「水脈」とは、① 地層中の、地下水の流れる道筋。(すいみゃく)
② 船舶の航行した後にできる道筋。ふなみち。(水尾・みお)
③ 川,海,湖沼の底に、水流によってできる細長い溝で小型船の航行に適する(澪・みお)
さて、よくよくこの句を考察してみると、「水脈送る」の主語は、蕗の薹か作者か、という問題にぶち当たる。どちらともとれるから構わないが、それによって意味が全く変わって来る。
私は,見送ったのは作者で、水脈に関しては、地上又は地下水脈①を選んだが、作者に聞くと、海を行く船舶の水尾➁で、見送ったのは蕗の薹だそうである。
ヒマラヤユキノシタ、でした。
清枝さん、教えてくれて有難うございます