一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2988  老犬の屁の臭過ぎる四温かな  釣舟

2023年03月04日 | 

 老いてゆく12才の犬を見るのは悲しい。車が大好きなデンちゃんで、どこへ行くにも必ず連れて行くが、楽々乗れていた車に乗れず、ドスンと尻もちを付いてしまう。今までなかった下痢が増えた、などである。とんでもなく臭いおならもその一つ。但し、食欲が変わらないのが唯一の救いです。

 句会にこの句を出したら、「デンちゃんが可哀そう」と言われてしまいました。黙っていたけれど、「本当に可哀そうと思っているのは、面倒を見ている私だと思うよ」四温という季語に「デンちゃん、今日は暖かくて良かったね」という思いを表したつもりだったけれど、逆に、非情の飼い主と思われたようである。

 

 


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