(やまあいの SLにのる ゆきばんば)
「雪女」は、雪娘、雪女子、雪女郎、雪姉さ、つらら女などとも呼ばれ、若く美しい妖怪で、全国の雪の降る地域に説話として伝承されている。
「雪婆」(ゆきばんば)は、雪女郎や雪女の年寄り版の妖怪。又、綿虫、ゆきんこ、雪虫、しろばんば、などと虫の名としても呼ばれている、「トドノネオオワタムシ」が飛び始めると、初雪が降り、雪女や雪婆が現れるのだそうである。
一方「雪男」は、UFOと同様存在すると信じられているが、人里離れた山奥に住む、全身毛むくじゃら、直立二足歩行するという未確認動物のこと。
従って、「雪婆」には、妖怪と綿虫の2種類ある。とすると、この句の場合「雪婆は綿虫」、と考えるのが自然だろう。妖怪やまさか、自分のことを雪婆に例えているのではあるまい、とは思うが・・・・・・
クマザサ(熊笹) イネ科ササ属