![J_004 J_004](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/d1/fcf8909804cad765b894715c8b67d7e3.jpg)
白崎海岸から宮崎の鼻を望む。
湯浅湾一周ツアーのハイライトの10キロ区間だ。
![F_001 F_001](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/bb/54e3aabbc5a21343e78e64ce2116a47d.jpg)
昨日も湯浅湾一周35キロツアーだった。
10時過ぎまでは完全にベタナギだったが、
その後南風が吹いてきて、昼過ぎには10m/sくらいにまで上がった。
昨日は、これからいいシーカヤッカーになるであろう、
有望な方がご参加されたので問題なかったけど、
これが大勢だったらなかなか大変だったろうなあと思った。
まあどこかに上陸してヒッチハイクでもして帰ってくるというのも、
それもまたシーカヤック旅なんだけどね。
それにしても、こうやって改めて連日湯浅湾を一周してみると、
同じ湾内でも場所によって全然おもむきとかフィーリングが違うな、
ということがよくわかって面白い。
一日のうちで連続で捉えることになるから、
よりよく感じられるんだ。
ま、ぼくなんかは和歌山の海だけでももう2000回くらいは出てるんだけど、
そんな回数を重ねてるとさすがに独自に感じていることってある。
そのひとつがこのブログでもよく言う
紀伊半島における「黒潮フィーリング」ってやつだったりするんだけど、
そういう目に見えない、だけど肌でセンサーできる感覚ってのは、
いわゆるオカルトとか超自然とかとは対極のものだと思うね。
絶対音感ならぬ「絶対黒潮感」みたいなものがオレには備わってきつつあるぜ、
と言うとみんな変人扱いするけどぼくの中では割と具象なんだよ。
黒潮感ゼロの海外も頻繁に漕ぎつつ黒潮の海をホームグラウンドにしてると、
それがよくわかる。
オレしか分かる奴がいないってのが欠点かもしれないけど、
武器かもしれないと思う今日この頃。
お客様がいる限り海に出たくない時でも己を奮い立たせ、
長年コツコツやってる自分への褒美ってやつだ。
どんなゼニカネよりよっぽど高価な褒美ってあるってのが、
最近分かり始めてきたようだ。
「ぼくはリアルな黒潮詩人」
さて、昨日の南風から移行して今日は一日雨降りで、
海のコンディションもよくないけれど、
秋の天気の移り変わりは早い。
大陸からの数珠つなぎの高気圧がすぐそこまでやってきてて、
明日から数日間絶好のアウトドア日和になる。
この秋特有の数珠つなぎ高気圧がくると一年でもまれにみる
気持ちいいシーカヤックが楽しめるコンディションが整う。
パソコンを離れてフィールドに出ようぜ。