プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

ギリ2

2007-03-13 03:11:17 | 東南アジアカヤックトリップ

(3月12日付「帰ってきました」という記事から始まる旅記録の続きです)

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↑標高3726mの活火山、ロンボク島リンジャニ山から昇ろうとする朝日(ギリ・トラワンガンにて)。ロンボク島のササック人はイスラム教徒だが、イスラム化する以前から霊峰として精霊信仰の対象となっていたという。朝焼けのひととき、まさに神秘的な火山の噴火のよう。

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↑さんごに囲まれた、典型的な南の島のフォルム。ほとんど標高がなく、白砂とヤシの木が特徴的。またはるか向こうの積雲も雨季の南の島特有のもの。これが徐々に育って積乱雲となり、午後のスコールを降らせる。

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↑で、スコールの後にはたいてい虹がでる。南の島の雨上がりの空気はなんというか、セクシーな感じがする。

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↑胸まで立ちこんで釣るスタイル。いわしのような小魚を釣っている。

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↑どこでもよく見かけるアウトリガーカヌー。海洋民族である彼らはこんなのに乗って驚くほど遠くまで行く。

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↑ここらのガキどもは、カメラを向けるとなぜか非常にノリがよくなる。またガキが4,5人いるとなぜかそのうちの一人は必ずフルチンだったりするのも面白い。

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↑ギリ三島いずれも南側ではサーフィンに適した波が立っている。インド洋から入ってくるスウェルだ。


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ギリ

2007-03-13 00:57:17 | 東南アジアカヤックトリップ

 (3月12日付「帰ってきました」という記事から始まる旅記録の続きです)

 観光で有名なバリ島の右隣にロンボク島という、東京都の倍ほどの大きさの島があります。そのロンボク島の北西部の沖合いに、「ギリ3島」と言われる3つの美しいさんご礁の小島(ギリ・トゥラワンガン、ギリ・メノ、ギリ・アイル)が浮かんでいます。「ギリ」とは現地のササック人の言葉で「小島」という意味そのものを指します。

 下のいずれの写真も、ギリ三島周辺のものです。

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Zzzzasz

 

 

 

 

 

 

 

                

 ギリ三島いずれも周囲三キロから五キロの小島で、また島と島の間隔が1キロ以内と接近しており、ちょうどカヤックでぐるりとくまなく散策するのに適しています。朝からシャカリ気になって漕ぐと1日で回ってしまえますが、それでは味気ない、数日間かけてたっぷりと堪能するのがベターです。 ここをパドリングしたのはちょうど2月の中頃で、このときは物凄く暑かったのですが、我慢できなくなると海に飛び込んでシュノーケリングしていました。それが最も楽しいギリ三島のカヤッキングスタイルです。

 島の周辺には海ガメが多く、パドリングしていると何十匹と数え切れないほど、出くわしました。


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