プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

ギリ

2007-03-13 00:57:17 | 東南アジアカヤックトリップ

 (3月12日付「帰ってきました」という記事から始まる旅記録の続きです)

 観光で有名なバリ島の右隣にロンボク島という、東京都の倍ほどの大きさの島があります。そのロンボク島の北西部の沖合いに、「ギリ3島」と言われる3つの美しいさんご礁の小島(ギリ・トゥラワンガン、ギリ・メノ、ギリ・アイル)が浮かんでいます。「ギリ」とは現地のササック人の言葉で「小島」という意味そのものを指します。

 下のいずれの写真も、ギリ三島周辺のものです。

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 ギリ三島いずれも周囲三キロから五キロの小島で、また島と島の間隔が1キロ以内と接近しており、ちょうどカヤックでぐるりとくまなく散策するのに適しています。朝からシャカリ気になって漕ぐと1日で回ってしまえますが、それでは味気ない、数日間かけてたっぷりと堪能するのがベターです。 ここをパドリングしたのはちょうど2月の中頃で、このときは物凄く暑かったのですが、我慢できなくなると海に飛び込んでシュノーケリングしていました。それが最も楽しいギリ三島のカヤッキングスタイルです。

 島の周辺には海ガメが多く、パドリングしていると何十匹と数え切れないほど、出くわしました。


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帰ってきました。

2007-03-12 17:57:04 | 東南アジアカヤックトリップ

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 こんにちは。お久しぶりです。先日、海外カヤックトリップ出張から帰ってきました。1月末にタイに入り、タイ南部はクラビー周辺の多島海で10日ほどフィールドリサーチした後、マレーシア経由でインドネシア・バリ島に飛び、そこからさらにバリ島の右横にあるロンボク島、スンバワ島、フローレス島、コモド島、リンチャ島と旅して3月頭に帰ってきました。

 上の写真は、今回の旅の片腕として活躍したフォールディング(折りたたみ)カヤックです。組み立てると写真のような立派なカヤックになりますが、折りたたむとバックパックとして背中に背負えるようにまでまとまります。もちろん飛行機やバス、フェリーなどでも運べますし、こいつが一台あると世界中の水辺が、まさにカヤックフィールドとして広がります。で、この写真のは、アルフェック社のアリュート430Tというやつです。ダイビングトリップやサーフィントリップという旅のスタイルはすっかり定着していて、「えええ??そんなところまで行っちゃうの????」というくらい辺境の僻地までフィールドとして開拓されていて、たとえばそれに関するDVDなど百花繚乱の感がありますが、その点カヤックトリップというスタイルはすっかり遅れを取っています。しかしカヤックこそ、この水の惑星「地球」の息吹をディープに体感することのできる、最良のトリップツールです。そもそもカヤックとは世界最強のネイチャートリップのツールなのです。

 まずカヤックトリップでは、普通のツーリストはおろか現地人すらも知らないような場所にバンバン行けるのが面白いです。サーフトリップやダイビングトリップと比して、カヤックトリップの場合、それよりも遥かに自由度が高いといえます。誰にも文句言われず、どこに向かおうと完全に個人の自由で、責任は全て己の腕にかかっている、という状況に身を置き続ける際の、ヒリヒリした自己信頼感がカヤックトリップの最大の醍醐味だといえます。

 ちょっとやばいくらいにブログをほっぱらかしにしていましたので、逆にしばらく今回のカヤックトリップについて書き綴っていこうと思います。

 またもちろん、アイランドストリームのツアー業務は通常通り再開しています。これから日本もいい時期になってきますので、ぜひ遊びにお越しください。ご興味がありましたらカヤック旅のお話などもさせていただきます。


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