一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1497  第224回 4月 岩戸句会

2015年05月01日 | 岩戸句会

夜桜やアルミニュウムの投票箱    炎火 

春爛漫進化途中の動物園

 

老兵の囲む盤面飛花落下       薪

皿一枚烈しく割れる花の冷え

 

葱の花全校生徒十二人        稱子

再会はハチ公前や春ショール

 

ネギ坊主おねだり上手な人だこと   洋子

花筏ストローでビール飲む男

 

つばくらめシャッター少し空いており 章子

雨降れど今日も通院葱坊主

 

割引のランチ旗振る花吹雪      豊春

耕耘の捗り計る葱坊主

 

知らぬ間に路に迷へり春時雨     一煌

きみの手のひらにひとひら花吹雪

 

紗をまとい水彩パレット春野原    鼓夢

黄を散らす遍路の径を二人連れ

 

白牡丹二つ並んで目玉焼き      余白

神田川白く染め上げ桜屑

 

録画から何を消そうか花の雨     雲水

一坪の家庭菜園ネギ坊主

コメント
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