一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2987  梅探るこの世に独り遺されて  佳津子

2023年02月23日 | 

 地球上に80億の人々が住んでおり、イヌやネコなど様々なぺっトも相当いる。自然界には野生の小鳥達や動植物もいるのに、この世に作者は一人取り遺されたという。

 「都会の孤独」という言葉がある。沢山の人々がいても、孤独感はなくならない。フランス語の「デラシネ」「根無し草」は都会の孤独と似ている。「ひとりぼっち」より「おひとりさま」の方が孤独を享受している感じもする。

 父母すでに亡く、元々兄弟姉妹もなく、子孫はなく、そして最愛の夫も亡くし天涯孤独となりました。まして、親しい友人もいないとなれば正に天涯孤独である。

 しかし、作者はどうやら孤独感はないようである。つまり、「今日という日の探梅を楽しんでおります。運よく健康に恵まれ、俳句仲間に恵まれ、おひとり様を楽しんでおります」そんな感じの句ではないだろうか。

節分で鬼にさせられたデンちゃんです。散らばった豆を大喜びでせっせと食べています。


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