少年時代に野球を始める少年は、1学年単位でおよそ全国で男子60万人だから、その10分の1として約6万人。
その中から、5400ある全国の高校の野球部に入るのは、多く見積もっておよそ5万人。その中から甲子園に行けるのは、49校補欠も含めておよそ1,000人。
その中からプロ野球に行けるのは、およそ60人。彼らを出世したとして、出世できたのは、およそ1万人に1人の確率である。
更にイチローのように、10年に一人いるかいないかの逸材として、メジャーリーグで活躍できる選手は、数百万分の1となる。
たぶんどんな世界でも、この確率は大して変わらず、出世できない人の方がはるかに多いのである。だから、出世などしないで呑気に暮らし、鮟鱇鍋をつつくのが本当の幸せというものである。
出世して、伊良部のように自殺してしまう不幸になる確率が、結構高いことを忘れてはならない。
キダチアロエ(アロエ科アロエ属)