南紀から串本にかけての海は特別に好きだけれど、
ここらは海岸線のドライヴもいいね。
特に串本あたりを漕いだ帰り。
黒潮の気配が全身に残っている中で、
ちょっと黄昏の時間、車を転がすひと時の心地よさ。
途中、一番上の写真の「沖の黒島「地の黒島」のあるあたりでいつも休憩。
ここは海水ひときわ美しく、奥の黒島には見事な洞窟があるんですが、
(湯浅湾の黒島とは違う)
ここもアイランドストリームでツアーできる場所ですね。
シュノーケリングなんかすると泳いでる魚種が、
イシダイとかアオブダイのでかいやつとか多種の熱帯魚たちとかで、
なかなかそそられます。
(8月終わりあたりにツアーしよっかな)。
そして白浜近くになるとまた景色もも空気感も変わってきますが、
いきなり一番下の写真のような、
「珍奇植物研究所」なる変な場所が出てきたりして、
(実は喫茶店であり、名前が「ジャングル!!」)
これまたそそられます。
また、帰りの車の中での音楽の選曲も大事で、
やっぱり夕暮れ、黄昏の時間に見合った音を味わいたい。
この瞬間、この音という調和が大事で、
いい景観場所に差し掛かった時にたまたま似合わない音をかけてしまっていたりすると、
ぼくは今一度引き返してもう一度いい音楽をかけなおしてその場所を通ったりする。
串本・和深の入り江が続くあたりでは、西日が傾いてきたならば、
たとえばボビーハッチャーソンのこんな、
アバンギャルドかつ耳触りいいという相反した演奏を、
デカい音で、しかもまったりと味わいたいものだ。
Bobby Hutcherson - Manzanita