一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

3041  第五百回 多留男会 2月句会 2024、2,27

2024年03月03日 | 多留男会

雪舞ひて巷の明かり小踊りす   信天翁

春立つを群なす小鳥木から木へ   〃

    

晴れ渡り陽の匂ひ立つ蕗の薹   黒薔薇

桜貝メモリーそっと玉手箱     〃

    

一つだけ子に詫びたきや冬苺    紅 

リハビリやガラス戸越の春隣    〃

 

人去りて瀬音もどりし梅の径    凛  

もろともに齢重ねし梅なれば    〃

     

小鳥カフェメジロこぞって雨水かな  伊豆山人 

落椿地面にえがく万華鏡        〃

 

大山を冬靄包み空青し       流水

春雨に瞳も濡るる今宵かな     〃 

  

おっととつまずき喜寿の二月かな  心

春風やしとどの窟教えおり     〃

 

侘助や一つ手折って妻の元    コトリ 

蕗のとう揚げてビールと父の笑み  〃

       

春時雨傘ささぬ子等黙し行く    豊狂 

三輪車スケボー横に蕗の薹     〃

    

育休のパパ抱く吾子はホッカイロ  淡白 

寒暖差大きい時に足湯あり     〃  

 

大鬼が小鬼を抱いて節分会      釣舟

春冴ゆる眼耳鼻舌身第六感      〃

 


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