散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
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ブログで交流/父の詩集

2014-06-15 09:31:43 | 日記
2014年6月13日(金)

 星田直彦さんからコメントをいただいた。

> 星田直彦です。
> ご紹介、ありがとうございました!
> http://tadahikostar.blog21.fc2.com/


『もちつもたれつ/カイロウドウケツ』という記事に対するもので、昨年11月14日の記事である。
こうして忘れた頃に御挨拶いただくのも楽しいものだ。

上記のURLは『雑学のソムリエ』というページのものである。星田さんは雑学の大家なんだね。
奈良にお住まいらしい。今度お訪ねしてみようかな。

***

 池下和彦さんからメールをいただいた。
 そのまま転載する。「ブラボー!」だ。

 【産経抄】父の詩集 2014年6月13日 (産経新聞1面のコラム)

 詩人の池下和彦さんが、私家版『母の詩集』を出したのは、平成9年だった。池下さんは、76歳で認知症を発症した母親を、ヘルパーの力を借りながら父親と5年半介護して、看取(みと)った。百か日の供養の気持ちを込めて発行した詩集は、以前コラムで紹介したことがある。

 ▼きのうの「朝の詩」に掲載された『記憶』という作品も、母を詠(うた)っている。81歳の作者は、節くれ立った母の手とそっくりになった、自分の手に驚いていた。父と母、どちらが詩の題材になっているのか。今年に入ってからの「朝の詩」を振り返ってみると、数で倍以上、母の圧勝である。

 ▼ところが「父の日」を前にして、池下さんから『父の詩集』(コールサック社)が送られてきた。あとがきに「世に母の詩集は山ほどあります。くらべて父の詩集の景色は、さびしいといえるかもしれません」とある。

 ▼先立った妻に、朝な夕な線香を手向(たむ)けていた。そんな父との暮らしを描いた、日記のような作品が並ぶ。もちろん母も、ここかしこに登場する。実は、11年前に亡くなった父親について思うような詩がなかなか書けず、最近になってようやくまとまったという。

 ▼池下さんは、囲碁が得意だった父に何度も習おうとした。「父は困った顔で『簡単にはおしえられないことがわかった』とひとこと/ついに囲碁の『い』もわからなかったけれど/父におそわったひとことの真理」(『真理』)。

 ▼小欄の父も囲碁が好きだった。ある日、石を盤面の真ん中から斜めにつながるように置いていく、不思議な打ち方を始めた。5つ並んだところで、「勝った」と叫んだ。五目並べをしているつもりらしい。認知症を確信した瞬間だった。その父が亡くなって、もう1年たつ。

***

 これを書いている今日は6月15日(日)、今年の父の日である。
 先日の「コペルニクス的転回」を適用すれば、僕のほうこそ息子たちと神に感謝するのが、この日の正しい過ごし方ということになる。あ、もちろん連れ合いにもだ。
 あともうひとつ、父のない子らに、天の父の特別の計らいがありますように。
 

改正国民投票法、可決成立。

2014-06-15 08:58:21 | 日記
2日もどって、2014年6月13日(金)

「憲法改正の手続きを定めた、改正国民投票法は、13日の参議院本会議で採決が行われ、自民党や民主党をはじめとする与野党8党などの賛成多数で可決され、成立しました。」
「国民投票法の改正案は、自民・公明両党と民主党、日本維新の会、みんなの党、結いの党、生活の党、新党改革の与野党8党の合意に基づいて、ことし4月に衆議院に提出されました。」
(NHKニュース)
 共産党などを除いて、ほぼ皆賛成なんだね。

 その内容なんですが、
「改正案は、改正法の施行から4年後に投票年齢を18歳以上に引き下げることを柱とし・・・」
 これが分からない。
「すべての選挙に関して18歳以上を有権者とする」のではないんだよね。こと、憲法改正手続きに限ってだけなのだ。
 何で?

 憲法は基本法であり最高法規であるのだから、憲法改正は法や政治にかかわる判断の中でも最重要なものである。
だから、「一般の選挙や投票は18歳以上だが、改憲手続きに限っては20歳以上」というんだったら、まだ話はわかる。
 実際は逆なんだよね。ヘンじゃないですか?

「原チャリは20歳以上、750(ナナハン)に限り18歳で可」と言ってるのと変わらない。

 政権党は何を狙ってるのか。
 なぜ皆、右へ倣えするのか。

 薄気味悪いこと、この上もない。