一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

359   銀漢や猫のジョバンニ椅子に眠る

2011年09月07日 | 

(ぎんかんや/ねこのジョバンニ/いすにねむる)

銀河鉄道の夜      宮沢賢治

「ではみなさんは、そういうふうに川だと(い)われたり、(ちち)(なが)れたあとだと(い)われたりしていた、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知(しょうち)ですか」先生は、黒板(こくばん)につるした大きな黒い星座(せいざ)の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯(ぎんがたい)のようなところを(さ)しながら、みんなに(と)いをかけました。
 カムパネルラが手をあげました。それから四、五人手をあげました。ジョバンニも手をあげようとして、(いそ)いでそのままやめました。たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌(ざっし)で読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、本を読むひまも読む本もないので、なんだかどんなこともよくわからないという気持(きも)ちがするのでした。

 

続きは、以下でお読みください。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43737_19215.html

 

 

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)

 


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