世の中には、不思議な曲が沢山ある。例えば「テネシーワルツ」である。英語だから、特別歌詞の意味を調べようともせず、長い間聞き流していた。
ある時、詩の意味が気になり、調べて見て驚いた。
わたしの愛しい人と
テネシーワルツを踊っていたら
古い友人と偶然出会った
彼女にわたしの愛しい人を紹介して
二人は一緒に踊っていた
そして友人はわたしから彼を奪ったの
世界で大ヒットした名曲と言えるが、友人に恋人を盗られた実に情けない詩だったのである。日本の歌謡曲にも失恋や恋人に捨てられて嘆くような詩の曲が結構大ヒットしている。例えば「少しは私に愛を下さい」である。共通点は、作詞家が男性で主人公は女性。典型的な哀れな女の歌である。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)