一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2068  ひとりには一人の音す星月夜  未翔

2019年06月08日 | 

  この句の作者も、俳句の美女軍団BMJの会員。さて、この句、孤独、内省的、哲学的と言えるかもしれない。

  作者の立ち位置は、「星月夜」によって屋外かもしれないが、「一人の音す」によってたぶん室内ではないだろうか、と想像される。具体的にどんな音か、幅が広すぎて難しいが、無理して巡らせば、自分が出している音、例えば台所で野菜を切る音、水の音、又洗濯物をたたむ音などが浮かぶ。つまり「独り」を使っていないので、意外と安心、安楽な作者のこころが浮かんでくる。

ムラサキシキブ(紫式部)

コメント
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