散日拾遺

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Ilfracomb(イルフラクーム)

2014-06-19 07:28:40 | 日記
2014年6月19日(木)

 KMBさんからさらに続報:

 ブルージュは、どこを切り取ってもポストカードになりそうな素敵な街です。
 添付した写真は、皆さんがお薦めのムール貝とフリッターと地ビールです。そして、たまたま通った、樽を運んでいる馬車です。ビールに関わることばかりで失礼しました。
  
 ⇒ 樽って、酒樽なんだね。

 ⇒ 次の写真は暗くて残念。曇り空は実は「明るい」ので、どうやっても風景がうまく撮れない。でも、ヨーロッパ都市の中心的要素である「広場」がよく収まっている。
 

 明日は、イギリスに戻り、Exeter(エクスター)経由でIlfracomb(イルフラクーム)に向かいます。以前お世話になりました英語学校の先生宅、海辺の美しい街です。

 ⇒ ブリテン島の西南端に突き出す Conwall 半島、その「土踏まず」の位置に例のプリマスがあり、エクスターはその少し手前(ロンドン寄り)で踝かアキレス腱あたり。Il は一見ラテン系の言葉の冠詞みたいだけれど、Ile of Wight などと同じく island を意味するのだろう。実際には海に突き出た岬の形のようだ。

 KMAさんが言及したターナーが、ここを絵に描いている。
 屹立する断崖に波濤が打ち寄せ、難破船の帆柱らしきものが波間から覗く。
 空も海に負けずに険しい表情だ。

 
  Ilfracomb(1818) J. M. W. Turner
(彫師 W.B.Cooke の為に企画された「イギリス南海岸諸景」シリーズの一つ。ロンドンのテートブリテン(旧テートギャラリー)所蔵。)