Jアラートは、弾道ミサイル攻撃に関する情報やその他の緊急情報を、人工衛星及び地上回線を通じて全国の都道府県、市町村等に送信し、市町村防災行政無線等を自動起動することにより、人手を介さず瞬時に住民等に伝達するシステムである。
しかし、例えば北朝鮮のミサイルは、発射からおよそ十分で日本に着弾するから、ミサイル発射を確認し、Jアラートを伝達しても、手遅れなのである。では何故日本政府は、そのような無能なJアラートシステムを開発し配備するのか、又、撃ち落とすことの出来ない地対空ミサイルパトリオットや旧式トマホークを大量購入するのか。
いずれにしても日本が、アメリカに勝てないことが分かっていても太平洋戦争に突き進んだように、政治家は国民の命や平和、日本の将来のことなどは全く考えておらず、時の経済界の権力者の言いなりになっているだけなのである。
ロシアとウクライナの戦いを見て分かる通り、権力者は敵を作って殺そうとし、国民を戦争に駆り立てて殺されることを平然と行うのである。権力者は国が滅びようが、人類が滅びようがどうでもよくて、今だけ、金だけ、自分だけなのである。
岩戸句会第五句集のはしがきに書いたように、ホーキング博士の「人類に残された時間は、百年しかない」という言葉が、増々現実味を帯びてきた。
タツナミソウ(立浪草)