久々の専門業界の会議も五時近くに終了。
ノビノビになり気にはしていた、今年から茅場町の財団法人に再就職したOB仲間N氏にTEL。即OK。六時に門前仲町で待ち合わせ。何処にお連れ申すかと迷う。串煮込みの「大阪屋」は生憎の休み。人気に溺れて客扱いが乱雑で気に入らないが、門仲デビューの友人にと「魚三」へ行く。外に客が並んでいるので即パス。それではとまっつぐ通りの向かいの「富水」へ直行。
表は魚屋だが店の横から入ると新鮮な刺身などを出してくれる居酒屋がある。焼き魚、煮魚、天ぷらなど魚メニューは豊富だ。オジンの奥方と昼に食事に寄ることが多い。富岡八幡や深川不動尊があるため365日開業しているので心配が無いのと魚が新鮮で旨い。足の不自由な母を連れてきたときも、店前にワゴン車を止めさせてくれる気遣いしてくれる女将がいる。めっぽう元気で明るくなる。向かいの「魚〇」とは天地違いだ。
しかし、居酒屋ブースは一杯である。そこで店の前の座敷の別館に案内されるが、今まで数回入ったことがある。別館最初の客である。相棒の再就職後、久しぶりの二人での飲みである。最初の一杯は生ビール、後は刺身を肴に燗酒。二合徳利を注文する。銘柄は多分大手メーカーの「〇鶴」か。仲間と飲むのが一義で入る店の出す燗酒はいつも旨い。旨い酒は銘柄を聞くのは野暮である。
テーブルに燗酒が運ばれるなり空になる。久しぶりの話に花が咲く。刺身をつまみ気が付かないうちに6回ほど追加注文したようだ。いささか飲みすぎたか。久しぶりの楽しい時間が過ぎ、別館、最初の客で最後の客のようだ。店を出て門仲初めてという相棒を連れて「辰巳新道」別名「しょんべん横丁」を案内する。相棒は千葉から隣町「茅場町」に解職のご沙汰の後、処替えとは云え新たな発見に目を白黒し、ときめいていたようだ。