
昨日のmishkaのライヴは感動した。
ギター一本での弾き語り。
声、すごかった。
パワフルでありながら繊細な表情の声。
より乾いた質感のボブ・マーリーって感じの声。
レゲエ・ミュージックの底に脈々と流れる、
ポジティヴ・ヴァイブレーションってやつを
見事なまでに踏襲した声。
バミューダで生まれ、幼少のころから
一家でボートに乗り、学校も行かず、
カリブ海を旅して暮らしていたという経歴からか、
海を渡っていく小舟のようなフィーリングを感じた。
特にシンプルなリズムを刻むギターの中に、
そして温かいようでいて、どこか常に淡々とした歌の中に。
mishikaの音楽を「ユル~い」という言い方をする人が多いが、
ゆるいというより淡々としていると言う方がぴったりくる。
しかし淡々としたようでいて、熱い。
一見枯れているようにも聴こえるが、
そうではなく、何かを超越しているのかもしれない。
どこか仙人ぽくもある人だと思った。
目の先に何を見ているのだろう?
水平線を見ているのかもしれない。
水平線の向こうのニライカナイのような理想郷を。
海の魂の声のような気もして、不思議だったな。
めっちゃ感動したな。
その後、翌日(つまり今日)は空きの日だったので、
心が指し示す矢印に従って、
なぜかそのまま車を走らせ天川村に行き車中泊した後、
聖地・大峰山(山上ケ岳)に登った。
日本の仙人の第一人者である、
役行者ゆかりの山ということで、
仙人繋がりの今回のぼくのショートトリップだった。
で、今帰ってきたところ。


