が応援しているのだろうか。ともあれ日大は9位で薄氷のシード権確保。頑張って頂戴!!Cimg5691

 四日の昼前、強羅を発つ。覚悟していた渋滞にもまったく合わず、帰りは2時間ちょっとで東京に帰り着く。箱根は温泉も良いし近くていい。来年もまた来たいものだ。